山田涼介『ハガレン』実写化“賛否の声”に吐露「反省につながり、自分の成長にもなる」

山田涼介インタビュー

 主演映画『鋼の錬金術師』が前作から5年、ついに完結する。主演・山田涼介の原作の大ファンだからこそのこだわりと、熱き思いとは――。

 映画『鋼の錬金術師 完結編 最後の錬成』(6月24日公開)に主演する山田涼介。完結編二部作連続公開の後編で作品は大団円を迎える。

 荒川弘原作の世界的ベストセラーコミックを映像化。錬金術が存在する架空の世界を舞台としたダーク・ファンタジー。

 2017年に山田主演で実写化され興行収入約12億円の大ヒットを記録した。

 続編となる完結編は5年越しで実現したが作品への気持ちが途切れることはなかったという。

最大のリスペクトを込めて作り上げた作品

「1作目はさわりの部分。まだ始まったばかり。■原作の奥深さや魅力を知ってもらうためにもエピソード1だけでは悔しい思いもあったので、最後まで描き切れることができてうれしいです。撮影は2年前でしたが、ようやくできたという思いで感慨深いです。

 僕ら演者は撮影が終わればそれきりになるけど、スタッフのみなさんはこの2年間ギリギリまでCG製作や編集作業に追われ闘ってくださいました。寝る間も惜しんで完成させてくださったことに感謝しかないです」

 山田自身が原作の大ファン。実写化は配役や作品に対して賛否の声が上がることも多い。

「そういうことは十二分にわかっているつもりです。■こちらの意図や思いを込めて作ったとしても受け取る側の自由。(原作ファンや観客の)いろんな意見は反省につながり、自分の成長にもなると思っています。

 主役としてやるからにはビビったり、気負いすぎてもいい作品はできないと思うので、自分ができる最大のリスペクトを込めて作り上げた作品です」

 山田演じる主人公のエドは、史上最年少で国家錬金術師の資格を得た天才錬金術師。禁忌とされている人体錬成により失った手足と弟アルの身体を取り戻すため兄弟で旅を続けている。その兄弟の結末が完結編で描かれている。

「原作は27巻ありすべてを描き切るのは難しいけど、完結編は原作ファンの僕としても終わり方を含めて納得しています」

スケールアップした実感はなかった

 役作りのためクランクインの半年前からパーソナルトレーナーをつけてバルクアップ(筋肉を肥大させて身体を大きくする)に取り組み、体重を15キロ増やして48キロから63キロになった。肉体改造で用意された衣装のサイズが合わず新調されたほどだ。

■「直前に映画『燃えよ剣』の沖田総司役で減量していたので、説得力をもたせるための行動でした。週4、5回の筋トレもしたけど、ドラマの撮影と並行していたので大変でした」

 本田翼、ディーン・フジオカら1作目からのメンバーに加えて完結編では新田真剣佑、舘ひろし、内野聖陽ら豪華俳優陣が顔をそろえる。

 兄弟の父親ホーエンハイムと国家を裏で操る最大の敵“お父様”の2役を演じる内野には撮影前に「どんどんこいよ」と声をかけられたという。

■ 内野と対峙し、死闘を繰り広げるシーンは最大の見どころだが「楽しかったです」と山田。

 スケールアップした迫力の映像は、CG用グリーンバックで撮影された。

「想像以上に何もない場所での撮影なので、演じているときはスケールアップした実感はあまりなかったですね。絵コンテを確認しながら1カットずつ時間をかけて撮っていく特殊な現場で、雪に足をとられながら歩くシーンではイメージを膨らませてゆっくり歩く。演技する以外にも想像力が必要でした。

 僕は『暗殺教室』や『大怪獣のあとしまつ』でもグリーンバック撮影だったので抵抗はなかったけど、経験したことがない内野さんに説明をしながら撮影していました」

 原作への思い入れとともに主役の責務を全うした。

■「演じたくても演じられない人がいるなかで選んでいただき、ありがたいと思っています。映画はCGやアクションだけではないヒューマンストーリーが芯になっている。実写でしか伝えられない、人の心に訴える気持ちを込めた一生ものの作品だと思っています」

 代表作は“ハガレン”に!!

■スピンオフはあり!?

 原作27巻の描き切れなかったストーリーがスピンオフになる可能性については「完結編と銘打っているから、僕はないと思っています」と山田。

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