宮迫博之「何をやっても裏目」の状況でも“社会奉仕アピール”に執心するワケ

宮迫博之

 お笑い芸人の不祥事から所属事務所の内紛に発展した“闇営業騒動”。

 第一報から2か月たち、収束はもちろん、事態は特に新しい展開を迎えないまま、世間もそろそろ“飽き”が来ているようにも感じられる。そしてここにきて出始めたのは「宮迫が一番悪い」という声。“宮迫博之のウソ”が騒動をこんなに大きくしてしまったというのだ。

 彼が田村亮と一緒に開いた記者会見も、直後は同情票が集まったが、いまでは

「亮はあんなにやつれていたのに宮迫は元気そうで、反省している感じがしなかった。信用できない」、あるいは「宮迫は演技をしているように見えたし、自分に向けられた矛先を吉本興業にすり替えようとしていた」などという声がネット上だけでなく、芸人の仲間内からも吹き出ている。

■「何をやっても胡散臭い」

 そんななか、宮迫の現在はというと、8月4日に茅ヶ崎で行われたフラダンスのイベント会場に現れ、振込詐欺防止のチラシを配る啓蒙活動を行なっていたことを『週刊新潮』が写真付きの記事で報じた。さらに翌日にも次長課長・河本準一らとともに岡山でボランティア活動に精を出したことを自身のツイッターで報告している。

 しかし、ネット上ではまたもや「■宮迫が詐欺防止キャンペーンか。正直何をやっても胡散臭くしかみえない」「■出てくるには早すぎる」という意見も数多く見られた。

 確かに謹慎中にただじっとしているよりは社会に貢献するほうがいいかもしれないが、『新潮』の直撃取材に対して、復帰はいっさい考えていないとしながら、

■《いまはとにかく、ボランティアや啓蒙活動を頑張っていきたい》 

 とアピールしてみたり、活動の様子をツイッターで自ら発信したりと、早くもイメージアップを図ろうとしているようにみえる。

■ しかし、まだ自身が火種となって勃発した吉本の“お家騒動”真っ只中にも関わらず、自分のしたいことを優先させるというのは、「闇営業の際についた嘘」や「会見で行なった会社批判」といった一連の自己保身のためにとった行動と重なってみえる。 

 そこには一刻も早く芸能界復帰を目指す宮迫の“焦り”が伝わってくるのだが、それには彼なりの事情があるという──。

 新たに金塊強奪犯とギャラ飲み報道が出た際、吉本は、

《万一にも、一部報道が事実であれば、先日、会見の場で発表させて頂いたマネジメント契約解消の撤回についても、再度検討せざるを得ない状況です。しかし、我々としては宮迫氏の主張を信じ、同じテーブルについて頂けるよう、引き続き打診を続けていきたいと考えております》

 と回答したが、会社の内情はというと、

「■吉本上層部は、宮迫さんの“嘘”や“暴露会見”にそうとう激怒しているといいます。コメント上では話し合いを続けるといってはいますが、契約解除は撤回しない話も出ているとか。今までは稼ぎ頭だったかもしれないですが、この状況ではテレビ復帰もしばらくは難しく、収益にもならないですし。

■ オール巨人さんも宮迫さんに堂々と苦言を呈するなど、古参の芸人たちからの風当たりも強い。社内のそういった動きを宮迫さんが感じていないわけはないと思いますよ」(元吉本関係者)

 仮に吉本をクビになったとして、別の事務所に所属するにしても、フリーで活動するにせよ、仕事を継続するにはイメージアップを図る必要がある。会社の命令で謹慎しているヒマはないということだろうか。

 宮迫は前述した新潮の直撃に対し、

■《引退はしていませんから、みなさんの役に立つことができたうえで、遠くない未来にそういうことがあれば……》

 とも語っているがーー。

 世間の反応を見る限り、やることなすことすべて裏目に出てしまういま、静かに謹慎していた方がいいのではないだろうか。

<芸能ジャーナリスト・佐々木博之>
◎元フライデー記者。現在も週刊誌などで取材活動を続けており、テレビ・ラジオ番組などでコメンテーターとしても活躍中。

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