KinKi Kids、松本潤、山下智久らが“後輩プロデュース”に精を出す理由

(写真左から)KinKiKids・堂本剛、堂本光一、嵐・松本潤、関ジャニ∞・横山裕、山下智久

 歌って踊るのがジャニーズタレントの仕事──。どうやら、そんな時代は終わりつつあるようだ。

「最近は、主に30代半ばのタレントが後輩のグループやジャニーズJr.のコンサートをプロデュースしたり、楽曲を提供するケースが多いです。今年からJr.の育成を手がける『ジャニーズアイランド』の社長に就任した滝沢秀明さんをサポートしているように思えます」(芸能プロ関係者)

■堂本剛はA.B.C-Zに、山Pは美 少年に楽曲提供

 KinKi Kidsの2人がその代表格だ。

「■今年9月に行われた舞台『DREAM BOYS』で、堂本光一さんが演技指導と演出をサポート。今年はKing&Princeの岸優太さんが主演で、光一さんは、自分の成功体験を熱く語りながら後輩たちに細かい演技の所作を教えました。10月には、台湾で行われたHey! Say! JUMPのコンサートの総合演出も担当するなど、後輩の育成に力を注いでいますよ」(同・芸能プロ関係者)

 相方である■堂本剛も、後輩の活躍を陰で支えている。

「■10月に行われた舞台『ジャニーズ伝説2019』に出演したA.B.C-Zに、新曲『You…』を書き下ろしました。7月に亡くなったジャニー喜多川社長へのメッセージや事務所への思いも込められています。大先輩に曲を作ってもらったことで、メンバーは感激していたそうです」(スポーツ紙記者)

 嵐の■松本潤は、Jr.のためにはるばる海外まで足を運んだ。

「今年8月10日にアメリカのロサンゼルスにある『リトル・トーキョー』で『二世週祭』が開催されました。■日本の伝統芸能や文化を披露するイベントで、Jr.の『美 少年』がゲスト出演。松本さんは彼らに演技の指導をしたんです。『二世週祭』は、ジャニー社長の父親が立ち上げたもので、松本さんは、“社長の代わりに自分がイベントに立ち会う”と決意したといいます」(同・スポーツ紙記者)

 ■山下智久は、楽曲提供でプロデューサーとしての腕を発揮している。

「■5月13日にNHKのBSプレミアムで放送された『ザ少年倶楽部 20周年蔵出しセレクション』でJr.のプロデュースをすることを発表しました。最近は、『美 少年』の楽曲を作っています。もともと彼は自分の曲の作詞・作曲をしていましたが、今度は後輩のためにひと肌脱ぐことにしたようです」(ワイドショー関係者)

 関ジャニ∞の■横山裕と■大倉忠義は、関西ジャニーズJr.の育成に取り組んでいる。

「■昨年の秋に行われたコンサートでは、大倉さんがライブ全体の構成、横山さんが企画コーナーを担当しました。それぞれが力を入れるグループもあり、大倉さんは『なにわ男子』にダンスの振り付けをアドバイスし、横山さんは『Aぇ! group』の舞台の企画や演出を務めています」(同・ワイドショー関係者)

■ジャニー社長の“教え”を後輩に継承

 エンターテイメントの最前線で活躍していた彼らが、なぜ今プロデュース業に力を入れているのだろうか。

「■かつてはジャニー社長や名のある振付師がJr.に指導をしていました。しかし、社長が亡くなって振付師も一線から退き、ジャニーさん流の教えを伝えられる人が少なくなってしまった。そこで、■彼の教えを受けたタレントたちが後輩に継承しようとしているのではないでしょうか」(前出・芸能プロ関係者)

 ビジネス評論家の山田修氏は、タレントがプロデュース業に関わるようになった背景には、2つの要因があると指摘する。

「■1つは、ジャニーズ事務所で経営者の世代が交代したことです。事務所の経営の第一世代は、ジャニー社長と彼の姉であるメリー喜多川副社長でした。企業の経営はメリーさんが担当して、ジャニーさんはタレントのプロデュース業に専念していました。彼が亡くなって、9月に滝沢さんが副社長に就任し、プロデュース業に関して世代交代が行われました。

■ しかし、第一世代より組織が巨大化し、滝沢さんひとりでは負担が重すぎるため、業務分担することになったのではないでしょうか。300人以上いるJr.の中で、活躍する人材を生み出すためには仕組みを強化しなければなりませんからね」

 2つ目は、優秀なタレントたちへキャリアパスを提供することだ。

「■タレント全員にセカンドキャリアを用意することはできませんが、後輩を育てることができる優秀な人には、プロデューサーという中間管理職として、キャリアパスを示してあげるのです」(山田氏)

 第一線で活躍するタレントが、将来アイドルであることに限界を感じたときも、プロデューサーというセカンドキャリアがあれば事務所を辞めず、裏方として第2の人生を歩めるかもしれない。

■新社長・滝沢秀明が示す新しい道

 芸能ジャーナリストの佐々木博之氏は、3つ目の要因として“滝沢改革”をあげる。

「■滝沢さんがジャニー社長の代わりになって、個々のタレントの能力を引き出そうとしているのだと思います。プロデューサーに関しては、光一さんや松本さんをはじめ、セルフプロデュースにたけた人を選んでいる印象です。そうすれば、ジャニーズ全体が盛り上がります。誰かがそこで成果を出せば、“自分もやりたい”と考える人も出てくるはず。■アイドルであることに不安や限界を感じている人にとっても、新しい道を示すことにつながるのでは」

 4つ目は、新たなファンの獲得だ。

「外部の有名なプロデューサーに頼む方法もありますが、業界内で有名な人でも一般の人には認知度が低いことが多い。その点、■現役のジャニーズがプロデュースするとなれば、名前を出しやすいですし、プロデュースしたタレントのファンが来ることも期待できます。例えば、松本さんがJr.の公演をプロデュースすれば、彼のファンが訪れる可能性が高い。ジャニーズ事務所は先輩、後輩を大事にする事務所ですから、後輩を引き立てることにもつながります」(佐々木氏)

 最前線を走るタレントたちにプロデュースされたJr.が活躍するのが楽しみだ!

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