有安杏果 「結婚インタビュー」で露骨に押し出した“夫婦ふたりだけの世界”

ももクロ時代に『桜をみる会』に参加した有安杏果('17年)

 なんだこの結婚ラッシュは! 11月22日(いい夫婦の日)に壇蜜が入籍していたことを報じられて以降、メイプル超合金の安藤なつ、オードリー若林正恭、そしてイモトアヤコと連日、めでたいニュースが入ってくるという異常事態が続いている。ワイドショーのスタッフは息をしているのだろうか。心配だ。

 そのラッシュに乗じて(?)元ももいろクローバーZの有安杏果も結婚を発表した。お相手はかねてから交際を報じられていた40代後半の精神科医だという。ふたりの年齢差はなんと25歳、高橋ジョージと美佳(24歳差)超えだというから驚きだ。

■ももクロ脱退と個人事務所『アプリコット』設立に

 昨年の1月に「普通の女の子に戻りたい」とグループを脱退し、芸能活動休止を発表。しかし、そのわずか1年後の今年1月にソロ活動宣言をしたかと思えば、翌月に交際が報じられることになった。ズバリ、タイトルは■《有安杏果 ?精神科医(48)と「禁断の愛」》(FRIDAY)である。精神科医と患者という間柄や、彼が有安が所属する個人事務所の社長に就任しているということもあり、世間から“洗脳されているのでは?”という憶測も呼んだ。

 思うに、これが「40代後半文具店店主」であったり、「20代後半イケメン精神科医」だったらもう少しイメージが変わっていたのかもしれない。「40代後半」と「精神科医」が組み合わさった途端になんだか強烈なインパクトを発揮してしまう。■《心酔ツーショット写真》といった記事が出たりで、若干煽られている感も否めないが……。

 そんな賛否が飛び交うなかでの結婚。発表となった11月24日に、とあるネットニュース記事が公開された。

■《有安杏果、結婚を発表。その経緯、お相手など、赤裸々に語る》(CINRA.NET)

 その内容はというと、タイトルに全く見劣りしない赤裸々っぷりであった。出会いから付き合ったきっかけ、両親の反応やプロボーズの言葉、もし子どもができたら? といった突っ込んだ質問の数々。なかには「洗脳と言われてどう感じた?」といった問いや、ももクロ脱退の1年前から個人事務所『アプリコット』を設立していたことにつけ「独立の準備をしていた?」といったものまで、聞かれ放題ぶっちゃけ放題なのである。

■「洗脳」「独立準備」説に反論!

 インタビューで有安はふたりの関係性を「洗脳」呼ばわりされたことに対し、強い否定を示しながら、

《■「洗脳じゃないです」って言葉で言うよりも、実際にライブで見てもらったり、私が発信していく、表現していくもので感じてもらうしかないなって》

 とカッコよく返す一方で、「独立準備」のほうに関してはかなり具体的な言葉を尽くした説明をしている。長いが、以下に一部を引用したいと思う。

《■2017年3月からは私のレッスンの手配のために、2018年6月からはJASRACへ著作権などの権利の管理委託をするために、必要となった登記変更をしているんですよね。2018年10月頃に活動始動を決め、最終的に今年の1月から個人事務所でやっていくことにしたので、1月15日の活動始動発表の前に個人事務所としての活動ができるための登記に変更しました。グループ卒業前に独立の準備をしたことはありませんし、アプリコットの設立も、2017年と2018年の登記変更も、個人での活動始動とは関係ないんです》

 インタビュー記事というより、裁判の陳述書のようである。すさまじい情報量に頭がこんがらがってくるのは私だけだろうか。むしろそれが狙いなのかもしれないが、とにかく機械的な受け答えだ。「洗脳」や「独立画策」を否定したい気持ちがあるのはわかるが、説明過多が■“言いたいことを全部書いてもらっています”感を強めてしまっている。

 ■そこに浮かび上がってくるのは個人事務所がゆえの『マネジメントの不器用さ』ではないか。夫婦二人三脚だからか、客観的視点に欠けてしまっているようにみえてならない。もはや洗脳というより、ふたりで自分たちの世界に入り込みすぎたがゆえの盲目状態。ただでさえ反感を買いやすい状況にも関わらず、執拗(しつよう)にラブラブぶりをオープンにする必要もあったのだろうか……。 

 かつて交際発覚した際に、誹謗中傷をしてきたTwitterのフォロワーを無言でブロックしまくったことが話題になった彼女が今度は一転、何かと発言しまくるほうに180度方向転換をはかったわけだ。最近、テレビで9年間続く夫婦愛のエピソードを明かし、ついには賞賛されるようにまでなった加藤茶・綾菜夫妻(45歳差)に倣ったかたちだろうか。真意やいかに。

〈皿乃まる美・コラムニスト〉

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