飯島直子「私くらいになると…」50歳を過ぎて“母親役”を演じる気持ちを語る

飯島直子 撮影/高梨俊浩

■「20代、30代は駆け抜けました! 今は時間にも余裕ができましたし、“スローライフ”を送っています(笑)。お仕事とプライベートのバランスは、すごくいい感じです」

 そう話しながら可愛らしい笑顔を向けるのは、現在、女優として活躍する飯島直子(51)。昔から変わらぬそのスタイルと美しさに驚いていると、

「全然保てていないです。あんまり近くで見ないで〜!(笑)」

 と恥ずかしそうに顔を伏せるが、その姿もまた、可愛らしい。

■長渕剛に“言ってしまった”言葉

 そんな飯島が次に出演するのは、長渕剛が20年ぶりに映画主演を務めた『太陽の家』。主人公・信吾の妻・美沙希を演じており、

「長渕さんとは今回の作品で初めてお会いしました。ずっと違う世界の方というイメージがあったので、実際お会いしたときは“あぁ、実在していたんだ”って(笑)。怖そうに見えて、実はとても優しくて。気遣いもすごいんですよ。それでいて、芯がブレない強さもあって、男らしい方でした」

 劇中では、しっかり者の妻を好演。なんと長渕を平手打ちするシーンも……!

「NGを出して、3回も叩いちゃいました(笑)。1回目は私がセリフを噛んでしまい、2回目は長渕さんが目をつぶってしまって。そのとき私が “意外と気が小さいのね”って言ったらしいんです。そんな失礼なこと……全然覚えてないんですけど、ご本人にこの前、言われました(笑)」

 ガツンと家族に言う場面もあるが、飯島自身はあまり人に強くは言えないタイプだそう。

「私もああやって言えたら、ストレスもないんですけどね(笑)。■人を正すとか叱るのって、すごくエネルギーを使うじゃないですか。私はそういうことから、つい逃げ腰になっちゃう。だから強い女性というものに憧れます」

■50歳を過ぎてから

 近ごろは“年ごろ”の子どもを持つ母親の役も増えてきた。

「30代のときも母親役をやったことがあったんですが、そのときは小さい子のお母さん役で。でも、もう私くらいになると、こんなに大きな子がいてもおかしくないんだなって改めて実感しましたね」

 そういった変化は、プライベートでも?

「■しーちゃん(工藤静香)とは長いお付き合いで、年に1回くらいは彼女のライブに行っていて。しばらく会えない時期も続いたんですが、最近はまた一緒にごはんに行くようになって。それがランチなんですよ! 昔は夜だったのに(笑)。彼女も2人のお母さんですから。そういったところにも、変化を感じますね」

 50歳を越え、大人の女性としてますます魅力的になっていく飯島。上手な年齢の重ね方は?

「■ストレスをためないことかな? 50歳を過ぎてからは、自分に無理を課さないようにしていて。そのほうがきっと生き生きしていて毎日楽しくていいじゃない? って(笑)。

■ “忙しい”って漢字は心を亡くすって書く。忙しいのはいいことかもしれないけど、忙しすぎると、心がなくなってしまうので。今は、何でもひと呼吸おいて考える時間を大切にしています」

 女優として、今後の展望を聞いてみた。

「“当て書き”ってあるじゃないですか。そうではなくて、まったく自分とは別のタイプの役をやってみたいです。そこで新しい発見があったら、すごく面白いなって。そういった、自分からは想像つかないような役に、チャレンジしていきたいですね」

■■1月17日(金)全国公開
映画『太陽の家』

映画『太陽の家』 (c)2019映画『太陽の家』製作委員会

大工の棟梁・川崎信吾(長渕剛)は、普段は職人気質の強面風だが、実はやんちゃで好みの女性にはちょっと弱い。そんな彼を支えるのは、しっかり者の妻・美沙希(飯島直子)とその娘。ある日、信吾は小さい息子を女手ひとつで育てる芽衣(広末涼子)に出会うが、人情に厚い彼はその親子を放っておけず――。

ヘアメイク/馬田恵美、スタイリスト/安井いち子
衣装協力/A.I.C(エーアイシー)、ダイアナ(ダイアナ銀座店)、NATURALI JEWELRY 新宿高島屋店、anapnoe(アナプノエ)

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