山崎静代 相方・山里亮太の“株上昇”に怒りも、今年の目標は「結婚」

山崎静代

 昨年、相方・山里亮太と蒼井優の結婚で、世間からその人間性が絶賛されたしずちゃんこと山崎静代。ここ数年、コンビとしても再び活躍し始めたふたりの仲に起こった変化とは。そして、芸人・女優としても活躍し続ける山崎静代の『過去』と『現在地』は──? 生しずちゃんに直撃取材を試みた!(以下、「」内はすべてしずちゃんの発言)

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 しずちゃんは'79年、京都生まれ。大阪で育ち、中学の同級生と組んだ『西中サーキット』で漫才コンビとしてデビューした。'02年の『ABCお笑いグランプリ』では、審査員特別賞を獲得。関東の深夜番組にも出演していた。だが相方の引退でコンビは解散。'03年『山崎二宮』を結成して間もなく、山里亮太こと山ちゃんに声をかけられ、『南海キャンディーズ』が誕生した。

 今となっては女優としても活躍しているしずちゃん。「もともと、女優になりたかったのか?」の質問に「もともとそれもあったんです。実は、最初はアイドル志望でした」と笑顔を見せる。

「■ホンマにホンマに! ボケでも何でもなく! アイドルになりたくて、なんなら女優さんにもなりたかったんです。とにかく芸能界に憧れていて。幼いころから好きな漫画やアニメのキャラクターになりきって遊んでいました。ひとりで(笑)」

 それは保育園時代の話。人気漫画家・桂正和のコミック『ウイングマン』が好きだったしずちゃん(5歳)はブランコに座りながら、ひとりボソボソと『ウイングマン』に登場するヒロイン・小川美紅や、夢あおいになりきって遊んでいた。「■友達はみんな乗り気じゃなかったので(笑)、ホンマにひとりでやってました。実は私、ナルシストな部分があるんです。今からでもアイドル目指してもええかな(笑)」

■山ちゃんとふたりっきりで飲むことは一生ない

 ところで、南海キャンディーズといえば、過去の不仲説がよく取りざたされる。これは山ちゃん本人が明かした話だが、“番組で一切ツッコまない”、“バラエティーの台本のしずちゃんのトークブロックを消す”、“嫌がらせメールを長文で送る”、“コンビのオファーなのに相方に黙ってピンで出演”などの悪行を尽くしていたという。山ちゃんはこれを「僕がネタを書いているのに、しずちゃんばかりがチヤホヤされていたから嫉妬したんです」と話していた。これはネタではなく本当だったのだろうか?

「ホンマです。でも私もあとで聞かされて、“そうなん?”て思う初耳の話もありました」と、しずちゃん。「コンビを組んだときは仲はよかったんです。でも忙しくなるとともに悪くなってきて。下積みが長くなくパッと売れたからいっぱいっぱいだったんだと思います」

 山ちゃんは南海キャンディーズとして晴れの舞台で思うような活躍が出来ないことに焦り、苛立(いらだ)っていた。そして、そのストイックさが災いし、「こうしたい」「こうでなくちゃいけない」と強要するようになっていく。

「■山ちゃんが宿題を出してくるんですよ。“明日までに何十個、こういうネタを考えてこい”とか。でも私は同じコンビやのに、なんで上から言われなくちゃいけないんだと、無理やりやらされてる感にうんざりしていました。でもそれも後で、山ちゃんの嫉妬の部分もあったんやとわかったんです。当時は『フラガール』に出させてもらったりとか、大きくて目立つ仕事が私のほうが多かったから(笑)」

 山ちゃんからしたら「こいつネタも書かずに努力してへんのになんで仕事入ってくるんだ。絶対引きずり落とす!」という気持ちだったらしい。「■『フラガール』の出演自体、もみ消そうとしていたって本人はよく話してますね」

 仲よくなったきっかけのひとつが、しずちゃんが当時、本気で挑んでいたボクシングだった。

「■ボクシングのド素人の私がオリンピックを目指すなんてすごい挑戦だったから、とにかくそのことだけを努力しなあかん状況で。それで山ちゃんが私に“お笑いを24時間考えろ”と言うけど、ボクシングを始めたことで彼が言うことが初めて理解できたんです。上を目指すには努力せなあかん。向こうも向こうで私がホンマに真剣にボクシングやってることに気づいて応援してくれるようになったし、そこからは仲よくなったかな。2年ぐらい前やと思う」

 そして、しずちゃんはボクシングを引退。芸能界に自分の帰ってくる場所はあるのか不安だったが、そこに待っていたのが山ちゃんだった。「何かやろう」と山ちゃん。そこで挑戦したのが『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)。だが結果はふるわず。そこで南海キャンディーズ初の単独ライブを行った。’18年のことだ。

「こんなに自由に掛け合いができるっていう関係性になれたというか。山ちゃんだからこの掛け合いができるってことができたんです。“コンビってこういうことなのか!”ってことを初めてわかった瞬間でした。今はホンマ、漫才が楽しいんです!」

 今は山ちゃん夫妻と飲む機会も増えたが、「■ただし、ふたりっきりで飲みに行くってことは一生ありません(笑)!」とも言い切り、「■最近、結婚してから山ちゃんの株上がりすぎてますよね、“蒼井優が認めた男”ということなのか、“ちょっとカッコいい”とか言われてるんですよ」と、ふたりのキューピッドは笑顔をのぞかせた。

 では、しずちゃん自身の恋愛はどうか? の質問には「ちょっと前に、ひとりでお酒を飲みに行ってたらオジサンにナンパされました(笑)でもそのオジサン、鼻水を垂らしてて……」と、しずちゃん。お相手はしずちゃんとわかってて口説いてきたそうだが、その恋は残念ながら実らなかった。

「■私が好きなタイプは純粋で、それでいて尊敬ができる人。子どものような純粋さを仕事に生かしている人で、純粋さが仕事につながっていたら多少ワガママでもいいかなと思っているんです。例えば情熱がすごくあって、向こう見ずでガッと行っちゃう人とか……。相手の身長は気にしない。可能であればイケメンがいいけど(笑)」

 今は恋愛はしていない。だが'20年の目標を聞いてみると、「■できれば結婚したい」のだという。

「■よく山ちゃんの結婚がきっかけで結婚願望が湧いたかと聞かれるんですが、そうじゃなくて。私、今年41歳になったのですが周囲が結婚、出産していくのを見て私も……って。ひとりぐらい子どもが欲しいな」

 山ちゃんの結婚で盛り上がった昨年。今年は、しずちゃんの電撃結婚が世間を騒がせるかもしれない。しずちゃんの心を射止める男ははたして誰か? そして、不仲を乗り越えた南海キャンディーズが今年、どんな漫才を見せてくれるか? 楽しみだ。

(文・構成/衣輪晋一)

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