江頭2:50、Youtubeで偉業達成! 背景にあった納得のいく「人間性」

江頭2:50(YouTubeより)

 お笑い芸人江頭2:50のYouTube公式チャンネル『エガちゃんねる EGA-CHANNEL』の登録者数が、開設9日で100万人を突破した(現在158万人、2月18日時点)。チャンネル登録者数100万人突破の早さはお笑い芸人ではダントツのNo.1で、国内芸能人でもジャニーズの嵐に続き2番目というのだから驚きだ。

 江頭は100万人突破の際《■いいか、お前ら! 人間、すべてを失ってからが面白いんだよ!! 俺はどん底から這い上がって行くぜ! そして、これからもどんどん伝説作るぜえー! 応援ありがとな!》と、ツイッターで喜びのメッセージを発信した。

 過激な芸風が持ち味でもあるが、股間を見せるなどの振りきり方は、まさに彼ならでは。近年、テレビ業界のコンプライアンス強化もあってか露出が減少したのも事実だろう。保守的にも見えるテレビ業界で、ほとんどの芸能人がそれに迎合する形をとるも、江頭は違う。

《■次回出られなくなるんじゃないか? なんて考えないようにしている。人間いつ死ぬかわからないからその全てを出し切りたいんだ。(中略)視聴者が最後にみた江頭が手抜きの江頭だったら申し訳ないだろ?》とつぶやいているのだ。

■ナインティナインが語った江頭

 そんな江頭の素顔を'10年4月22日『ナインティナインのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)で■岡村隆史と■矢部浩之が語ったことがある。

 リスナーから「江頭をどう思うか?」というハガキが届いた際、矢部は「■(自分の)いとこのお姉ちゃんがエガちゃんと同級生なんですよ。エガちゃんに言ったら覚えてて、恥ずかしいって。学生時代のエガちゃんはすごいおとなしかった。カメラ映ってなかったらおとなしいよ」というエピソードを話した。

 それに対し岡村は「■本当の紳士ってエガちゃんみたいな人ですよ。僕なんかより全然おとなしい」と答えていた。

 江頭とナインティナインはバラエティー番組『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系)で長年、共演し、お互いをよく知った間柄でもあるのだろう。

 江頭は自身のチャンネルで「■お笑いはまじめじゃないとできない、意外とまじめなお笑い芸人多いよ。(ナイナイの)岡村もまじめでストイックだぜ、同じ匂いがするね」と岡村との信頼関係を垣間見せていた。

■『『ぷっ』すま』』でみせた優しさ

 江頭とのエピソードは芸人だけではない、動画内でもたびたび、名前のあがる草なぎ剛とは“切っても切れない”縁があり、こんな逸話がある。

 '17年1月7日に放送した『『ぷっ』すま』(テレビ朝日系)に登場した江頭は、SMAP解散直後の草なぎに、

「草なぎ大丈夫か? 俺はすごい心配で、もしなんかあれば大川興業(江頭の所属事務所)入れよ」と言い、収録現場が爆笑に包まれたという。

 加えて、江頭は「俺が絶対、面倒みてやる。パチンコのルートもすごいぜ! 毎週土日、パチンコ屋の営業を絶対やらせてやる」とアドバイスしたのだ。

 草なぎは「ありがとうございます、大丈夫」と笑いながら返答するも、現場は、江頭なりの思いやりと優しさに包まれた大爆笑だったはずだ。

■東日本大震災での男気

 ほかにも江頭といえば、東日本大震災での勇気ある行動を覚えている人もいるだろう。彼は、ニコニコ動画内で「NHKを見ていて、原発の問題でいわき市に救援物資が届かず、老人たちが孤立と聞き、支援活動をしようと決意した」と当時の行いを振り返った。

 さらに現地に到着するまで、さまざまな苦難を語り、

「■友達の紹介で少しでも物資を多く積むために、2トントラックや消費者金融から物資金を借りて、コストコのいちばん上の人に電話したら、あるだけの物資をもっていってくださいと言われた。救う神あれば拾う神ありだろ」

 と興奮ぎみに語ったのだ。

 現地に到着し、被災者から水とペーパータオルとナプキンが足りないとを聞くと「■よかった。水もペーパータオルもあるので全部持っていってくださいと、汗ダクダクになりながらオラオラと荷物を下ろした」と話した。

■過激な芸風に隠れた「人間味」

 出演者に暴言を吐いたり、裸になったりと暴れん坊な姿を見て不快だと思う人もいるかもしれない。

 しかし、彼の信念のひとつに「■目の前で悲しんでいる人を見つけたら、なんとかして笑わせたい。そのためなら警察に捕まってもいい。寿命が縮まってもいい」という言葉がある。これまでのエピソードもしかり、数々の逸話も納得がいく。

 もちろん破天荒な芸風もYouTubeでの人気のひとつだろうが、彼の持つべき最大の魅力は「■誰かを笑顔にしたい」という人間性なのだろう。

 多くの芸能人がYouTube界に進出する中、偉業を成し遂げた江頭2:50。その新しいフィールドでどんな伝説をみせてくれるのか、期待したい──

〈文/奥村シンゴ〉

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