SNSで炎上したセクハラ、恫喝、暴走発言…「口は災いのもと」を痛感した芸能人たち

失言で炎上した木下優樹菜、鬼束ちひろ、ラサール石井

 言葉は生き物。発した人の人生を、生かしもすれば壊しもする──。『ナインティナイン』の岡村隆史がラジオで発した“風俗発言”では女性差別という批判にさらされた。言動に注目が集まるタレントたちが味わった“天国から地獄”のきっかけになった言葉とは?

■ひと言が命とりになった“失言”プレーバック

 ここ数年は、SNSがきっかけの舌禍も増えてきた。最近では、こじるりこと■小島瑠璃子がインスタライブで、筋トレを批判。

■「男たるもの見せる筋肉じゃなく使える筋肉を持っとけよって思う。役に立つ筋肉のほうがよくない? どうすんの見かけだけの筋肉」

 これが炎上すると、ツイッターで謝罪。ただ《筋トレって筋トレしてる人にとって聖域なんだってことがわかったよ ごめんよ》と言いつつ《ムキムキが個人的にタイプじゃないだけなんだよぉ》と反論もしてみせた。

 そんな強気ぶりでは、■高嶋ちさ子も負けていない。ツイッターに、

■《家に帰ると、平日はやっちゃいけないと言ってあったDSをやってたので、 取り上げてぶっ壊しました。私が身を粉にして働いたお金で買ったのに……。涙》

 と、壊れたゲーム機の写真つきで投稿。泣きたいのは子どもたちのほうだと思うが、新聞コラムでもネタにして、物議をかもした。しかし、彼女のこういうキャラが面白がられ、いまや長嶋一茂らとバラエティー番組を持つ人気者だ。

 かと思えば、多くの国民を敵に回した人も。■ラサール石井だ。

■《浅田真央ちゃんは早く彼氏を作るべき。エッチしなきゃミキティやキムヨナには勝てないよ。棒っ切れが滑ってるみたい。女になって表現力を身に付けて欲しい。オリンピックまでにガッツリとことん! これは大事》

 と、ツイート。これがセクハラとして非難された。しかも、当時の彼女は母親の病気による心労でやせていたのだ。ラサールは政府批判を繰り返すネット論客でもあるが、国民的ヒロインのファンに嫌われ、いまひとつ支持はされていない。

 芸能界の大物を敵に回したのは、■とろサーモン久保田。『M−1』放送後に芸人仲間のインスタライブで上沼恵美子をディスってしまった。

■「酔ってるから 言いますけど、(審査員を)そろそろもうやめてください」「自分目線の、自分の感情だけで審査せんといてください」「お前だよ、いちばんお前だよ。わかんだろ、右側のな」

■失言で表舞台から消えてしまった木下優樹菜

 このせいでしばらくテレビを干された状態に。だが、この手の発言ではもっと上がいる。ツイッターで、

■《あ〜、和田アキ子殺してえ》《何とか紳助も殺してえ》

 とつぶやいた■鬼束ちひろだ。代表曲『月光』はあばれる君がBGMに使っているが、こちらは本物の“あばれるちゃん”である。

 そんなトラブルを避けるために有効なのが、1対1でやりとりできるDM(ダイレクトメッセージ)という機能。と思いきや、その内容を相手にバラされ、痛い目に遭った人もいる。

 ■木下優樹菜は、実姉の勤務していたタピオカ店の経営者に対し、

■《出方次第でこっちも事務所総出でやりますね》《いい年こいたばばあにいちいち言う事じゃないと思うしばかばかしいんだけどさー》《謝るとこ謝るなり、認めるとこ認めて、筋道くらいとおしなよ》

 と、恫喝。この件で炎上したあと、夫とも離婚して、表舞台から消えてしまった。

 食うか食われるかの芸能界。何を言っても安心な場所は、どこにもない。

(文/宝泉薫)

ほうせんかおる アイドル、二次元、流行歌、ダイエットなど、さまざまなジャンルをテーマに執筆。近著に『平成「一発屋」見聞録』(言視社)『平成の死 追悼は生きる糧』(KKベストセラーズ)

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