岡田晴恵、林修、ひふみん、文化人が芸能事務所に所属を決める「ギャラ以上」の理由

岡田晴恵(ワタナベエンターテインメントのHPより)

? このコロナ禍、連日テレビやラジオに引っ張りだこの人物といえば、白鴎大学教育学部の岡田晴恵教授。その岡田教授が先日、大手芸能事務所『ワタナベエンターテインメント』に所属したことが発表された。

 するとネットには、
■「勘違いしてほしくない」「本人のためにやめといた方がいい」
「ギャラは倍増だろうな」「タレント気取り」 
 といったネガティブな言葉がずらりと並び、ギャラに関する憶測も広がった。

■所属するうえでのメリットは

 ここ数年を見ても、林修、ひふみんこと加藤一二三や元東大王・伊沢拓司、『あさイチ』で活躍した柳澤秀夫、元NHKアナウンサー・登坂淳一など、大手芸能事務所に所属を決めた文化人たちは多く、中にはタレントと変わらぬ活躍を見せている人もいる。

 なぜ、「文化人」である彼らは、テレビなどで活躍するようになると芸能事務所に所属するのだろう?

「よく“結局、金なんじゃないか”なんて言われたりもしますが、■事務所に入ったからといってギャラがいきなり増えるということは、ほとんどないですね」

 そう答えるのは、大手芸能事務所の文化人担当者(以下同)。所属の理由については、「やっぱりスケジュール管理が大きい」と話す。

「これまではご自身でテレビ局のスタッフや出版社の方とコンタクトを取ってお仕事の調整をしていたのが、メディアに多く出演するようになると、■生放送やスタジオ出演もありつつ、翌日や翌々日の打ち合わせをしているところに、さらに電話やメールがきて……と、かなり大変になってきます。

 あと、制作陣から無理なお願いをされたときや、受けたくない仕事の依頼があったときでも、今後の関係もありますから直接だと断りづらい。けど所属していると、■会社が“壁”になってくれる。そういったメリットも考えられますね」

 でもなぜ、わざわざ「芸能」事務所に?

「これまでの経験からいいますと、いわゆる専門家だけをマネージメントしているところではなく、■役者もいる、バラエティーに出演しているタレントもいる大きな事務所だと、今までとは違った分野での活躍が期待できます。

 会社側も、先生方の本業を生かしつつ、様々なステージでの展開を提案していくので、例えば今は報道番組しか出てない方でも、教養バラエティーとか、露出を拡大していける可能性が出てくるわけです。そういう期待の意味も込めて、■スキルアップのために、一度、マネージメント契約を交わすという方も少なくないですね」 

 そんな中、やはり気になるのが「ギャラ」について。ネットでは「ギャラが倍増になる」なんて噂も……。

■急に跳ね上がることは「ない」

「まず、タレント価格と文化人価格って全然違うんですよ。冠番組を持っていたり司会者レベルになると話は別ですが、■“文化人枠”ってなぜか安い。

 しかも報道系や情報ワイド系とかバラエティーとか、だいたい一律で金額が決まっていて、制作側もいろんなタレントとかとの兼ね合いも見て、■“文化人で1時間ならこのくらい”という基準を元に予算オーバーしないようにキャスティングしているので、仮に10万円だった人が急に“20万円で”なんてなったら、次から使われなくなります(笑)。マネージメント契約を交わし、すぐに出演料を大幅に上げていくことは、大手でも難しいと思います」

 テレビに出ることで“タレント気取り”なんて言われることもあるが、懐事情としてはそういうわけにもいかないようだ。

「■打ち合わせとか資料作りとか、そういう拘束されているぶんを、多少、肉付けしてくださいってことはあります。でも、たとえギャランティが安くてもテレビに出たりすることで、著書などを出版したときは大きな宣伝にもなって実売にもつながりますから。■そもそも本業がある方たちなので生活に困ることはまずありません。 

 あとは、なんといっても■何かトラブルがあったときに会社がちゃんと対応してくれるというのが大きいんじゃないでしょうか。たまにフリーでやられている方で見かけるんですが、収録で契約するCMの競合となる商品を持ってしまったとか、一つ間違えれば違約金が発生してしまうようなことも、マネージャーがついてるとちゃんとチェックが入る。本人を守る仕事もしてますので、そういった意味でも事務所に入るメリットは大きいと思いますね」

 コンプライアンスに厳しく、そして「SNS炎上」も起きやすい昨今。自身を守るためにもまずは業界の“プロ”に身を委ねるということは正しい選択なのかもしれない。

関連記事(外部サイト)