深田恭子や浜崎あゆみ、世間を騒がせた芸能人たちの記憶に残る「衝撃告白」

(写真左から)深田恭子、松居一代、浜崎あゆみ、堂本剛

 一般社会とはかけ離れた華やかな世界で生きる芸能人たち。そのせいか、世間を驚かせる衝撃発言&仰天行動で耳目を集めることもしばしば……。私たちの心をざわつかせた芸能人の衝撃告白について、人生経験豊富な■岩井志麻子さんと■心之♂友也さんにお聞きしました!

■全員が、吉本新喜劇ばりにズッコケた

 数ある“衝撃告白”なかでも、岩井さんが「最高の記者会見」と評しているのが、落語家・初代林家三平の長女、■海老名美どりの会見だ。1991年に「緊急発表」と題したファックスをマスコミに送って盛大な記者会見を開いたが、その内容は“■ミステリー作家デビュー”という肩透かしなものだった。

「後にも先にも、彼女の『緊急発表』に勝るものはないと思います。あの場にいた、ワイドショーのレポーターや週刊誌の記者全員が“峰竜太との離婚会見だろう”と思って参加したのに、発表されたのは『■ミステリー作家デビュー』! 全員が、吉本新喜劇ばりにズッコケたはずですよ。正直、あの会見の“どうでもよさ”を超える内容が思いつきません」

 もしもマスコミの狙いどおり離婚会見だったなら、忘れさられていたはず。本人が真剣に会見に臨んだ結果、歴史に残ってしまったようだ。

 海老名美どりの妹・■泰葉も、話題には事欠かない。彼女は自身のCD制作費と称してクラウドファンディングで資金を集めたが、残念ながら未達成に終わった。しかも悪びれもせず「■生活費に使った」と発言したため批判を浴びた。

泰葉

「泰葉さんの『フライデーチャイナタウン』は名曲。歌は本当にうまいけど、いくらなんでもぶっ飛んでますよね。ただ、彼女は実家にお金があるので、面倒を見てくれる人もいるはず。天国のお父ちゃんは『冗談はよしこさん』と言っているかも。

 何より、林家正蔵・三平の笑いのセンスのユルさを見ていると、海老名家の落語家の血は姉妹のほうに色濃く出てしまったな、としみじみしますね」(岩井)

■森本レオの「演技指導」

 2002年に女優の水沢アキが発した告白にも、多くの注目が集まった。その内容は俳優の森本レオに「演技指導」と称して家に連れ込まれ、レイプされたというもの。ほどなくして、女優の石原真理子も「■17歳のときに森本レオに処女を奪われた」と告白。柔和なイメージの森本レオの所業に、衝撃が走った。

■「水沢さんも石原さんも、エキセントリックなイメージの美女ですが、もうひとつの共通点が“森本レオ”。17歳の女の子なら、優しそうな森本レオに『演技指導』と言われたら警戒せずに行ってしまう可能性はありますよね」

 一方の森本レオは「関係はあったが、レイプではない」と“肉体関係”だけは認めている。どちらにせよ問題だと思うが、はたして……。

■深田恭子の「■前世がイルカ」発言

 ラブコメドラマに引っ張りだこの女優、■深田恭子の“不思議ちゃん発言”も、長年ネットの海をさまよっている。写真集の出版会見で「■わたしは前世がイルカ、前々世がマリー・アントワネットだと勝手に思っています。■彼女が処刑されたコンコルド広場に行ったときはうれしくて泣いちゃいました」と発言した。

 処刑された場所に立ててうれしいとは少々、猟奇的だが岩井さんは『ベルサイユのばら』の影響が大きいのでは、と考察する。

「マリー・アントワネットの生まれ変わりを自称する人は、とても多いですよね。やはり『ベルばら』で描かれた彼女の悲劇性や、美しさへの憧れが影響しているように思います。

 エリザベス一世の生まれ変わり、と言う人がまずいないのは、彼女は悲劇の人でなかったり、美人のイメージがないからかも……。一方、男はナポレオンと織田信長の生まれ変わりばっかり。私は紫式部を自称していこうかな」(岩井)

■相次ぐ“パニック障害”告白

 欲望の街・歌舞伎町でホストクラブを経営し、アイドル文化にも造詣が深い心之♂友也さんは近年、相次ぐアイドルの“パニック障害告白”についてこう語る。

■「堂本剛さんをはじめ、Sexy Zoneの松島聡くん、女性アイドルなど、パニック障害に悩み、告白するアイドルは少なくないですよね。周りから求められるイメージと実際の自分がかけ離れていることや、期待に応えようとするプレッシャーが自律神経の乱れを招いてパニック障害の引き金になっているのかも。ファンはもう少し寛容になってみては?」

 プロ意識の高さが、精神的な負担につながるようだ。

「ホストも、理想の男性像を演じて明日への活力をお客さんに感じてもらうのが仕事。本来はアイドル並みのプロ意識が求められるのですが、そこまで高い志を持つホストはごく一部ですね」(心之)

 アイドルもホストも同じ“夢を売る仕事”なのだ。

 心之さんは■浜崎あゆみの妊娠出産の報告についてこう述べる。

「■浜崎さんは今でも歌舞伎町に集まる人間たちの“神”ですからね。■彼女に全面的に影響されている人は本当に多い。■パートナーとは入籍はせず、第2子も生まれるらしいですし、世の中でも出産をすることに対してハードルが下がるかもしれません」

■“お金配りおじさん”の生き方

前澤友作

 “お金配りおじさん”の異名をとる、ZOZO創業者の■前澤友作。彼は、人気女優と浮名を流すだけでなく、3人の婚外子がいることも話題になった。

「■前澤さんのような規格外のお金持ちは、もっとお子さんをつくって100世帯くらい養ってほしいです! お金がある人がたくさんの人を養ってお互いに認め合って幸せなら、何も問題ないと思っています。

 もし僕が何億も持っていたら、たくさんのパートナーを養ったり、養子をとったりしたいです。

 それで後ろ指をさされるようでしたら、日本は本当に閉鎖的ですよね」(心之)

■人気の瑛人やフワちゃんも!

 一方、岩井さんは前澤のようにカネも地位も名誉も持つ男性の特徴について話す。

「親しい銀座のママから、興味深い話を聞きました。すべてを持つ男と、無職で何も持っていない男は一見、両極端ですが『■あなたの子どもが欲しい』■と言われると、手前の子どもをつくる行為に興奮してすぐにヤッちゃう傾向があるとか。■収入も地位も中間の男性が、もっとも堅実みたいです」(岩井)

 前澤とは一転、ひとりの女性への未練を歌った瑛人の大ヒット曲『香水』。実は歌詞に出てくる「DOLCE&GABBANAの香水」をつけていたのは、元カノではなくバイト先の店長だったという瑛人の衝撃(?)告白。

「心底どうでもいい話ですね(笑)。『香水』はお客さんにも人気の曲なんですけど、僕の心にはしっくりきませんでした。僕はハロープロジェクトが好きなので、初めはメロン記念日の『香水』っていう曲がリバイバルでヒットしたと勘違いして、すごく喜んじゃいました(笑)。『■香水』■を聴くよりもZARDの曲を聴いたほうが、よっぽど心が洗われて前に進めると思いますよ」(心之)

 瑛人と同じく若者に人気のYouTuber・フワちゃんは“爆笑すると失禁する”という、衝撃のクセ(?)を暴露している。

フワちゃん(「YouTube」より)

「『24時間テレビ』の配信中にも笑いながらおもらししてましたよね。■26歳の若さで失禁してしまうのは、何かしらの疾患がある可能性があるので、心配なのでまず検査に行ってほしい。

■ そして、その結果を公表して経過を報告してくれたら、同じような症状で悩んでいる女性たちの参考になると思うし、心の負担を軽くすると思います」(心之)

 近年、拡散力がある芸能人が自身の疾患や犯罪被害を告白する芸能人が増えている。一般の人への注意喚起にもつながるのでフワちゃんにもぜひ泌尿器科に行ってほしい。

■日本中を虜にした松居一代劇場

 そして、岩井さんと心之さんのふたりが「久しぶりに沸き立った」と絶賛したのが、一連の■松居一代騒動だ。2016年に当時の夫・■船越英一郎との別居報道が流れると、それまでのおしどり夫婦のイメージが崩壊。船越を「■バイアグラ100ml男」と呼び連日、動画をアップしていた。

「松居さんは、いまどうされているのか気になりますね。■ただ、あまたいるプッツン芸能人のなかでも、松居さんはお金を稼げるタイプの人なので生活に困窮していなさそう。■私は、石原真理子さんを心配しています。ブログを見る限り、いろいろと不安定そうなので……」(岩井)

 あまり衝撃を受けないという心之さんも、松居一代劇場には心を奪われたとか。

「動画に鬼気迫るものがあって、すごく面白かった(笑)。男女のいざこざを超えた、彼女の独壇場でしたね」(心之)

 そこで『松居一代ブログ』を確認してみると、10月12日には“ミートソースのパスタとパンプキンスープを食べた”という内容のブログが投稿されていた。どうやら息災のようだ。

■あまり衝撃を受けなくなったのかも

「ネットがある現代と昔では“衝撃”の度合いがまったく違いますよね」

 そう語るのは、作家としてはもちろん、テレビコメンテーターとしても活躍する岩井志麻子さん。

岩井志麻子さん

「ネットがない時代のスターは、プライベートがまったくわかりませんでした。世に出る逸話は、勝新の豪傑エピソードのようなものばかりで、近づきがたいイメージがとても強かった。でも、ネットやSNSが普及した今、芸能人はかなり身近になった印象があります」

 報道よりも先にネットで噂が広がり、価値観も多様化している現代。衝撃を受ける機会は格段に減っているのかもしれない。

「今、日本でもっともミステリアスな人は二代目■引田天功くらいだと思います。本人もミステリーですが、金正日にストーカーされてたとか、ミッキーマウスの人形がすり替えられていたとか、起きる事件も謎だらけ。衝撃とは違うけれども、あれくらいミステリアスな存在がいてもいいですよね」

 衝撃を受けにくくなった現代、最後の砦はプリンセス天功?

■日本は「とても平和な国」

 夜の街を拠点に生きる心之♂友也さんは「あまり他人の“衝撃発言”に驚くことなない」と話す。

心之♂友也さん

「歌舞伎町には、例えば“小学生のときにホームレスだった”なんて人が普通にいたりするので、僕にとって今回の発言の数々は、そういう人もいるんですね、くらいのレベルでした。

 もしかしたら、今回あがっているトピックスで衝撃を受けていた人は裏を返すと“固定観念にとらわれている”ということかもしれません」

 今回のトピックスが話題になる日本は「とても平和な国」と、心之さん。

「反対に、歌舞伎町は何が起きてもおかしくない街なので、世間のルールや時事ネタの影響をほとんど受けていない、ある意味“ヘブン”な場所だと思います」

 冷静な目で社会を見据える心之さんだが、最近、自身のホストクラブで働く従業員の言葉には驚き感心したという。

「彼が『金銀財宝のためなら、きんさんぎんさんと同時に付き合える!』と言ったんですよ。絵面も浮かぶしセンスもいい。でもお客さんはポカーンとしてましたね(笑)」

■●世間を騒がせた告白・発言あれこれ

■海老名美どり……緊急発表記者会見を開き、「ミステリー作家宣言」(1991)

■松居一代……ブログやYouTubeで前夫・船越英一郎のことを罵倒。「バイアグラ100ml男」(2017)

■深田恭子……「前世はイルカ、前々世はマリー・アントワネット」(2001)

■水沢アキ……「森本レオにレイプされたことがある」と告白。同時に少年隊・錦織一清と付き合っていたとも(2002)

■堂本剛……パニック障害を発症した(2003)

■前澤友作(ZOZOタウン創業者)……未入籍で認知した子どもが3人

■千眼美子(清水富美加)……幸福の科学の会員であることを告白。同時に不倫も告白(2017)

■石田純一……陰謀で命を狙われている(2020)

■風間トオル……著書で「雑草を食べなくてはならないほど貧乏だった。小学生で祖父母の介護をしていた」と告白

■浜崎あゆみ……公式ブログで極秘出産を発表、第2子も妊娠!(2019)

■故・今井雅之さん……記者会見で余命2週間の大腸がんと告白(2014)

■泰葉……CD制作費と称して集めたクラウドファンディング資金を「生活費にした」(2017)

■松本伊代……著書の内容について尋ねられ、「私まだ読んでないからわからないです」(1984)

■藤谷美和子……皇居に出向き「紀宮さまは私の妹。お会いしてお手紙を渡したいのです」(2003)

■石原真理子……17歳のころ森本レオに処女を奪われた(2006)

■釈由美子……妖精や「小さいおっさん」を見たことがある

■フワちゃん……中学生までおもらししていた(2020)

■中居正広……トーク番組で「実はほぼ白髪」(2018)

■高嶋政宏……著書で「SМが趣味」と告白(2018)

■江原啓之……「天ぷら好きの霊に憑かれて、毎日、天ぷらばかり食べていた」

■瑛人……「曲自体は彼女を思った歌なんですけど、ドルガバの香水をつけていたのはハンバーガー店の店長です」(2020)

■大桃美代子……前夫の山路徹と麻木久仁子が不倫をしていたとツイッターで暴露(2010)

■浅茅陽子……ベジタリアンであることを公言し、「エバラの焼肉のたれ」のCMが降板に(1992)

■故・斎藤洋介さん……オレオレ詐欺被害にあっていた(2019)

■杉田かおる……子役時代の天狗ぶり

■KABA.ちゃん……ずっと女性になりたかった(2014)

■ムツゴロウ……ギャンブル依存症だった。人間不信からムツゴロウ王国を作った

■ガブリエル・ウィルソン(有森裕子の元夫)……「I was gay」(1998)

■二代目引田天功……「北朝鮮に監視されている」「マジックショーのギャラをアラブの石油王から石油で支払われた」「誰もが知ってるハリウッド俳優からプロポーズされた」などなど

■黒柳徹子……発達障害を告白(2001)

■土屋太鳳……2016年のインタビューで「男性と付き合ったことがない」

■小倉智昭……かつらを使用していることを雑誌の取材で告白(2004)

取材・文/大貫未来(清談社)

■岩井志麻子さん(いわい・しまこ) 1964年、岡山県生まれ。小説家。少女小説家としてデビュー後、『ぼっけえ、きょうてえ』で'99年に日本ホラー小説大賞、翌年には山本周五郎賞を受賞。コメンテーターとしても活躍し、『5時に夢中!』『有吉反省会』ほかレギュラー番組多数。

■心之♂友也さん(こころのともや) 歌舞伎町のホストクラブ「CANDY'S HEAVEN」代表取締役。ホストデビュー間もなく伝説的な記録を叩き出した異端児。ホストジャーナリストとしての肩書も持ち、歌舞伎町一の事情通としても知られる。メディア出演多数。 Twitter: @tcocorono

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