飯豊まりえ×浅香航大、引き込まれる異色バディの魅力「感情の色が…」

飯豊まりえ×浅香航大、引き込まれる異色バディの魅力「感情の色が…」

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飯豊まりえさんが主演、浅香航大さんがバディ役として出演するプラチナイト木曜ドラマ『オクトー 〜感情捜査官 心野朱梨〜』(読売テレビ・日本テレビ系、毎週木曜23:59〜)の第2話が7月14日に放送されます。

本作は、愛、悲しみ、怒りなど、人の感情がすべて“色”で見える特殊な力を持つ刑事・心野朱梨(飯豊)が、感情見え見えのエリート崩れ刑事・風早涼(浅香)とバディを組んで、目に見えない感情から凶悪事件の真相に迫る新感覚の刑事サスペンスです。

今回、物語の展開や2人の演技はもちろん、人の“感情”をどう表現するのか、ビジュアルも楽しみな本作について、飯豊さんと浅香さんに話を伺いました。

“感情が色で見える”特殊な感覚の描き方に注目

――朱梨は、人の感情が色で見える役どころです。彼女を演じる上で大切にしていることを教えてください。

飯豊:本当は分かっているけど、分かっていないふうを装うというか。色で見えるからこそ、“見えてしまう”部分と“発言する”部分に違いがあるので、顔や言動に出しすぎないようにしています。でも、姉(紫織 /松井玲奈)と一緒にいるときだけ、素の自分でいられる……というところは演じ分けています。

――浅香さんは涼をどう演じていらっしゃるんですか?

浅香:元エリート刑事ということで、台本の字面だけで読むと、その名残があるんですけど、それだけではなく、“抜け感”を大事にしています。刑事っぽくなりすぎず、普通の人間であることですね。あと、(涼は)正義感溢れるまっすぐな人間で素直なキャラクターなんですが、一歩踏み間違えると、“じつは危険なんじゃないか”という危うさは残したいと思っています。そのバランスが表現できたらいいですね。

――朱梨の目から色が見える描写は、編集が加えられますが、現場ではスタッフの方とどんな話をしながら、イメージを共有されているんですか?

飯豊:事前にルールや制限を決めたいという話をしました。映像では目から粒子のようにジワッと色が出てくるんですけど、それ以外にも見える設定にしました。あえて見ないようにしたり、逆に見えているけど、(捜査途中のため)不審に思わなかったり……。事件に関係する人と接触することもあるんですが、自分の中で“色が見えるから気づけちゃうんじゃないかな?”と思うところは、監督と話し合ってどうするのか決めています。

――特殊な感覚を持つ朱梨を演じるのは楽しいのか、もしくは、難しいのかどちらですか?

飯豊:心理学ってすごく難しいですね……。視聴者の方に「あれ?」と違和感を持たれないように、いただいた台本の中で整えていく作業をしています。

――浅香さんが刑事役だと、『あなたの番です』などのイメージもあって、視聴者的には、“なにか起きそうだな”と感じてしまいます。ご自身的には何か予感はありましたか?

浅香:最初に(スタッフに)聞きましたもん。「死にますか?」って(笑)。

飯豊:毎回死んじゃうんですか?

浅香:だいたい死ぬか、殺すかだね。

飯豊:刑事なのに?

浅香:刑事だけにこだわらず、だいたい死ぬか殺すか……。

――(笑)。

飯豊:もし死んじゃったら続編できなくなっちゃいますよね。(そのときは)ニューバディ?(笑)。今回(涼)は人を殺めたりしていなさそうだし、新ジャンルが生まれそう!

浅香:新しいイメージで、新しい姿をお見せしたいですね。

――朱梨と涼はこれから関係性を築いていくところだと思います。今の時点で、朱梨は涼に対してどんな気持ちを抱いていると思いますか?

飯豊:色が見えると言っても証拠がないので、“信じてもらえない”と思いつつも、どうにか信じてもらおうと努力している最中だと思います。(涼は)聞き込みや事件の推理など、自分にできないことをできる人なので信頼していると思いますね。一緒に事件を捜査する中で、涼から出てくる感情の色も変わってくるでしょうし、何より引っ張ってくれる存在なので、朱梨にとっては必要な存在だと思います。

――涼はいかがですか?

浅香:(朱梨は)変わり者の変なヤツだし、“刑事なんだから感情ではなくて、証拠をもとに事件を解決しろよ!”と思っているんですけど、いざ感情に触れると、見えてくるものがあって……。今まで作業的なことで事件をクリアしてきたけど、人の心に触れることも大切だよな、と気づき始めているところだと思います。(朱梨と)バディを組むことによって、涼自身が成長して、自分の過去や彼女の過去に向き合っていくのではないかなと思います。

――今回、ビジュアル面も楽しみです。浅香さんは、役に合わせて髪を切ったそうですね。

浅香:役のイメージ的にも長い髪の涼が想像できなくて切りました。画もカッコいいよね?

飯豊:カッコいいですよ!

浅香:……いや、これ俺が(カッコいい)とかではなくて、画(ドラマのビジュアル)がカッコいいということですよ? このままだと俺のことを「カッコいい」と言わせたみたいになっちゃう(笑)。

――(笑)。飯豊さんは、ビジュアル面で変更したところはございますか?

飯豊:秘密です(笑)。気づく人は気づいてくれたらいいなと思っています。

――お二人は常に感情と向き合う仕事をされていますが、感情が見えたら嬉しいですか?

飯豊:逆に見ないようにすればいいだけなので、見えるものなら見えた方がいいですね。お芝居するときも、“この人はこのとき、なにを考えているんだっけ?”とお勉強しながら台本を読むじゃないですか。見えるなら“はいはい。なるほど。そういうことね!”って感じながらできちゃいそう(笑)。ただ、役者さんとしては感情が見える方がいいですけど、私生活だとくたびれそうですね。

浅香:もちろん“見えたらいいな”と思いますけど、見えないからこその魅力ってあるのかもしれないですね。

飯豊:……本当にその通りですね! 訂正して、右(浅香さん)に同じくと言わせてください(笑)。

飯豊まりえが浅香航大の“人見知り”の壁をこえる!?

――『君と世界が終わる日に』などで共演している飯豊さんと浅香さん。お互いの印象はいかがですか?

飯豊:さっぱりしていて話しかけやすかったり、私が好きなものに詳しかったり、会話していても共感することが多いです。

浅香:この年齢でこんなこと言うのも恥ずかしいんですけど、僕、けっこう人見知りなんですよ。

飯豊:(笑)。

浅香:そんなこと言っている場合じゃないって分かっているんですけど(笑)、でも、飯豊さんは、共演経験と人柄も相まって、もう緊張しなくなりましたね。

――人見知りの壁をこえたんですね。

飯豊:仕事相手としてバリアもなく自然体でいてくださっていますか?

浅香:割と自然体ですね。ただ、この前、警察庁次長・平安衛役の船越(英一郎)さんと初共演したとき、喋っているだけで汗だくになって緊張しました(笑)。あそこに飯豊さんにいてほしかったですね……。

――(笑)。最後に見どころをお願いします。

浅香:登場人物に注目してほしいです。レギュラーキャストもゲストの方も、個性豊かな方ばかりで面白いんです。そのあたりも楽しんでいただけたらと思いますね。

飯豊:台本を読むと、(容疑者に)共感はしないですけど、“そういうことだったんだ”という見方ができるし、理解はできるんです。これから自分がニュースを見ていく中で、ある側面だけではなく、心に寄り添って人と向き合えるように、この作品がいい影響を与えてくれたら良いなと思っています。

(取材・文:浜瀬将樹、写真:松本理加)

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