魚の首都は富山県!金沢よりこっちが上だ!富山は隠れ回転寿司帝国だった!

魚の首都は富山県!金沢よりこっちが上だ!富山は隠れ回転寿司帝国だった!

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北陸では華やかな金沢が取り上げられがちで、お寿司も美味しいのは金沢というイメージが強い。ところがどっこい、こと回転寿司についてなら負けてはいないのが富山県民、その話になると胸を張る。金沢の回転寿司を紹介しているとSNSで「富山の回転寿司だってうめーぞ!」「富山の回転寿司が最強」などと強い主張が投稿される。富山の町で聞いてみても「金沢は富山をパクってる」「すごいネタが出てくる」「石川県は富山のおいしい魚をちょっと盗んでる」「ハズレは絶対にないです、絶対にないです!」とみなさんスゴんできてちょっと怖いほど。自分を前に出さない人たちだと思っていたのに、そんなに凄いの?

実際富山には、県外にはないローカル回転寿司店がかなり多い。車で走るとあっちにもこっちにも回転寿司の看板が見えるではないか。だからこそ各店がしのぎを削って競い合い、おいしいネタを出してくれるのだろう。県民もお寿司が大好きで、おいしい店には行列ができている。

お客さんたちの注文でまず注目したいのが、「氷見の寒ぶり」。そうか、富山といえば氷見、氷見といえば寒ぶり!ブランドぶりとしてもっとも有名な氷見のぶりを寿司で食べるなんて、それだけでそそられる。富山県民はぶりに大根おろしを乗せて食べる。醤油をたらして一口でもりもり食べてる様子がこの上なくおいしそうだ。

もちろんぶりだけではない。富山といえば白えび。これが薄い昆布の軍艦巻きで出てくる。かわはぎ、のどぐろ、日本海らしいネタが回転寿司価格でリーズナブルにおいしく食べられるのだから、そりゃあ行列もできるだろう!

さらに!「香箱がに」が出てくるとうっとりしてしまう。香箱がにとはズワイガニのメス。内子(卵巣)と外子(卵)を持っており、身と一緒に軍艦巻きで食べるのだ。「カニ全部の味がします」ってどんな味なの?おいしそー!

そしてバイ貝。煮付けではよく食べるが、富山のバイ貝は巨大!生でネタにして寿司にする。コリコリでおいしいんだって!

それにしても富山の回転寿司はネタが豊富でうらやましい。富山県民は「富山湾は天然のイケス。庭の池から魚をとってくる感覚」と勝ち誇ったように笑う。富山湾には7つの川が流れ込み栄養いっぱい。日本海の魚800種のうち、500種が富山湾で獲れるという。「うちらも富山が住みやすい。魚たちも富山湾が住みやすい」さりげに住みやすさを誇るのも上手いコメントだ。「富山は日本海側のちょうど中心。富山湾は魚が上から下から集まってくるんです。政治の首都は東京でも、魚の首都は富山県」うわー、力強い!ふだんは奥ゆかしい富山県民が、寿司のことになるとこんなに強気な発言するとは。まいったなー、かなわないなー。

多彩な富山の寿司ネタの中でも最後に紹介したいのが「イカの黒作り」。イカを塩漬けにして、イカ墨と一緒に混ぜたものだ。富山といえばブラックラーメンだが、こっちも負けないくらい黒い。

教えてくれたお父さん、「食べたら笑ったりできない。真っ黒になるんで」と言ってたのに、笑っちゃって真っ黒な歯を見せちゃった。でもそれがまた楽しくおいしそう。

あー、富山の回転寿司が食べたくなってきた!でもこればっかりは富山に行くしかない。トラベルがちょっとしにくい状況なので、落ち着くのを待って、みんなで行ってみよう!歯が黒くなる黒作りも食べて、笑いたいもんだ!

【文:境 治】

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