深みを増した役者・香取慎吾が魅せる!『アノニマス〜警視庁”指殺人”対策室〜』の見どころは?

深みを増した役者・香取慎吾が魅せる!『アノニマス〜警視庁”指殺人”対策室〜』の見どころは?

香取慎吾

香取慎吾主演ドラマ『アノニマス〜警視庁“指殺人”対策室〜』(テレビ東京系、毎週月曜22:00〜)が、1月25日からスタート。一足早く第1話を鑑賞した筆者が、その見どころを紹介していきたい。

タイトルの“アノニマス”とは、日本語で“匿名”の意味。SNSでの誹謗中傷を原因としたキーボードによる殺人=指殺人に対応するため、警視庁に新設された指殺人対策室を舞台に、現代の社会問題を描く今までにないサスペンスドラマだ。

香取が演じるのは、指殺人対策室(通称:指対<ゆびたい>)に配属された刑事・万丞渉。捜査一課から、ある事件をきっかけに異動してくるのだが、登場シーンから早くも万丞の重々しい存在感に惹きつけられる。

香取は、『西遊記』(2006年/フジテレビ系)や『誰かが、見ている』(2020年/Amazonプライム・ビデオ)で扮した明るくコミカルな役どころを得意とする一方で、『ドク』(1996年/フジテレビ系)や『薔薇のない花屋』(2008年/フジテレビ系)で演じた影のあるキャラクターもハマる役者。

“陽”のパブリックイメージを持つ香取が“陰”の役柄に扮することで、そこに生まれるギャップも味方に、魅力的なキャラクターを作り上げてきた。

最近も、映画『凪待ち』での鬼気迫る演技が話題となったが、万丞のような役どころについて「連ドラでこの香取慎吾が見たかった!」と待ち焦がれたファンも多いことだろう。

今回、寡黙な万丞に扮するにあたり、香取は笑顔を封印。静の演技に徹するも、相手に語りかける時の力強い眼差しと、血の通った一つひとつの言葉が、画面を通して心に突き刺さる。

また、そんな万丞の人としての“強さ”が描かれる一方で、指殺人から浮き彫りになる人の“弱さ”。どちらも共感できるだけに、シーンごとに心を大きく揺さぶられる。

そして気になるのは、万丞を変えるきっかけとなった“ある事件”。回を追うごとに明かされていく、彼の過去にも注目していきたい。

また香取を囲うキャスト陣も、実力派揃い。指対メンバーには関水渚、MEGUMI、清水尋也、勝村政信。さらに、プライベートで香取の大親友である山本耕史が、万丞の元同僚かつライバル役として登場する。互いを知り尽くしたふたりが繰り広げる演技バトルは、ファンならずとも必見だ。

ほかにも第1話のゲストとして、香取が長年演じてきた人気キャラクター“カツケン”の本家である“マツケン”こと松平健が出演。重厚なサスペンスでありながらも、制作サイドの遊び心が垣間見えるだけに、ストーリーの枠を超えた仕掛けにも胸が高鳴る。

香取が民放連続ドラマに主演するのは、2016年の『家族ノカタチ』(TBS系)以来、5年ぶり。テレビ東京のドラマに出演するのは、1988年の『あぶない少年III』以来、実に33年ぶりとなる。

スケボーを抱えたあどけない少年は、40代を迎えて渋みを増した役者へ。今の“香取慎吾”は、どのような芝居で視聴者を魅了するのか。物語は今夜、動き出す。

(文・nakamura omame)

<第1話 あらすじ>
警視庁はSNSでの誹謗中傷によるトラブルや事件の解決を目指す専門部署「指殺人対策室」=指対(ゆびたい)を新設。メンバーは万丞渉(香取)を始め一癖も二癖もある変わり者ばかり……。

そんな折、誹謗中傷を苦に自殺したモデルの真田梢の両親が訪れ匿名の人間たちの心ない言葉に娘は殺されたと涙ながらに訴える。それを聞いた新人刑事の碓氷咲良(関水)は「絶対に犯人を逮捕してみせます!」と約束してしまうが……。

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