島田紳助への復帰待望論に違和感、ヘキサゴンファミリーは今でも視聴者に受け入れられるのか?

島田紳助への復帰待望論に違和感、ヘキサゴンファミリーは今でも視聴者に受け入れられるのか?

『クイズ!紳助くん〜なにわ突撃隊 傑作選〜』

 2011年に暴力団関係者との交際を理由に芸能界を引退した島田紳助が、今月13日、misonoのYouTubeチャンネルで、引退後、初の動画に登場した。

 動画公開後のワイドショーでは、島田の出演を大々的に報じ島田紳助の芸能界復帰を熱望する声も出ており、にわかに“島田紳助復帰待望論”が盛り上がっている。しかし、この時代に島田紳助のタレントとしての需要があるのかは甚だ疑問だ。

テリー伊藤「じゃんじゃん出てほしい」

 13日の『バラいろダンディ』(TOKYO MX)でテリー伊藤は、島田紳助の話題になると<じゃんじゃん出てほしいですよね>と反応した。

 続けてテリー伊藤は、<自分でチャンネルを持ったらどうなの? テレビがいろいろと規制されている中で、全然そういうところにいないわけだから、俺面白いと思うけどねえ>と、テレビがダメなのであれば、YouTubeでチャンネルをつくることを勧めた。

 14日の『バイキング』(フジテレビ系)でも島田紳助のYouTube登場を特集したが、そこでヒロミは「オファーがあれば復帰するだろう」と、島田が芸能界に復帰する可能性もあることを示唆。

<(テレビ番組)出てって言われないと、オレたちは出れないわけで。本当にこの先、テレビがやっぱり必要だって出てくださいって、出られますってなったら、出るような気もするんだけど>
<今の本当の気持ちは芸能界に戻らないって思うけど、周りがもし、テレビ局が出て下さいってなったら、出るかもしれないなって>

 また同日の『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)でも、コメンテーターの玉川徹は島田のトーク力を活かさないのはもったいないと述べていた。

<現役ですよね。もったいないなって思いますよね。僕もすごくファンだったってのもあるんで>

 このように、島田紳助の復帰を熱望する声がワイドショーからは出ているが、テレビ側から島田に芸能界復帰を求めアプローチする可能性は確かにゼロではないのかもしれない。ただ、島田がテレビからいなくなって実に8年半、世の中は大きく動いている。

吉本闇営業騒動での島田紳助のスタンス

 昨年7月、吉本興業所属タレントの闇営業と岡本昭彦社長のパワハラが問題となった際、島田紳助は「週刊新潮」2019年8月1日号(新潮社)の取材に応じるかたちで久々にメディアに登場した。

 しかし同誌で島田が語った内容は、「会社は家族」「パワハラは愛の鞭」という、権力者側の典型的な詭弁でしかなかった。

 岡本社長は闇営業騒動の釈明会見で、「吉本興業は芸人、スタッフ含め“家族”」と強調したが、島田も吉本興業は“家族”だと認識しているようで、宮迫博之が会社との間に弁護士を立てたことを批判している。

<弁護士が法的、権利的なことを言い出すと収拾がつかんくなる。家族の間に弁護士が入ったらあかん>

家族と「家族でない者」の扱いに大きな差?

 島田紳助の仕事仲間を“家族”にたとえる考え方は、一世を風靡した『クイズ! ヘキサゴン』(フジテレビ系)にもよく表れていた。

 番組の常連出演者は「ヘキサゴンファミリー」と呼ばれ、島田紳助が家長である父親のような存在であった。実際にタレントたちから「父ちゃん」と呼ばれ慕われてもいたようだ。

 引退会見で島田は、『ヘキサゴン』がヒットし「自分たちの子供のような子たちがスターになってくれたことがうれしい」と話し、引退に際して上地雄輔は「父ちゃん、父ちゃん」と泣いたのだと明かしていた。島田は「お父ちゃんは引退しても、子供たちの成長を見守るから」と言い、上地もまた「一生、父ちゃんを守るからね」と応じたのだという。

 しかし、「家長」は傍若無人に振る舞うこともあったという。「女性セブン」2011年9月15日号(小学館)によると、島田は気に入ったタレントは“紳助枠”としてとことん可愛がるが、相手が思い通りに動かないと途端に番組から外し、権力を使ったパワハラだとと報じていた。家長である島田紳助に従えば贔屓してもらえるが、逆らえば村八分にされるという構図があったのだろうか。

 共演するタレントたちの家族的な仲の良さ、“絆”は今も視聴者にウケるのかもしれない。しかし露骨なパワハラや高圧的な態度でのトークは、この8年あまりで忌避されるようになってきている。いま再び島田紳助がテレビに登場し、かつてのような八面六臂の活躍を見せるという可能性は、限りなく低いだろう。

島田紳助「芸能界に未練はない」

 そもそも島田紳助自身、芸能界復帰の意思はないと明言している。

 misonoのブログによると、島田は<今メチャクチャ楽しいし未練もないから芸能界に戻らない>と、復帰を否定しているという。

 島田がmisonoの動画に出演した理由は「misonoの応援をしたいから」であり、経緯は、misonoがたまたま仕事で大阪を訪れた際、山田親太朗と島田が一緒にいるところに合流したからだであり、今後のYouTuberデビューや芸能界復帰を考えてのことではないそうだ。

 ただ、島田が「ファミリー」と呼びかわいがった『ヘキサゴン』のタレントたちは、夫ががん闘病中のmisonoやYouTubeでも言及した矢口真里のみならず、タピオカ恫喝からの不倫疑惑で窮地に立たされている木下優樹菜、その木下と離婚した藤本敏史など、“父ちゃん”の助けを求めていそうでもある。この先も島田紳助が彼ら子どもたちのために一肌脱ぐことはあり得るのだろうか。

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