手越祐也のYouTubeを「テレビが宣伝してあげている」という皮肉

手越祐也のYouTubeを「テレビが宣伝してあげている」という皮肉

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 手越祐也がジャニーズ事務所を退所し、すぐさまTwitterアカウントやYouTubeチャンネルを開設したことで批判を浴びている。19日にジャニーズ側が手越の契約解除を発表すると、その日のうちに手越はTwitterに「テイッ」と現れた。さらに6月23日20時より、手越個人のYouTubeアカウントで会見を生配信予定だ。

 テレビのワイドショーでは、手越祐也の退所やYouTube会見について大きく扱い、コメンテーターたちの意見は辛口である。

 ブラックマヨネーズの吉田敬は、22日放送『バイキング』(フジテレビ系)で<みんながコロナで自粛しているときに遊びに行く。で、活動自粛のときに辞める。よっぽど自粛が嫌いなんやろうなと。自粛というものが耐えられないんでしょうね>と、退所までの経緯を皮肉った。

 メイプル超合金のカズレーザーも手厳しい。23日放送『とくダネ!』(フジテレビ系)でカズレーザーは、ワイドショーが手越のYouTube会見を大きな話題にしていることをあげ、<退所してSNSとかを開くだけで、どの局もCMを打ってくれる。どの局、どの時間帯も宣伝してくれるなんて、いくらお金を積んだって無理なのに。こんな宣伝してくれるんだったら、絶対成功するんじゃないですか>と指摘した。

 確かに、ジャニーズ事務所を離れた手越はテレビにとって「どれだけ叩いても良い存在」になったわけだが、一方で手越の動向を逐一伝えることは、手越にエールを送っているのと同じことになる。

 ただ、やはり手越の行動は従来の「テレビの論理」では受け入れられず、厳しく罰せられるものであるようだ。

 一部報道によれば、手越とジャニーズ事務所は双方の合意のうえで退所しているというが、円満退所などあり得るのだろうか。実際、手越はレギュラーを務めていた『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)を降板。“元ジャニーズ”として改めて契約し直すことはないだろう。手越はワールドカップの日本テレビ系メインキャスターを2012年から継続して務めてきたが、おそらく今後はこういったサッカー関係の番組に出ることも難しいと見られる。

 しかし、それは手越の今後のキャリアにおいて致命的な問題ではなく、本人も「地上波テレビに出る」ことを意識してはいないだろう。

 闇営業問題で吉本興業との契約を解消した宮迫博之が好例だ。宮迫は、吉本興業との契約を解消し、テレビ出演はゼロになった。だが、YouTuberに転身すると新たなファン層を掴み、現在は100万人近いチャンネル登録者数を獲得している。

 手越も今後、YouTuberのヒカルらのサポートを受け、YouTuberとして活動することになるだろう。老舗芸能プロダクションとテレビ業界の構築してきたルールを逸脱しても、メディアに露出して稼げる時代だ。良くも悪くも、地上波テレビのルールやモラルを重要視しない構造がそこにある。

 ただし、いくら「業界の論理」が意味をなさない時代になったとはいえ、「支えてくれているファンが大切」というエンターテインメントの根幹の部分は、テレビに出演するタレントもYouTuberも変わらない。

 生配信会見で本人の口から説明することになるだろうが、手越はNEWSの活動を途中で放り投げるようなかたちで終えた。NEWSは2017年より4部作のアルバムプロジェクトを進めていたが、その締めくくりとなるはずだったツアーは、手越の退所によって完全に中止となってしまったのだ。

 手越のNEWS復帰を願っていたファンはたくさんおり、その失望は計り知れない。裏切られたと感じていてもおかしくないだろう。そうしたファンたちに、どれだけ誠実な言葉を届けられるか。今夜の会見ではそれが求められている。

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