高校生YouTuberが人気!不適切動画の「バカッター」炎上との違いは?

高校生YouTuberが人気!不適切動画の「バカッター」炎上との違いは?

『【報告】実は彼氏がいます。』

 高校生YouTuber「神という名のシロウト」が人気だ。先日UPした『【報告】実は彼氏がいます。』という動画も、急上昇ランキング入りしている。

 この動画は、メンバー4人全員が恋人がいると告白。それぞれが恋人との馴れ初めや恋人の特徴について語るというものだ。「バイトのお客さんで、おつりを渡す際、手が触れた瞬間、ビビッときて告白した」や「コンビニで何回も見ているうちに気になって、電話番号を渡した」など、なかなかドラマチックな恋愛話が繰り広げられたが、動画の最後には『妄想で恋話してみた』というテロップが入って終了。どうやら、みらん(紅一点)以外の男子メンバーの話は全員妄想らしい。

 大人の目線で見れば「しょうもない」ネタだが、彼らと同年代の視聴者たちは「にやにやしながら言っとんのが可愛かった」と動画を楽しんでいる。グッド評価も1.5万を超え、再生数は2日で59万回以上。UUUMの決算資料から算出した数値によると、100万回再生で30万円とのことなので、この妄想恋バナ動画1本で15万円近く稼いでいることになる。こんな動画を彼らは週2〜3日ほどのペースであげており、2年前に投稿した『中学生男女でポッキーゲームしてみた』は448万回も再生。彼らが今まで稼いだ額はざっと2000万円以上、ということになる。

 「神という名のシロウト」をはじめ、高校生YouTuberはいまや当たり前のようにいる。その先駆者となったのは、中学生のときから動画投稿をはじめ、最古参のYouTuberにして『帝王』と呼ばれるまでになったワタナベマホトだろう。

 2019年6月、同棲していた元アイドルの彼女を殴り、傷害容疑で逮捕されたマホトだが、事件を起こさなければ、今でもトップユーチューバーであり続けたかもしれない。2017年12月18日に出演した「AI−TV」という番組では、「両親の仕事を辞めさせて、俺が養ってて、今。で、親に一軒家、新築で買えるくらい(渡している)」その価格は5000万円くらいだと話している。2017年当時のマホトの年収は、約1億円とも推測されており、まさにYouTubeドリームといえるだろう。マホトに憧れ、中学生でYouTuberになる子もいる。

 しかし、学生YouTuberならではの悩みもある。学校を退学処分になったケースもあるのだ。桐崎栄二(きりざきえいじ)というYouTuberは尻にメントスコーラをかける動画を出し、「無期謹慎」となったが、その後もバスで仮面ライダーに変身する動画をアップし、近隣住民から学校に通報が入った。2度目の無期謹慎を経てYouTubeからは引退したが、Twitterにギターを弾く動画をアップしてしまい最終的には『退学』となってしまったらしい。

 一時期、『バカッター』という言葉も流行ったが、若いYouTuberはたびたび過激な動画を撮ろうとしてしまいがちだ。「僕は学校がキライだ」という高校生YouTuberは授業中にバリカンで頭を剃り、チャンネルを削除した。

 学生たちが考えるネタは、良くも悪くもそのあほらしさを笑いに変えられるかどうかがカギとなっている。そして勢いだけで撮る不適切な動画の大半は、笑えないネタである。下手に注目されて炎上し、チャンネルを削除する結果となっては元も子もない。

 そう考えると、一見「しょうもないネタ」に見える神という名のシロウトの「妄想恋バナ」だが、自身にもノーダメージで、近隣住民にも迷惑をかけずに再生数を稼げる良いネタのチョイスなのかもしれない。

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