現在100%医師のしゅんP独占インタビュー! 医療の現場と医師としての願い!

新型コロナウイルス(以下、コロナ)の影響で緊急事態宣言が発令され、人々が外出自粛を余儀なくされている現在。まだまだ予断を許さない状況の中、医療の現場では、医師らは未知の感染症と闘い続けています。

出典: ラフ&ピース ニュースマガジン

ラフマガでは、医師免許を持ち、現在も医療の現場に立つ芸人・しゅんしゅんクリニックPにリモートインタビューを実施しました。普段は薄毛治療などを専門とする美容クリニックで働くしゅんP。感染症指定医療機関への勤務ではないものの、現場の状況や変化は、誰よりも感じられる場所に立っています。

今回はコロナ対策のことはもちろん、クリニック内の様子や医療従事者として伝えたいことなど、“医師”としてのしゅんPに話を聞いてきました。

※インタビューの情報は2020年5月13日(水)時点のものです。

■いつ自分がコロナになってもおかしくない

――

自粛期間中の医師と芸人のお仕事の割合を教えてください。

10(医者):0(芸人)なので、完全に医者ですね(笑)。

――

不明な点が多いコロナですが、どういう症状が出ると危険なのでしょうか?

高熱で37度5分以上、息苦しい、唇が紫色になっている、顔色が悪い、肩で息をしている……など、肺炎の症状が見られると危ないです。

出典: ラフ&ピース ニュースマガジン

――「

自分はコロナじゃないか?」という患者さんも病院にいらっしゃるんじゃないでしょうか?

いらっしゃるんですが、僕が勤めている病院はPCR検査や抗原検査ができないので、怪しければ保健所に連絡する形です。電話相談もあって、本当に怪しい症状が出ていたら、クリニックには来てもらわないようにします。今のところ僕が診ている中では、コロナにかかった方はいません。

――

では逆に、患者さんを診る中で、“自分がコロナになってしまうのではないか?”という恐怖を感じることはありますか?

先ほど代表的な症状をお伝えしましたが、風邪のちょっとした咳や、37度5分以上の熱が出ていなくても、理論的にはコロナにかかっている可能性はあって、100%否定ができないので“いつ自分がコロナになってもおかしくない”という怖さはあります。

■治療はもちろん精神的なケアも必要に

――

緊急事態宣言が出てから現在まで、医療現場の変化を感じることはありますか?

町医者レベルの話をすると、地域のクリニックはまず患者さん自体が減っているんですよ。花粉症で通院したり、血圧を抑える薬をもらいに来る高齢の方などが、感染を懸念して来なくなっています。血圧の薬とかは、本来飲まなきゃいけないものなので、(来院を避けると)危険な場合もあります。

あと地方の勤務医は影響こそ出ていないものの、患者さんが5割減になって、下手したら潰れる可能性もあるようです。

出典: ラフ&ピース ニュースマガジン

――

負のサイクルになっているんですね。

“コロナうつ”のような形になって、不安感から症状が悪くなる人もいるそうです。不安で眠れなかったり、ずっと落ち着かなかったり、イライラしちゃうとか……。“気の持ちよう”じゃないですけど、精神的なケアもすることがあります。

――

どういう言葉をかけるんですか?

「そうですよね。僕もストレス溜まっています」と、患者さんの話に耳を傾けて意見に同意をしています。ソーシャルディスタンスを保ってウォーキングすること自体は気分転換に良いので、ひとつの方法として散歩をおすすめすることもあります。

■我々が今後気をつけるべきことは?

――

実際にコロナに携わる医師の方に、現場の状況を聞いたことはありますか?

友人の中で最前線で働く人はいないですね。ただ先日、放射線治療の先生や整形外科の先生とかと、オンライン上で飲み会をしたんですけど、「何日か先に決めていた手術を全部先送りにしたり、患者さん全員に熱を測って間隔を空けて問診したり、そちらの対策で時間がとられている」という話は聞きました。

――

「医療物資が足りない」というニュースをよく耳にします。現在も足りていない状況なのでしょうか?

うちのクリニックだと、マスクは足りていないですね。今までは普通に使っていたんですけど、最近は管理している事務の人に申請しないともらえないくらい不足しています。

あと、知り合いの話だと、コロナの治療をしている病院(感染症指定医療機関)では、空気感染にも対応する『N95マスク』や防護服が足りていなくて、一部の放射線技師の先生とかは、ポンチョを着て働いている人もいるようです。

出典: ラフ&ピース ニュースマガジン

――

今後気をつけるべきことは何でしょうか?

基本的なことですが、手洗いうがいはもちろん、外出自粛や三密を避けることです。ただストレスが溜まり過ぎると心の症状に変化が出る可能性もあるので、散歩などはしてもいいと思います。

――

日本は海外に比べて「感染者数が少ない」と言われています。なぜだと思いますか?

SNSを見ていると、“CT”の普及が大きいみたいです。海外だとCT検査を受けるために何か月も待つ地域もあるみたいなんですけど、日本は早いらしい。そのおかげもあって、肺炎など早期発見ができているのだと思います。

■“医師”のしゅんPからメッセージ

――

クリニック内での感染対策はどのようなことをされていますか?

大学病院などの最前線の医療現場は分かりませんが、うちのクリニックでは、皆さんと一緒でマスク、手洗い、ひと患者さんごとにアルコール消毒をしているような状況です。

出典: ラフ&ピース ニュースマガジン

――

マスクのつけ方や手洗いなど、改めて正しい方法を教えてください。

手を洗うときもアルコール消毒も、サッとやるのではなくて、手のひら、指の間、指先、手首までやるなど、丁寧に消毒してほしいです。

マスクを外すときには、面を触るのではなくて、ヒモから外して袋に入れる。鼻の部分はもちろん、サイドも密閉するように気をつけてください。

――ちなみに

コロナの影響下で、何か新たに取り組んでいることはありますか?

もともとYouTubeチャンネルを持っていたんですけど、今だからこそ「肺炎って何?」とか「抗体って何?」というものを中心にあげています。

――

最後に、医師の目線から何か伝えたいことはありますか?

コロナで一番怖いのは“未知であること”だと思うので、一人ひとりが意識を持って、思いやりのある行動をすることが大事だと思います。早く終息してほしいですね。

取材・文:浜瀬将樹

関連記事(外部サイト)