バイク川崎バイク「本を出したから、みんな(B)バリ(K)買って(B)ブック」

8月12日、BKBことバイク川崎バイクさんの著書『BKBショートショート小説集 電話をしてるふり』が発売された。あの問題児のBKBが本を書いた? そして芸風と同じくアップテンポな本かと思いきや、いやはやどうしてじっくり読ませる話ばかりなんだとか。少ない情報と多くの疑問を持って、NewsCrunch編集部が本人に直撃インタビューを敢行。

インタビューの出だしからBKBギャグをいただくなど、愉快なツーリングになる予感!(バイクだけに!ブンブン!レッツゴー!) BKBと小説……。これまで見たことない“ギャップ”をとくとご覧あれ!

※編集部より:今回のインタビューは「三密」を徹底的に避けて行いました。

▲BKBショートショート小説集 電話をしてるふり

■芸風とのギャップで興味を持ってもらえたのかな

ーー初の著書とのことですが、いまのお気持ちを聞かせてください。

BKB いやぁ、文章(B)書いたら(K)ブック(B)になるとは…! BKBヒィアー!!って感じですね。本当にBKBとしか言えない。

――出だしから最高のBKBありがとうございます(笑)! 今回の書籍は、どのような内容になっていますか?

BKB? 「BKBショート小説集」と題して、世にも奇妙な“超短編"小説集になっています。不思議で少しオチがひっくり返るようなお話で、さらっと読めるんですけど、読みごたえは抜群で「2回読んだら意味が分かる」物語を集めた一冊になっています。

出だしの『花言葉』『間違える女』『Cigarette smell love?』くらいまでは、これぞTHE・ショートショートっていう話を入れました。なので、そこの話で「あっ、ショートショートってこういう意味か」って分かってもらえたらなと思います。

――ありがとうございます。お手軽に読めるんですね。

BKB ちょっと時間が空いた時に読めるし、疲れたら読むのを止めてもいい。適当に開いたページから読める……。そんな本になっています。ただ、本にするにあたって話の順番とか構成は、編集さんと一緒にめちゃくちゃ考え抜いたので、お時間ある方は最初から読み進めてもらえると嬉しいです。

――芸人仲間や親しい方々からは、書籍出版にあたりどのような言葉をもらいましたか?

BKB みんな手放しで喜んでくれました。本当に感謝です。ヒューマン中村さんは「俺も本を出したい!!」って嫉妬で狂ってました。あとは、しずるの村上。タイトルにもなっている『電話をしているふり』を読んだら「こんな話書けるの!? 妬いた! 羨ましい!」って。

誰しもが「繊細な文章は書かんやろ」っていう芸風・風貌とのギャップが驚かれている要因なんやろうなと。自分で言うのもなんですがダークホースですね(笑)。

ーー“ギャップ”というお言葉がありましたが、このギャップは意識して作られている?

BKB それはもう100%意識して作っています。ギャップ作りまくってやろうと。単独ライブとか、SNSを追いかけてくれている5%くらいの人は、きっとBKBのこの一面(小説を書いたような繊細さ)を知ってくれていると思うんです。でも、世間の95%の人は知らない。悲しいかななんですが……。この状況を逆手にとって、ギャップを作り出してやろうと。

実際、noteで僕の投稿をみた人は「BKBに泣かされるとは……」「こんな繊細な文章をBKBが書くのか……なんか悔しい(笑)」って感想もいただきました。これは褒め言葉として受け取っています。中には、ギャップが大きすぎて「これBKBが書いてないだろ! ゴースト(ライター)入っているだろ!」なんてことまで言われて。みんな、間違いなくBKBが書いているからね!!

■スーパーフリータイムのおかげでできた本

――そもそもnoteでの投稿を始められたきっかけは?

BKB  新型コロナウイルスの影響で、3月の中旬くらいから一切仕事が入らなくなって。何時に起きてもいい。何時に寝てもいい。何もしなくてもいい。しかも、他の芸人も仕事がないから、焦りとかも一切ない。僕の中では“スーパーフリータイム”と呼んでいたのですが、2週間も経つとやることないし、他の芸人さんは〇〇リレーとか始めているし。ピン芸人なので、自分で何か発信しなければ忘れられてしまう。

そんな中、後輩のオズワルド・伊藤(俊介)が「バイクさん、noteやってみないですか?」と言ってくれて。「でも、おれ何も書くことないし……。昔ショートショートやってたくらいやわ」って話したら「それ! それですよ! いいじゃないですか」と力説されて。背中を押してもらって始めたって感じです。

――それより前からnoteの存在は知っていた?

BKB 知っていました。でも怪しいなぁって思っていました。投げ銭とか記事が有料とか怪しいって。でも、オズワルド・伊藤に聞いたら安全ですって言われて。なら書いてみようかなと。見てみると、芸人の中でも有料で記事を出している人もいて。僕も最初は有料で出そうかなと思ったんですけど「有料にしたら、誰も見てくれないだろうな」と思いました。

――有料というのは読者にとって、ひとつの壁になりますよね。

BKB そうですね。あとは拡散力。やっぱり有料だと、僕のことを応援してくれている人しか買ってくれない可能性が高い。そうなると拡散もされない。拡散されないって一番の悪だと思っているので。自分のことを書いているなら、ファンだけに読んでもらうので全然OKでしょうけど、僕が書くのは小説なので。BKBのファンじゃない人にも読んでもらいたいと考えて、50日間無料で出したれ!って勢いで決めました。それで、50日間、書き続けたら本になりました。人生って本当になにがあるか分からないですね。

▲取材後、撮影に応じてくれたバイク川崎バイクさん

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