無観客でも「放送権料」で腹は痛まないIOC 長嶋一茂怒る「もう、不信感しかない」

東京オリンピックは一部を除いて無観客開催と決まったが、IOC(国際オリンピック委員会)は痛くも痒くもないのだという。けさ9日(2021年7月)の読売新聞をもとに、司会の羽鳥慎一が取り上げた。「IOC観客数にこだわらず 開催で放送権料確保」と見出しにあり、大会組織委員会幹部は「開催さえ果たせば、巨額の放送権料が入る。観客の有無や人数でIOCの腹は痛まない」と語っているという。

「モーニングショー」はなぜか記事のこの部分は読み上げなかったが、読売新聞は「IOCの2013〜16年の収入は57億ドル(約6300億円)で、その73%を放送権料が占めた。米メディアなどによると、IOCが米テレビ局NBCと契約した米国向け放送権料は、(略)22〜32年の冬夏6大会で76億5000万ドル(約8400億円)にのぼった」と指摘している。

■玉川徹「日本国民は(IOCに)反感というか、悪意すら抱いている」

無観客でも開催にこぎつけたので、放送権料は入るとあってバッハIOC会長はご機嫌で、リモートで参加したきのう8日の5者会議でも、「ハロー、グッドイブニング、トーキョー」などと調子こいていた。

長嶋一茂(スポーツキャスター)は怒った。「もう、IOCには不信感しかないですね。選手を置き去りにしたオリンピックなんてありですからね。選手がかわいそうです。お金入っちゃったから、バッハ会長は(にこやかな)ああいう顔してんだね」

玉川徹(テレビ朝日コメンテーター)も憤懣やるかたなしといった表情だ。「IOCってそうなんだろうなと思っていましたけど、自分たちにお金が入ればそれでいいか! 開催国の国民の思いとかはどう思っているのだろう。多くの日本国民はあなたたちに反感というか、悪意すら抱いていることをわかったうえでオリンピックをやってほしいですね」

この話題で気になることがあった。アシスタントの斎藤ちはるアナが読売新聞記事を読んだのだが、「放送権料」をことごとく「放映権料」と読み替えていた。テレビ朝日もIOCに少なからぬ放送権料を払っているから、『放送』という言葉を使いたくなかったのかもしれないが、他メディアの記事・報道を紹介するときに、意識的な読み替えは重大な情報操作につながる。

(カズキ)

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