佐賀県の六角川が氾濫 「めざまし8」が伝えた現地の様子

お盆の日本列島を襲った記録的豪雨。九州地方をはじめ全国各地で河川の氾濫や土砂崩れなどの災害を引き起こした。おととい14日(2021年8月)には佐賀県武雄市や大町町で六角川が氾濫、住宅浸水のほか、順天堂病院が孤立する被害も出た。

■被害は全国各地でも

現地で何が起こっているのか。「めざまし8」の取材班は武雄市に向かったが、いたるところで通行止めが発生し、なかなかたどり着けない。武雄市の手前、大町町でも濁流の中、ロープを伝って避難する住民たちの姿もみられた。16時、ようやくたどり着いた六角川周辺は見渡す限り町が水没。

さらに取材中も山から浸水地域に濁流が流れ込んでいく。番組では、浸水状況を記録する定点カメラ画像も紹介したが、そこにはわずか6時間ほどで水位がみるみる上昇していく光景が映し出されていた。

六角川は2年前にも氾濫が起きている。前回被害後に敷地を1.5メートルほどかさ上げし、1カ月前に建て替えが済んだばかりの住宅でも浸水被害が発生。住民からは「今は何も考えられない」という声もでている。

このほか、被害は全国各地で発生している。15日早朝5時半頃、長野県岡谷市では住宅の裏山が崩れ、子供を含む親子3人が死亡したが、岡谷市で避難指示が出たのは土石流発生後の朝6時だった。近所の人は、被害にあった住宅は普段人が住んでおらず、お盆のお墓まいりで親族が来ていたのではないかと話す。

岐阜県下呂市では、飛騨川の増水で先月豪雨災害から復旧したばかりの国道が再び崩落。長崎県雲仙市では土砂崩れに家族3人が巻き込まれ、死者1人、不明2人の被害が出ている。島根県の江の川でも氾濫が発生した。

■天達武史「雨が止んでも警戒が必要」

天達武史(気象予報士)「大雨警報が九州各県のほか、静岡、愛媛、長野、福島、宮城などに出ている。雨が弱まっても長野県あたりでは土砂災害に厳重に警戒していただきたい。降り始めからの雨量は佐賀県嬉野、1031ミリと平年8月の3倍以上。雨にあまり強くない長野、岐阜でも500ミリ近い雨になっています。雨が止んでも警戒が必要です」

金子恵美(元衆院議員)「数日にわたって雨量が多い場合は、避難指示も出しにくいと思う。皆さんも指示がなくても知人やホテル避難など、新たな避難先を早めに考えて欲しい」

湯山玲子(著述家・プロデューサー)「自分が現場にいると、うちだけは大丈夫という考え方がどうしてもある。県の中だけではなく、ホテルや空き家など、県をまたいだ形の避難先確保など対応が必要」

西岡孝洋アナウンサー「佐賀県の両親と連絡を取っていたが、避難指示が出たのは冠水したあとだった。両親には『とにかく2階に上がってくれ』としかいえなかった」

天達武史「今週木曜日まではこのレベルの雨が降る可能性があります。この後、熊本、鹿児島で雨が強まります。九州はこれから明日の午前中まで、明日以降は関東甲信、北海道も雨の強まる時間帯があります。早めに安全な場所を確保していただきたいと思います」

(みっちゃん)

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