鉄道ファンからも心配の声 「駅員の胸ぐらつかんで激高」撮影者も

「一部の身勝手な鉄道ファンによるトラブルが各地で相次いでいます」とMCの羽鳥慎一がいい、26日(2021年8月)の放送で、ある映像を紹介した。

23日朝7時ごろの大阪・吹田市のJR京都線岸辺駅のもので、駅ホームのベンチの上に乗り撮影している男に駅員が注意すると、男は激高し「調子乗んじゃねーよ」などと言い、駅員の胸ぐらをつかみ抵抗したうえで、走って逃走した姿が記録されている。

■羽鳥慎一「モラルが一番大切」

この日は、廃車となった人気車両が回送として普段は走らない路線を走行する予定となっており、岸辺駅には30人以上の「撮り鉄」が集まっていた。この男は回送電車発車の数分前に到着したため、撮影場所に入り込めず、ベンチの上に載って撮影に及ぼうとした様子。そこを駅員に注意されて逆ギレした。

逆ギレした男が駅員に諭されている姿を映した別の映像もあった。駅員が逆ギレ男に「みんながルールを守っている。私たちは怪我をしてほしくないのでルールを守ってもらいたい、守れないなら来ないでほしい」という説得に、男は反省している様子だった。JR西日本によると、この男は翌日に岸辺駅を訪れ、駅員に直接謝罪。反省している様子だったという。

こうした行為には同じ鉄道ファンからも、「撮り鉄には一部やんちゃな人も多く、大声で怒鳴って邪魔なものをどかすなどの風潮がある」「一部にルールを守らない人がいて、悪いイメージになっている。軋轢がないようにしたい」など、懸念の声が上がっている。

SNSでの「いいね」欲しさに、撮影場所の取り合いも過激化しているという。鉄道ジャーナリストの梅原淳氏は「そのため、みんな同じ構図を狙うことになるので、撮影スポットの取り合いとなり、トラブルが起きる」と説明し、「トラブルが起きると立ち入り禁止になる場所が増え、それが結局自分たちの首を絞めることになる」と指摘した。

社会活動家の石山アンジュは「鉄道オタクはサブカルのような面もあり、電車好きの子供も多い。全面禁止にはなってほしくない。チケット制で観賞場所を提供するなどの検討があってもいいのではないか」とコメント。

テレビ朝日コメンテーターの玉川徹は「僕が学生時代のころは、鉄道好きには大人しい人が多かった。SNSなどで「いいね」が欲しくて過激化する側面があるというのには驚いた」とコメント。

羽鳥は「モラルが一番大切。怪我はしてほしくないので、注意して撮影してほしい」と訴えた。

(バルバス)

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