2歳の幼児から一家4人全員が感染、赤ちゃん授乳で入院も断られ...大人が今できることは?

「東京で新型コロナウイルスに感染して自宅療養中に亡くなった方は、8月以降、32人いたことが分かりました。第5波によって家庭内感染が急増する中で、家族全員が感染してしまった母親が、深刻な実態を語っています」と司会の羽鳥慎一。8日(2021年9月)の「モーニングショー」は、子どもの感染が増える今、深刻になっている家庭内感染の現状を報じた。

■病床ひっ迫、訪問診療で対応

番組が伝えたのは、都内に住む一家のケース。20代の父母、2歳の長男、11か月の次男の4人家族で、父母はまだワクチンを打てておらず、母親はぜんそくの基礎疾患があった。

8月上旬。咳や発熱などの症状が出て、最初に陽性となったのは長男だった。母親は「子どもはマスクを着用するのが難しい。保育園や私が通う教習所のキッズルームから感染したのかも知れない」と話す。

その後、父親、母親、次男の順で次々に発熱などの症状が起こり、結果的に全員の陽性が確認された。

小さい子どもを持つ親ならではの問題も発生した。ぜんそく持ちの母親に対し、保健所は入院を提案。しかし「授乳のため次男をいっしょに連れていきたい」と要望を伝えたところ、1人での入院しかできないということで一旦は断念した。

その後、母親の血中酸素飽和度が85%まで低下したため、保健所に入院を希望。しかしその時は病床ひっ迫で入院できず、訪問診療で対応せざるを得なかったという。

■医師は「大人がワクチンを打って予防するしかない」

訪問診療を行った「やまと診療所」の石川元直医師は「8月以降、子どもから大人への家庭内感染は急増している。世話が必要な幼い子どもは、接触が避けられない。大人がワクチン接種をして予防するしかない」と話している。

国際医療福祉大学大学院主任教授の松本哲哉医師「家庭内感染というと、今まではだいたい父親が家庭に持ち込んでいた。しかし最近はお子さんが先に感染してしまう事例が多くなってきた。その場合は当然親が近くで面倒を見ますので、親もすぐに感染してしまう。入院となっても、親と子を切り離すことができない。私たちの場合は一緒に入院してもらう対応をしているが、それができない場合もある」

玉川徹(テレビ朝日コメンテーター)「抗体カクテルは予防にも効果があるそうです。どうしても家の中で子どもの面倒を見ないといけない場合には、お母さんが感染する前に予防として打つこともできると思うが、日本はそういう方向では承認されていない。」

ピノコ)

関連記事(外部サイト)