安倍前首相らへのアピール合戦!? 玉川徹、「総裁選」に冷ややか

「河野大臣が立候補を正式に表明しました。岸田さん、高市さんに続く3人目の出馬表明ということになりました。選挙戦の構図は固まりつつあります」と司会の羽鳥慎一。13日(2021年9月)の「モーニングショー」は、混戦する自民党総裁選と激しさを増す水面下の駆け引きを伝えた。

河野太朗ワクチン接種担当大臣は10日に行われた出馬会見で、これまで主張していた脱原発について軌道修正ともとれる現実路線を強調し、「安全が確認された原発を当面は再稼働していくことはある」と話した。また、皇位継承について、女性・女系天皇を含む検討の必要を問われると、自ら明言することも避けた。

■決選投票を見据えた戦略

政治ジャーナリストの田ア史郎氏は「自議員の間での支持を広げるためには脱原発というのは障害になるので、まずはそれを取り除いたということ」。また、河野氏の一連の発言に対する自民党内の反応については「失望されていますよね。『現実的になった』という評価がある一方で、『総理になったらまた変わるんじゃないか』と冷ややかに見る人もいる」と話す。

河野氏は「麻生氏の支持は得られた」と言っているが...。田ア氏「『支持』いう言葉には2つの意味が成り立つ。総裁選に出馬することについての支持なのか、総裁選で自分に1票を投じてくれるという意味での支持なのか。僕は前者だと思う。麻生さんの周辺を取材しても、河野さんに1票を投じるという声は聞こえてこない」

また、安倍前総理は、河野氏へ一定の票が集まることを懸念し、決選投票を見据えた戦略を練っているという。田ア氏は「安倍前総理が高市さんを立てた狙いは2つある。1つはコアな保守票の掘り起こし。もう1つは河野さんに対しての論客として。論戦になったとき、岸田さんではつっこみができないからです」と話す。

石原良純(気象予報士、タレント)「やっぱり河野さんは異端で、自民党の真ん中の人にとっては怖いということですね」

玉川徹(テレビ朝日コメンテーター)「主張を引っ込めても、中には『彼の本音は脱原発だよ』と思う人もいるかもしれない。でも、『言ってないけど、分かってくれるよね』『忖度してくれるよね』と言うのは、なしだと思う。政治家は言葉が命ですから。僕自身はもう、『河野さんに脱原発はない』と判断せざるを得ない。出馬する3人の言葉を総合すると、結局は安倍前総理を中心とする自民党で力を持っている人へのアピール合戦にしか見えない」

(ピノコ)

関連記事(外部サイト)