鉄道運賃値上げ「しょうがない」 谷原章介、問題は賃金低迷の方と指摘

東急電鉄が来2023年3月からの運賃改定を国土交通省に申請した話題を1月13日の「めざまし8」が取り上げた。現在ICカード利用時で272円の渋谷〜横浜間は309円になる。

東急電鉄は渋谷駅を起点に代官山・自由が丘を通る東横線、三軒茶屋・二子玉川を通る田園都市線など東京と神奈川を結ぶ大動脈の一つ。申請によると、初乗り運賃を14円値上げなど、7路線で値上げする方針で、運賃改定は約18年ぶりのこととなる。

東急電鉄以外にも、JR東日本、JR西日本は今年の3月12日から、新幹線グリーン料金などの特別車両の料金を最大1410円値上げする。

■コロナ禍のなかリモート勤務の影響は?

このニュースに、東急線利用者は「困る。交通費はバカにならないのでやめてほしい」「しかたのないことなのかもしれない」など、賛否両論。

鉄道ジャーナリストの梅原淳氏は、こうした値上げの波は「鉄道事業を続けていくためにやむを得ない選択」と話す。

司会の谷原章介は「日本の鉄道は発達しているので、値上げはある意味しょうがないと思う。これは電気代が上がっているので、電気で走る電車の値上げはしょうがないということ。問題は運賃の値上げより、30年間で下がっている実質賃金の問題ではないか」と指摘。

東急電鉄、JR東日本、JR西日本のほかには、遠州鉄道が2月から値上げとなる。また、近畿日本鉄道、JR四国、あいの風とやま鉄道が値上げを検討しているという。

鉄道ジャーナリストの梅原氏は「鉄道各社は3月に決算があり、その結果を受けて5〜6月ごろ、値上げに向け動き出す可能性がある。そうなると、来年4月に一斉に値上げとなる可能性もある」と話す。

鉄道運賃の値上げの理由は、コロナ禍による定期利用者の減少。たとえば東横線渋谷駅では、2019年と比べ20年は1日約10万人の減少、田園都市線渋谷駅では約18万人が減少した。東急電鉄によると、ここまで減った例は過去にないという。

これを聞いた谷原は「リモートの影響ってこんなにあるんだ」とため息をつく。

リポート出演する倉田大誠アナが「初乗り運賃が126円ですから、単純計算すると、1日当たりでその10万人分に相当する約1260万円が失われている。この状態が2年続いて、大きなダメージになっています」と伝えると、谷原は再び「はぁぁぁ〜」とため息。

12月に国交省が「鉄道駅バリアフリー料金制度」を創設したこともあり、防犯カメラやホームドアの設置などに対して、運賃とは別に追加料金を最大10円程度上乗せし、利用者が負担することを認めている。

谷原は「コロナ禍で環境が悪化している中、今まで企業努力で上げていなかったのですね」とコメント。

モデルでタレントのトラウデン直美は「電車はよく利用しますが、乗るたびに企業努力されていることを感じて感謝しています。公共交通機関はライフラインなので、維持するための値上げは仕方ない」と話す。

社会学者の古市憲寿は「僕は新幹線にはよく乗りますが、新幹線はリニアを作らなければもっと安くなったと思う」としたうえで、「でも海外と比べると日本の鉄道は安い。たとえばロンドンの地下鉄は現金で乗ると初乗りで800円くらいになる。そういう意味で、日本の鉄道は経営努力していると思う」とコメントした。

(バルバス)

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