AIが「詐欺電話」見抜き連絡→逮捕 「スッキリ」で流れを再現

AIが特殊詐欺の被害を防ぎ、犯人を捕まえた。けさ19日(2022年1月)の「スッキリ」で、岩田絵里奈アナは「今月、仲間と共謀して東京・品川区に住む80代の女性からお金をだまし取ろうとした14歳の少年が逮捕されました。逮捕のきっかけとなったのは、これです」と伝えた。

岩田アナが紹介したのは「特殊詐欺対策アダプタ」。電話機に取り付けると、電話のやり取りをクラウド上に転送して、AI解析で詐欺が疑われると本人や親族、警察、自治体に連絡がいくのだという。開発したNTT東日本ネットワークサービスの塩川勇樹さんによると、「単語だけでなく、会話の流れ、文脈、組み合わせなどからAIで検知します」

■「この通話は振り込め詐欺等の防犯対策のため録音させていただきます」と音声ガイド

品川での事例では、検知の連絡があった品川区が、被害者と警察に通報、現金受け渡し場所に現れた受け子の少年を待ち構えていた警察官が逮捕した。

大竹真リポーターが母親役、NTT東日本の担当者が犯人役となって、実際の検知の様子を実験した。まず、電話がかかると「この通話は振り込め詐欺等の防犯対策のため録音させていただきます」という音声ガイドが流れる。それでも「俺なんだけど、交通事故起こしちゃって、500万円振り込まなくてはいけなくなっちゃった。俺に500万円送って」と話し続ける犯人役。大竹が「エエッ、交通事故なの? とりあえず、状況は分かったけど」と受けると、「この電話は犯罪の疑いがあります。ご家族に連絡を取るなど、再度ご確認ください」という音声が割り込んだ。電話がかかってきてから約1分後だった。実際なら、ここで親族や自治体、警察の連絡がいっているのだ。

このサービスはNTT東日本とNTT西日本が運営していて、設置には初期費用として工事費など8800円、月額利用料は440円がかかる。オレオレだけでなく、還付金詐欺、キャッシュカード詐取などにも対応しているという。

宮崎哲弥(評論家)は「高くないですよ。通話を録音しているという最初の音声ガイドでかなり撃退できるでしょうね」

近ごろは一人住まいの高齢者だけでなく、同居していても、家人が外出中を狙って電話してくる詐欺も多い。設置しようという家庭が増えそうだ。

(カズキ)

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