プーチンの戦術核使用に現実味 玉川徹「暗澹たる気持ちです」

ロシアのプーチン大統領はウクライナ侵攻で核使用を臭わせているが、欧米ではこれは単なる脅しではないという見方が強いという。けさ10日(2022年3月)の「モーニングショー」は、核使用の危機を伝えた。

テレビ朝日の布施哲ワシントン支局長はこう報告した。「バーンズCIA長官は『ウクライナの状況は向こう1、2週間でアグリーになっていく』と語っています。アグリーとは非常におぞましい状況ということで、『プーチン大統領は手段を選ばなくなっており、戦術核を使う可能性を懸念し心配する』としています」

■「まさか核は使わないだろうというのが世界の常識でしたが...」

慶應義塾大の廣瀬陽子教授も「プーチン大統領はNATOが飛行禁止空域を設定したら、世界全体に甚大かつ破滅的な結果をもたらすと言っています。つまり、核兵器の使用を示唆しているわけで、海上に戦術核を落とすぐらいのことはやる可能性はありますね」

玉川徹(テレビ朝日コメンテーター)「プーチン大統領がチェチェンやシリアでやって来たことは大量虐殺ですよ。まさか核は使わないだろうというのが世界の常識でしたが、もうそうは言いきれない。戦争を早く終わらせるため、自軍の兵士の被害を止めるためと言って使うかもしれません」

被爆国日本としては、核使用など想像もしたくないが、アメリカの世論調査では「あるかもしれないね」と普通のこととして考えられているという。司会の羽鳥慎一によると「アメリカの世論調査で、『プーチン大統領はNATOに対して核兵器を使用する用意があると思うか』と聞いたところ、60%はそう思うと答え、そうは思わないは28%でした」

布施支局長「アメリカの空気感をお伝えすると、テレビ番組で、CNNのキャスターが有識者、現職議員、軍事専門家に『プーチンは核兵器を使うと思いますか』と普通に聞いて、みなさん、ほぼ口をそろえて『あり得る』と答えて、普通にやり取りしているんです。アメリカは核兵器使用をあり得るシナリオとして分析しようとしています」

プーチンも、アメリカ政府・国民も、核兵器を通常兵器よりも破壊力の大きい兵器というくらいにしか考えていないということなのだろう。玉川はつぶやいた。「暗澹たる気持ちです」

(カズキ)

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