石原良純「停戦交渉すら情報戦」 ロシアメディアの報道と実態

ウクライナの首都キエフ近郊では侵攻するロシア軍との間で激しい戦闘が続いている。14日(2022年3月)の「モーニングショー」では、空港制圧部隊を運ぶロシア軍のヘリコプターやキエフ近郊の村の奪還に向かうウクライナ兵の映像などを紹介しながら、ウクライナ情勢の今後について専門家に話を聞いた。

注目を集める停戦交渉の今後だが、ロシアメディアの報道では4回目の交渉が14日にもテレビ会議方式で行われる見通しだという。同メディアによると現在両国は停戦条件やインフラ損害賠償問題、撤退過程や和平協議の条件などの協議を進めていて、ロシア代表団のスルツキー氏は数日のうちに共同見解に発展すると予想している。しかし、その一方で12日に行われたロシア、フランス、ドイツ3カ国の電話会談では、プーチン大統領に停戦の意思はみられなかったという。

■羽鳥慎一「ロシアメディア報道のニュアンスは何なんですか」

司会の羽鳥慎一「ロシアメディア報道のニュアンスは何なんですか」

駒木明義(朝日新聞論説委員)「『合意文書まで用意しているのにウクライナ側が拒否した』と、責任を押し付けるもので、停戦交渉で進展は期待できない。ロシア側代表団をみても実質的な交渉はできない。キエフ陥落に手こずるようだと、南部であったように一般住民に対する攻撃を強める」

黒井文太郎(軍事ジャーナリスト)「攻めているのがロシア側なので、ロシア側の条件をウクライナ側がのむかどうか。プーチンがああいう状態ですから、全体の停戦は進まないと思う」

石原良純(気象予報士・タレント)「メディア発表と実態が違うのをみると、現代戦では停戦交渉すら情報戦というか駆け引きなんだなと思う。一向にキエフの状況は変わらない」

玉川徹(テレビ朝日コメンテーター)「軍事侵攻しているということは軍事力でいうことをきかせようということで、そもそもが対等な立場で交渉しようという話ではない」

黒井文太郎「装備だけをみるとロシア側が圧勝しているが、地上戦になっている。ウクライナの防空システムがまだ生きていて、航空優勢を取らせない作戦がうまくいっているが、北西部から来ている部隊がキエフ市街地に近づいていて、中に入ってくれば血みどろの市街戦が始まる」

山口真由(信州大学特任教授)「プーチンは自由を無視する代わりに経済を重視する大統領だったが、経済を無視してでも侵攻を続けるところまでフェーズが上がった。彼の目指すところは何なのか」

駒木明義「アメリカと互角の2大大国を目指すことは考えていないと思う。ロシアと切り離せないベラルーシやウクライナ、東スラブの世界を統一して、盟主としてふるまう比較的狭い自国中心的な世界観をめざしているのではないか。強い軍を持つためには強い経済をもたなければいけないが、矛盾している。目の前にある自分なりの正義の実現に頭がいっているように思える」

(みっちゃん)

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