ゼレンスキー大統領、日本に厳しい指摘も? 国会演説「直前予測」(スッキリ)

ロシアのウクライナ軍事侵攻をめぐり、ウクライナのゼレンスキー大統領がきょう23日(2022年3月)午後6時、日本の国会でオンライン演説を行う。これまで演説を行う国の事情に応じて話の内容を変えてきたゼレンスキー氏は、日本に対してどんなことを訴えるのか。きょうの「スッキリ」が検証した。

ゼレンスキー氏は先月27日以降、ベラルーシ、イギリス、ポーランド、イスラエル、イタリア、カナダ、アメリカ、ドイツ、スイスの9カ国で演説を行い、経済制裁の強化や武器の提供を求めてきた。

■「共感型と非難型の折衷型」に?

演説内容について、筑波大学の東野篤子・准教授は、国民感情に訴える「共感型」と、「非難型」の2つのパターンがあると分析する。たとえば、イギリス議会では、「生きるべきか死ぬべきか」などイギリスの劇作家シェイクスピアの名セリフやチャーチル元首相の演説を引用。アメリカ連邦議会でも、「あなたたちを攻撃してきた飛行機のせいで空が真っ黒になった時を思い出してください」と、真珠湾攻撃や同時多発テロに言及したほか、人種差別撤廃を訴えたキング牧師の「私には夢がある」という名言を引用し、スタンディングオベーションを受けた。

一方、ロシアへの経済制裁に弱腰と言われていたドイツ議会では「ドイツは壁の向こう側の事態を見ていない。壁を解体してください」と求めた。イスラエルでも「なぜロシア企業に圧力をかけないのか」「(イスラエルの)ミサイル防御システムは最高です。なぜあなた方から武器を受け取れないのか」とストレートに訴えた。

東野氏は日本での演説について、「共感型と非難型の折衷型」になるとみる。日本からの支援への感謝はあるものの、クリミア併合の制裁を緩めたことや北方領土問題など日ロ関係を進めてきた点については「もしかしたら非難のポイントとして入るかもしれません」と解説した。

近藤サト(フリーアナウンサー)「ゼレンスキー大統領は就任時から、わかりやすいたとえ話を使うなどして国民の気持ちをつかむのがうまい。今回の演説も注目しています」

東野氏「日本に対しては、アジア圏での連帯のリーダーになってほしいということもあるかもしれません。戦時下の大統領の必死の叫びですから、まずはしっかり聞いたうえでできることとできないことを冷静に判断すべきだと思います」

(キャンディ)

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