ロシア軍「方針転換」の見方 「モーニングショー」で識者分析

ウクライナなどひとっ叩きで降伏するとなめていたロシアのプーチン大統領だったが、侵攻から1カ月、攻めあぐねてとうとう作戦を変えたらしい。けさ25日(2022年3月)の「モーニングショー」で、テレビ朝日の布施哲ワシントン支局長が報告した。

「アメリカ政府は、ロシア軍は首都キエフの陥落・占領を諦めて、包囲に方針を転換したんじゃないかと見ています。しかし、その包囲もままならない状況で、大量の捕虜が出る可能性もあります」

■羽鳥慎一「重点が南部、東部に...」

キエフ東部から迫っていたロシア軍は、ウクライナ軍と市民の反撃にあって20キロも後退し、塹壕を掘り始めたという。司会の羽鳥慎一は「塹壕は防御のためのものですから、進軍しようとしていないんじゃないかということです」と解説した。イルピン、マカリフなどキエフ周辺の街も、ウクライナ軍が奪還したと報じられている。

防衛省防衛研究所の高橋杉雄・防衛政策研究室長は「2週間前にロシア軍の進撃が止まりました。物資や兵器の再補給・再編成が思うように進んでいないのでしょう」

そんななかで、間もなくアメリカからの大量の軍事支援が続々と到着する。ロシア軍がいよいよ苦戦を強いられるのは必至だ。布施は「ロシア軍はロシアからの補給が容易なウクライナ東部のドンバス地方に力点を移しつつあると、米国防総省は見ているようです」と伝えた。

司会の羽鳥慎一「キエフをあきらめる、ということはないかもしれませんが、重点が南部、東部に移ってきたということなんですよね」

高橋室長「ロシアは、キエフ周辺は24キロの大砲の射程距離内にとどまり、ドンバスからクリミアにかけて沿岸部の確保に専念することを選択したのだろうと思います」

国際社会ではすでに『敗者』のプーチン大統領は、ウクライナ制圧から、停戦交渉を少しでも有利に進める方針に転換したのかもしれない。

(カズキ)

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