「ミステリと言う勿れ」最終回、「続編」やる気満々の終わり方 「...にしてもスッキリさせて!」

カレーをこよなく愛する大学生、久能整(菅田将暉)が膨大な知識と並はずれた洞察力で難事件を次々に解決していく「ミステリと言う勿れ」(フジテレビ)。3月28日(2022年)に放送された最終回は、15分の拡大版。前回の続きである犬堂我路(永山瑛太)が妹・愛珠(白石麻衣)の死の真相を追うエピソードに加え、整が乗車した新幹線の車内でもう1つのエピソードが同時進行する、という斬新な構成でした。(ネタバレあり)

大阪で展覧会を鑑賞した整が、東京に戻る新幹線に乗車すると、隣の席に一人の女性が座りました。彼女の名は、美樹谷紘子(関めぐみ)。紘子が読んでいた絵手紙に目を止めた整は、そこに隠さた暗号に気づき、つい声に出してしまいます。手紙の差出人は紘子の父親で、「紘子を返して欲しい」「紘子に会いたい」「名古屋に来て欲しい」といった内容でしたが、添えられていたイラストには「名古屋に来るな」「騙されるな」「暴力」と、まったく異なる意味が込められていました。

■整が「どこへ?」」と答えたところでエンディング

紘子は整に、自分は幼い頃に両親を亡くしたと聞かされ、母の親友であるサキ(高畑淳子)に育てられたと話します。しかしある日、父から大量の手紙が届いていたことを知り、サキに内緒で父と手紙のやり取りを始めた紘子は、実の両親が生きていると確信。父に「結婚式でバージンロードを一緒に歩いて欲しい」と頼むために、名古屋へ向かっていたのでした。

整は、紘子の母は夫による暴力の支配下にあったのではないか、そして夫に内緒でサキにメッセージを伝えるために、紘子の母がイラストを描き添えたのではないかと推理します。

さらに整は、新幹線の後ろの座席に怪しい女性がいると指摘。振り返ると、そこには紘子が心配で後をつけてきたというサキの姿がありました。自分は、紘子の母から娘を託されたのだと話すサキ。紘子の母は、夫の暴力に苦しみつつも離婚できなかったこと。夫は急死してしまい、それが原因で紘子の母は心を病んでしまったこと。彼女は今でも紘子のことを心配し、手紙を送り続けていることを告げるのでした。

育ての母と産みの母、両方から愛情を受けて育ったことに感謝した紘子は、「2人のお母さんと一緒にバージンロードを歩きたい」と涙。感極まったサキも涙を流し、幸せな親子のハッピーエンドかと思いきや、これで終わるはずはありませんでした。

紘子がサキに、「この絵手紙の意味が分からなかったら、教えて欲しい」と言うと、表情が一変。その場は紘子がイラストの意味を誤読したことで逃げ切ったものの、整は真実を見抜いていました。

娘の幸せを願う柔らかな笑顔、絵手紙について聞かれた時の狼狽した表情、そして整に真相を突きつけられた時に見せた殺人者の顔。新幹線の車内という密室内で、表情だけで1人の女性の多面性を演じ切った高畑淳子に、SNSでは「表情で一気に空気が変わるの、凄すぎて怖い」「さすがの演技でゾクッとした」と感嘆の声が上がっていました。

そして気になるのが、第2・3話から続いていた犬堂我路のエピソードです。連続殺人犯・辻浩増(北村匠海)の登場で謎が解けたかと思いきや、まだまだ続きがありました。愛珠が通っていたカウンセリングの先生が鍵を握っていると気づいた我路は、整に協力を求めることを決意。東京に戻った整の前に現れ、「久しぶりだね、整君。君の協力が必要なんだ。一緒に行こう」と言い、整が「どこへ?」」と答えたところで、まさかのエンディング。原作漫画が今も連載中で結末が分からない、という事情はあるものの、SNSは「え!これで終わり!?」「続編やるにしてもスッキリさせて!」「最後にブツ切りは、視聴者に失礼では」と、戸惑いの声が相次いでいました。

ドラマの公式SNSには「また、どこかでお会いできる日を、楽しみにしています」と掲載。主演の菅田将暉さんも、クランクアップで「個人的には続編を希望していますので、心身ともに整えてオファーを待っています」とコメントしていることから、続編があるのはほぼ確実なのでしょう。映画なのかドラマなのか、そしていつ頃、どんな内容になるのか。の異色なミステリードラマを毎週楽しませていただいたファンとして、次の展開を待ちたいと思います。

(Hibunny)

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