運行会社社長の人物像は? 元社員が「めざまし8」に語ったコト 【知床観光船事故】

23日(2022年4月)に発生した北海道知床遊覧船KAZU I(カズワン)の遭難事故。26人の乗員乗客のうち、発見された11人の死亡が確認され、残る15人の行方が分かっていないが、今日26日の「めざまし8」では、昨日に続きこの事故を大きく取り上げた。

最初に紹介したのは、視聴者が観光船から撮影した過去の映像。今回の事故とは異なる会社の観光船だが、港を離れた時におだやかだった海が、激しい風と波へと変わっていく。この時の風速は4.5メートルで、波の高さは1メートルから2メートルだったが、船は大きく揺れて歩くこともままならない。船はすぐに港に引き返したという。

■説明会での様子

番組では2年前のKAZU Iのツアー映像も紹介したが、この時は天候に恵まれて穏やかな日だったこともあり、船は崖をなめるようなコースをたどっていた。しかし、地元の漁師は「見えない岩がすごくいっぱいある。浅瀬には怖くていけない」と語る。

斎藤秀俊(水難学会会長)「切り立った岩があると波がはね返ってきて複雑になる。波は途中で高くなってきた。最初から高かったらきっと出港していない。海難事故の典型例」

武井壮「ツアーに参加したことがある。最初はそんなに波がなくて進んでいくと波が高くなってきた。近くで見たいところに行ってくれるが、大丈夫かなと思った記憶がある」

さらに番組ではKAZU Iの豊田徳幸船長について、知人や元従業員らから話を聞いた。

観光船会社入社前、豊田船長は50ccの原付バイクで飲食店デリバリーの仕事をしていたが、知人は「仕事に関しては真面目。会社のルールに100%従う人だった」と語る。免許を取るのが趣味で、働きながら船の免許を取って転職。長崎県で水陸両用バスを運転していたという。2020年8月頃に知床遊覧船に入社したが、遊覧船会社元従業員は「テキパキしていいひと、操縦もうまい。海には精通していない」と印象を語る。

一方、豊田船長はフェイスブックに「ブラック企業で右往左往です」とも書いているが、運営会社はどのような会社だったのか。

2020年まで知床遊覧船で船長を務めていた元社員は現在の社長について「だらしないひと、一番だらしないのはお金。船のことについてはずぶの素人」と語る。社長は父親からついだ2代目で、事務所は社長不在。事務所統括と営業部長が運営していたが、去年はこの2人を解雇。さらにベテラン船長1人とも契約更新しなかったという。

昨日は乗船者の家族に対して3回の説明会が行われたが、社長が出席したのは1回目のみ。小さな声で「ごめんなさい」と謝罪したのみで、あとは何をいっても「あーはいはい」と感じで、社長の態度に不信感を覚えた参加者たちからの罵声がすごかったという。社長は改めて記者会見の場を設ける意思をみせたというが、詳しい予定ははっきりしていない。

斎藤秀俊さん「船の操縦は船長の責任だが、運航全般は会社の責任。社長が自らきちんと説明していただきたい」

三浦瑠麗(国際政治学者)「家族は社長が出席したといって、亡くなった方が帰って来るわけではないことはわかっている。しかし、こういうことが起こった時、社長ができることは真摯に向き合ったり寄り添ったり詫びたりすること。今後の立件に対する自己防衛の意識があるとすると残念」

(みっちゃん)

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