フジ「ナンバMG5」が想定外の面白さ 間宮祥太朗の高校生役もピッタリ

この4月(2022年)からフジテレビが水曜よる10時にドラマ枠を新設した。その第1弾が「ナンバMG5」。水曜よる10時といえば、日テレでもドラマを放送しており、あえて激戦区に挑んだわけだが......。

フジテレビが第1弾に選んだのはヤンキー漫画「ナンバMG5」。どうせ「今日から俺は!!」の真似なんだろうな、とさほど期待せずに見たら、これが面白いのなんのって。原作は小沢としおの同名漫画。「踊る大捜査線」の本広克行監督が演出を手掛けるという贅沢さ。フジの本気が伺えるというものだ。

■飼い犬・柴犬の松の名演技も光る

主人公の難破剛は関東の筋金入りのヤンキー一家の次男。父は千葉最強のヤンキー、母は元レディース、兄は関東を完全制覇したカリスマヤンキー。剛自身も中学では千葉14校を傘下に持つ萬田中のアタマになるほどのヤンキー。が、高校は「普通の高校生活を送りたい」と家族には内緒で、隣町の白百合高校に入学を決めた。家を出る時はバリバリの特攻服で、途中、公園のトイレで学ランに着替え、学校では真面目な高校生という二重生活をスタート。果たしてどうなるか、という感じ。

主人公の剛を演じるのは間宮祥太朗。実年齢28歳にはとても見えないほど、高校生役がハマっている。隣の席の藤田深雪(森川葵)にケシゴムを貸してもらい、好きになる純なところもカワイイ。

難破家の父親が宇梶剛士、母親が鈴木紗理奈、兄が満島真之介という完璧すぎる配役。あまりに個性が強すぎて妹・吟子(原菜乃華)をつい忘れがち(がんばれ!)。それよりも、物語の語り部でもある、難破家の飼い犬・柴犬の松の名演技が光る。声優の名はあきらかにされていないが、わかる人にはわかる。

ヤンキードラマにはバディや好敵手がつきものだが、今回はどうやら、剛の白百合高校の前にあるバリバリのヤンキー校市松高校の1年で上級生からも恐れられる存在の伍代直樹(神尾楓珠)がどうやらそれにあたりそうで、2人の熱い友情が見もの。喧嘩シーンは辟易だが、ヤンキーたちはどこかおマヌケだし、昭和の遺物を見ているようで面白い。

(子守熊)

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