バイデン大統領が超「あっさり」回答 北朝鮮に発したメッセージとは

バイデン米国大統領が就任後初めて来日、きょう23日(2022年5月)に岸田文雄首相との首脳会談などに臨む。これに先立って訪問した韓国での記者会見で、同大統領のアジア訪問前後にも核実験をする可能性があると伝えられる北朝鮮の金正恩総書記へのメッセージを問われ、「hello」と答え、少し沈黙の後「Period(以上だ)」と加えた。23日の「THE TIME,」が伝えた。

バイデン大統領は22日の記者会見で、北朝鮮が核実験をする可能性について、「北朝鮮が何をしようとも、われわれは準備ができている」と語った。韓国の情報機関が19日、「北朝鮮が核実験の準備を完了し、タイミングだけを見計らっている状態だ」と国会に報告していた。同聯合ニュースは、ICBMについて、「米韓当局は北朝鮮が燃料を注入する状況を把握した」と報じていた。バイデン大統領のアジア訪問に合わせて、北朝鮮が挑発行為に出るのでは、との観測が高まっている。

■「THE TIME,」が伝えた日米首脳会談の議題

韓国を離れた大統領は、22日午後5時過ぎ、大統領専用機「エアフォースワン」で、東京・横田基地に到着。大統領専用ヘリ「マリーンワン」で、六本木の米軍基地に移動、専用リムジン「ビースト」に乗り換えて、近くのホテルに入った。

警視庁は明日までの滞在期間中、機動隊員など1万8000人態勢で厳重警備にあたる。

きょうの日米首脳会談で岸田首相は、日本の防衛力強化を伝達、米国の核戦力などで日本を守る「拡大抑止」の強化についても協議する。バイデン大統領は、「IPEF」(インド太平洋経済枠組み)を発足させることを発表する。この枠組みは、「貿易」「供給網」「インフラ・脱炭素」「税・反汚職」の4本柱で構成、アジア諸国との経済面での協力やルール作りを進め、中国に対抗する狙いだ。これに対し、中国の王毅外相は、「特定の国を意図的に排除するための政治的な道具にするならば、正しい道を外れることになる」と米国側をけん制する。「別のルールを作り、既存の地域協力体制に影響を与え、地域の統合を後退させるべきではない」と非難している。

バイデン大統領は、23日午後に、北朝鮮拉致被害者家族と面会するほか、明日24日には、日米両国にオーストラリア、インドを加えた「クアッド」首脳会合に出席。同夜に帰国する。

(栄)

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