コロナ以外の感染症が各国で急増 子どもたちの免疫力に何が?(めざまし8)

新型コロナ感染対策のマスク生活には、意外な影響が指摘されている。今日24日(2022年5月)の「めざまし8 わかるまで解説コーナー」では、マスク生活による免疫力低下と日本で注意すべき感染症について詳しく伝えた。

■日本でも要注意

「新型コロナパンデミックのロックダウンで子どもたちは、よくある感染症にさらされてこなかった可能性があります」と語るのはウイルス学が専門のイギリス・ノッティンガム大学ウィル・アーヴィング教授。「免疫を持たないまま突然複数のウイルスにさらされたことで、免疫系がうまく対応できていないかもしれない」(アーヴィング教授)

これまでも、コロナ禍の徹底した感染対策と原因不明の小児肝炎との関係が指摘されているが、他にもブラジルではインフルエンザが急増、オーストラリアでは日本脳炎が初流行、シンガポールではデング熱が急増などコロナ以外の感染症が急増している。イスラエルではポリオ、ケニアでは黄熱病が確認されている。

アメリカ・イギリス・フランスなど15カ国ではサル痘の感染が拡大し、外務省はきのう、渡航者に注意喚起を行っている。

矢野邦夫(浜松医療センター)「サル痘は感染力が強くなくて、濃厚接触しないかぎり感染しないのですが、これから他の感染症も流行する可能性があるので注意が必要です」

日本ではどのような感染症に注意が必要なのか。

「インフルエンザと子どもの感染症が大流行する可能性があります」(矢野邦夫医師)

マスクなしで外出が自由だったコロナ前は、免疫が訓練されていたが、コロナ禍ではマスクを徹底し、外出を自粛、こまめに消毒を行うことで免疫が訓練されていない。

「免疫が訓練されていないと、ウイルスなどに過剰反応。自己免疫疾患やアレルギーなども起こる」(溝口充志・久留米大教授)

矢野邦夫医師「子どもたちの場合は、2年間まったくウイルスに曝露していないし、高齢者も免疫が弱いですから、かなり免疫が下がってくるのではないかと心配しています」

■謎の小児肝炎との関係

世界各国で流行している謎の小児肝炎について、WHOは10日の会見で「7割の患者からアデノウイルスが検出された」と発表している。アデノウイルスは主に胃腸炎の原因となるウイルスで、重症化のリスクは少ないとされているが、免疫力低下で重症化した可能性があるという。

矢野邦夫医師「アデノウイルスも2年間流行していないのが一気に噴き出してきています」

子どもが感染しておかないと怖いウイルスに、サイトメガロウイルスがあるという。乳幼児がかかると無症状から鼻風邪程度だが、妊婦が初めてかかると赤ちゃんに目や耳の障害、小頭症などが高確率で発生するという。

「サイトメガロウイルスはワクチンが存在しないので、子どものうちに感染すれば免疫がつけられる」(矢野邦夫医師)

三浦瑠麗(国際政治学者)「先生がおっしゃって頂いたことが感謝です。高齢者・基礎疾患を持っている方にワクチンを打ち終わった後は、一刻も早く唾液を飛ばして土に触れる生活に子どもたちを戻さなければいけなかった。そのころからずっといっていたが、誰も聞いてくださらなかった。今のうちに免疫を付けるサイクルに入っていかなければいけない。先進国は間違った政策をとってきた」

免疫力アップにはどうすればいいのか。溝口充志医師によると、野菜中心の栄養バランスの良い食事、体を温めて免疫活性化、適度な運動が効果があるという。

(みっちゃん)

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