コロナ「ケンタウロス」 どこまで脅威か (めざまし8)

オミクロンの変異株のひとつである「BA.2亜種」の「ケンタウロス」が広がる動きを見せている。従来のオミクロン株の感染力が3倍とも言われる新種の脅威を、25日(2022年7月)の「めざまし8」が特集した。

都内のクリニックの発熱外来では24日の日曜日、朝から電話が鳴りやまなかった。コロナとみられる症状で受診する患者が後を絶たない。伊藤博道院長は、「昨日に245名の電話の問い合わせがあり、結局、対応できるのは15~20名くらい。限界をはるかに振り切れてほぼ、もう医療崩壊の状態です」。

■国内でも確認

きのう24日の新型コロナウイルス感染者は、東京都で2万8112人、京都府と茨城県では過去最多となり、全国では日曜日としては初めて17万人(17万6577人)を越えた。23日には20万人を越え、過去最多に。爆発的な感染状況にも政府は、濃厚接触者の待機期間を原則7日から5日間に短縮、行動制限にはなお慎重だ。都内の大規模ワクチン接種会場では、4回目のワクチン接種に来た高齢者の姿が目立った。23日からは、医療従事者や介護職員などの4回目接種も始まった。

こうしたなか、東京都の会議では、「ゲノム解析によってBA2系統の亜系統『BA.2.75系統』が2例報告されております」。感染力が「BA5」の3倍に上るとも指摘される。

「BA.2.75」とは、「BA.2」系統から変異した75番目の亜種で、これまでも亜種はいろいろあり、誕生しては消えていったが、このなかで生き残ったものだ。長崎大大学院の森内浩幸教授によると、過去の変異株と比べあまりに異質で、「半人半獣」の「ケンタウロス」と表現された。

米国の感染症専門の教授の研究によると、今年6月にインドで初報告され、その感染力はBA.5の3.24倍。国内では、今月8日に神戸市で1人、同19日に大阪府で2人、同21日には東京都で2人の感染が確認された。世界でも、アメリカ、イギリス、オーストラリア、韓国などで確認されている。

MCの谷原章介「ケンタウロスの研究は進んでいるのでしょうか」

森内教授「まだ十分とは言えないと思います。インドでは感染力3倍との報告があるが、他の国で確認されたわけではない。免疫から逃れる力、重症度については、これから明らかになってくると思います」

名古屋工業大の平田晃正教授らのグループの予測によると、「BA5」の感染力が1.3倍、ワクチンによる感染予防効果が7割に低下した状況で、東京の感染者の1週間平均値を予測すると、ピークは明後日の27日で約2万人とされた。ただ、東京都の平均感染者は既に2万4543人となっている。今後「BA.2.75」が流行するとピークの山がさらに大きくなる可能性を森内教授は指摘する。

(栄)

関連記事(外部サイト)

  • 記事にコメントを書いてみませんか?