菅弔辞の評価で羽鳥慎一と玉川徹がバトル? 「心に刺さった」「これこそが政治的意図」

「分断が浮き彫りになる場面もありました」ときょう28日(2022年9月)の「モーニングショー」でMCの羽鳥慎一が切り出したのは、きのう27日に行われた安倍晋三・元首相の国葬のニュースだ。番組では、国葬の中身に加え、会場の外で多くの人が献花の列を作ったことや、反対派がデモを繰り広げた様子などを伝えた。

■国葬会場から拍手が

国葬の会場となった東京・武道館の外では朝早くから献花に並ぶ人が集まり、列は最大で5キロに及んだ。5時間並んで献花したという人もおり、きのう午後6時時点で約2万3000人が献花に訪れた。

一方、国葬反対の集会も国会前などで行われ、主催者発表で約1万5000人が参加した。国葬反対を訴えるデモ隊が会場近くを行進した際には、国葬賛成派との間で一触即発の緊迫した空気が漂い、間に入った警察官に賛成派が「なんで(デモ行進を)行かせてるんだよ!おかしいだろうがよ!!」と怒鳴り声をあげる場面もあった。

きのうの国葬で最も話題になったのは、友人代表として弔辞をよんだ菅義偉・前首相だ。「あの運命の日から80日が経ってしまいました。やかましかったセミはいつのまにか鳴りを潜め、高い空には秋の雲がたなびくようになりました。季節は歩みを進めます。あなたという人がいないのに時は過ぎる」といった情緒的な表現が散りばめられ、官房長官時代を振り返って「決断の毎日が続く中であっても、総理、あなたは常に笑顔を絶やさなかった」というくだりでは、こらえきれず声を震わせていた。

弔辞の最後では、衆議院第一会館の安倍氏の部屋に残されていた読みかけの本について触れ、そのなかにあった「かたりあひて尽しゝ人は先立ちぬ 今より後の世をいかにせむ」という歌を引用し、「いまこの歌くらい、私自身の思いをよく詠んだ一首はありません」と締めくくった。弔辞の後、会場からは大きな拍手がわき起こった。

 

この弔辞について、羽鳥は「菅さんならではの心のこもった内容のある弔辞を聞いていて、場内から拍手があがるって初めて見た」という自民党の石破茂・元幹事長のコメントを紹介した。

■政治記者「口下手と言われていたが...」、永田町も驚きの受け止め

山本志門(テレビ朝日政治部官邸キャップ)「菅さんはこれまで口下手と言われていましたが、ここまで感情をこめてスピーチができるのかと永田町では驚きをもって受け止められています。こういう風にもっと感情を出してやっていれば、(菅)政権はもっと長続きしたのではという見方もあります」

浜田敬子(ジャーナリスト)「一連の報道をみていても、一番話題になっていましたね。菅さんは官房長官時代は鉄面皮のような受け答えでしたが、なぜ首相時代にこのような生身の部分が見えるようなスピーチをやらなかったのかなあと思いました」

「きのうのスピーチの中では菅さんが一番(心に)刺さりました」という羽鳥に対し、玉川徹(テレビ朝日社員)は「これこそが国葬の政治的意図です。国葬だからこそメディアにも取り上げられて、我々も見せられて、あのときに胸に刺さる言葉があったと既成事実として残る。それが政治的な意図だから」「僕はディレクターもやってきて演出側の人間ですから。それはそういう風に作りますよ、当然ながら」と独自の見解を披露。

いつもは玉川の「尖った」コメントを軽くいなす羽鳥だが、「そうか...私はここの部分だけは違うなと思いましたけどね」「うーん、そこまでの見方をするのか、ここは本当に自然に言葉が出たのか。見方は色々あると思います」と反論していた。

(キャンディ)

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