97歳運転の車が暴走、1人死亡 加藤浩次が訴えた防止策の中身

福島県で19日(2022年11月)夕、97歳の男が運転した軽自動車が暴走、歩道を歩いていた女性(42)をはねて死亡させ、過失運転致死の疑いで逮捕された。「スッキリ」のMCの加藤浩次は21日「アクセルとブレーキを踏み間違えても発車しない装置を導入することが大事だ」と訴えた。

■「踏み間違えた時に、発車しないというシステムがある」

事故が起きたのはJR福島駅から約4キロ離れた道路。近くには大型スーパーなどがある。19日午後5時ころ、福島市の無職の容疑者(97)の軽自動車が歩道を数十メートルにわたり暴走。歩道を歩いていた女性がはねられて死亡、信号待ちで停車中の車3台に衝突、4人が軽傷。

容疑者の自宅から事故現場までは約1キロ。スーパーにふだんから買い物に行っていたという。元県警交通捜査官によると、「ブレーキとアクセルの踏み間違いの可能性が高い」。事故当時は時速40キロとみられ、ハンドル操作をしていることから意識はあり、停止しようとして踏み間違えて歩道に乗り上げたと推測する。警察庁の調べによると、2021年の死亡事故の要因で、ブレーキとアクセルの踏み間違いは、75歳未満の運転者の場合は1.3%だが、75歳以上になると、10.7%と跳ね上がる。

逮捕された97歳を知る人は、「奥さんが亡くなってから一人住まい。息子さんは遠方に住んでいる。短歌を詠んでいた」「歩くのがやっとだった」「車はそこら中に傷。周りの人は相手が人じゃなくて良かった、という話をずいぶん前から聞いていた」。「みんな、そろそろ運転をやめた方がいいんじゃない?と言ってたが、他人が言ったのでは聞かない」。

警察庁によると、運転免許の自主返納は、2019年には582万余人のうち35万人余りだったが、21年は約610万人のうち約28万人に減った。返納しない理由としては、「車がないと不便」「不安はあるが、事故を起こすほどではない」。自主返納を考えたことがある人は、全体の19%と少なく、返納をしなかった理由として最も多かったのが、「車がないと生活が不便」(75%)だった。

MCの加藤浩次「アクセルとブレーキをドンと、踏み間違えた時に、発車しないというシステムがある。踏み間違い防止の『後付け』もある」。「停車時や低速走行時にアクセルを強く踏んだ場合」に「誤発進抑制」や「警告」できる後付け装置が約4万円程度で付けられる。国の補助金は終了したが、自治体では、北海道の苫小牧市(最大2万円)や岩手県北上市(同4万円)で、なお交付している。

加藤「高齢者は、ブレーキを踏んだと思い込んでしまうから、どんどん踏む。だから、ダアーッと進んでしまう。これ、ホントにつけた方がいい」「家族がつけてあげてもいい。新しい車だとだいたい、ついてるんですよ。ついている車に乗ってください」。

(栄)

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