また「体罰」で部活指導者逮捕 加藤浩次が指摘した意識のズレ

「スポーツの名門校、『市船(いちふな)』こと市立船橋高校の男子バレー部で起きた暴行事件をお伝えします。部員の髪をわしづかみにし、顔面にバレーボールを投げつけるなどの暴行を加えたとして逮捕された60歳の監督。会見を開いた校長は、『最近は自身の指導方法で悩みを抱えていた様子もあった』といいます」と森圭介アナ。28日(2023年2月)の「スッキリ」は、なくならない「体罰」の問題に切り込んだ。

校長によると、事件が起きたのは去年11月。全国大会に向けた千葉県予選が始まるおよそ1カ月前のことだという。

■「今はもう全然違う」

容疑者の監督は練習中にミスをした部員に対し激しく怒り、上半身を裸にさせると、髪の毛をわしづかみにして引きずり、至近距離からバレーボールを顔に何度も投げつける暴行を加えたという。この時、体育館には40人ほどの部員と、容疑者のほかに顧問2人もいたそうだ。

事件が明るみになったのは、この2日後。男子バレー部の関係者が警察に「生徒が顧問から暴力を受けている」と届け出があったのがきっかけだったという。

番組の取材に答えた元男子バレーボール部の卒業生は「先生が来ると緊張感があるような部活、雰囲気ではあった。ミスを連発するとやはり先生から結構厳しく指導というか。血だらけになったことはありますね。ビンタが1番多かったとは思いますけど」と話し、暴力が黙認されていたことを明かした。

司会の加藤浩次「容疑者は(バレー部の指導を)35年やっていますから、その中に成功体験もあると思います。春高バレーで優勝したりとか、全国で優勝したりとか。そこには体罰も含む厳しい指導があったと本人は考えていると思うけど、今はもう全然違う」

下川美奈(日本テレビ報道局・社会部長)「体罰をする指導者はよく『生徒のためにやった』と言いますが、それは間違っている。専門家は『(体罰により)指導者が楽できるんだ』と言っています。恐怖による支配によって、一時的に生徒がまとまるし、見せしめにもなるというのは指導者の怠慢でしかなく、長い目で見るとアスリートや生徒にとってマイナスでしかないと」

どうすれば体罰がなくなるのか。体罰問題に詳しい日本女子大学の坂田仰教授は、「学校内だけで解決するには限界がある。外部コーチなど、学校外の視点を加える必要がある。また、生徒・保護者が声を上げ、警察などが介入して厳罰化する必要もある」と指摘していた。

(ピノコ)

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