命日を前に、マイケル・ジャクソン愛娘とマコーレー・カルキンが愛ある疑似家族ぶりを披露

命日を前に、マイケル・ジャクソン愛娘とマコーレー・カルキンが愛ある疑似家族ぶりを披露

タトゥーはあっても心は娘

 マイケル・ジャクソンが急逝して8年がたつ今月、愛娘パリス・ジャクソン(19)が、インスタグラムのストーリーで彼女のゴッドファーザー(名付け親)であるマコーレー・カルキン(36)と愛犬が戯れる写真を投稿。かつて世界一の天才子役と呼ばれながら、近年はやさぐれた風貌になってしまったマコーレーがとても穏やかな表情を浮かべており、往年のファンを喜ばせている。

 パリスはマイケルの追悼式で、それまで仮面で隠していた顔を出し、純粋無垢な美少女ぶりを披露して世界中から大絶賛された。父の死後は私立校に通ったりSNSを始めたり、世間と交流しようとしたが、いじめに遭い心神耗弱。14歳の時には性的暴行まで受け、15歳で自殺未遂を図ってしまう。救急搬送された後、リハビリ施設に入所し、治療を受けて無事に自尊心を取り戻した。

 その後、17歳になった2015年にTwitterを再開したパリスは、恋人のチェスター・キャステロとのいちゃいちゃ写真を投稿するようになる。キャステロとは結婚間近とまで報じられたが、同年末に破局。16年初頭からは、売れないミュージシャンのマイケル・スノーディと付き合いだし、彼の影響でタトゥーを入れて世間を心配させた。

 順調に“お騒がせセレブ”化しつつあったパリスだが、今年から本格的に芸能活動をスタート。今年3月、ジゼル・ブンチェンやジジ&ベラ・ハディッド姉妹らが所属する大手モデル事務所と契約を結び、モデルとして雑誌の表紙を飾る傍ら、女優としての活動も開始した。メディアのインタビューにも積極的に応じ、トーク番組にも出演。透き通るような碧眼の美女に成長した彼女に、全米が魅了されている。

 そして芸能活動を始めるにあたって身辺整理をしたのか、恋人のマイケルと決別したパリスは、マコーレー・カルキンと頻繁に交流するようになった。

 2人の交流について、一部タブロイドは「ヘロインやオキシコドン(鎮痛剤の一種)に毎月6000ドル(約66万円)を使うヤク中だったマコーレーとパリスが会うことを、ジャクソン家は心配している」と報道。4月にパパラッチされた映像では、ニューヨークの路上でマコーレーがパリスのタバコの火をつけてあげたり、ハーレムにあるジャズクラブ「パリス・ブルース」で早朝4時まで遊ぶ姿などが確認され、「悪影響を受けるんじゃないか」と心配する声が上がった。

 しかし、今週に入ってパリスがインスタグラムのストーリーに投稿した、彼女の愛犬コアと戯れるマコーレーの写真は、大勢のファンを安心させた。写真から、とても穏やかな空気が伝わってくるからである。撮影したパリスの心の安定も感じられ、「マコーレーの存在が、パリスの心を落ち着かせている」と安堵する声が多数上がっている。

 確かに写真の中のマコーレーはとても穏やかな顔をしており、コアもマコーレーに甘えている。マコーレーは、スーパーマンがプリントされたTシャツにデニムシャツを羽織っており、ヘビ柄のパンツもよく似合っている。不評だったロングヘアはばっさりと切られ、ベリーショートに。清潔感に溢れた外見になっている。コアは、先月物議を醸した、パリスの「全裸で日光浴する写真」にも写っていた、彼女にとって最愛のコンパニオン。マコーレーにもとても懐いているようだ。

?

Paris-Michael K. Jacksonさん(@parisjackson)がシェアした投稿 – 2017 5月 5 4:47午後 PDT

 マコーレーは05年にマイケル・ジャクソン裁判で証言台に立った時、マイケルの子どもたちと幼い頃から交流があり、彼女たちと遊ぶのが大好きだと語った。マイケルは、絶大なる信頼を寄せていた大親友のマコーレーに、子どもたちのゴッドファーザーになってほしいと依頼。マコーレーはこの願いを受け、子どもたちとの絆を築き上げてきた。マイケルの葬儀にも、当時交際していたミラ・クニスと参列し、「いつでもそばにいるよ」とサポート。子どもたちのゴッドマザーはエリザベス・テイラーだが、11年に死去しているため、「何かあったら自分が心の支えにならなくては」と強く意識していると伝えられている。

 だが、責任感だけで交流を続けているわけではない。家族の縁に恵まれなかった彼にとって、マイケルの子どもたちは癒やしを与えてくれる大切な存在なのである。マコーレーが子役になったのは、元子役だった父親に連れられオーディションを受けるようになったからだ。ステージマネジャーだった隣人から勧められてブロードウェイのオーディションを受け、見事合格。6歳とは思えない完成された演技で高い評価を得て、ハリウッドからも注目されるようになった。

 教会の仕事をしていた父親は、マネジャーとして仕切るようになり、出演料の15%を手に入れるように。両親は未婚のまま7人の子どもをもうけたため、貧しい暮らしをしていたが、大金持ちになった。その父親の妹はボニー・ベデリア。兄妹で子役をしていたが、妹だけが才能を見いだされ、長じて『ダイ・ハード』シリーズで主人公の妻ホリー役を演じるなど女優として成功しており、この妹を見返すためにマコーレーを子役にしたのだともうわさされている。

 マコーレーが『ホーム・アローン』で世界的に大ブレークしたことで、一家は豊かな暮らしをするようになったが、本人はプライバシーと子どもらしい生活を失った。同世代の子たちとは遊べず、大人ばかりの中で完璧な仕事をし、マスコミに追いかけ回される毎日を送らざるを得なくなる。やめたくても、親は自分の収入に頼って多くのきょうだいを育てており、ファンや周囲の人たちから多大なる期待を寄せられていては、投げ出すわけにはいかない。そんな苦悩する彼の姿に、自分の幼少時代と重ねたスーパースターがいた。キング・オブ・ポップことマイケル・ジャクソンである。

 マイケルは、マコーレーに「君の気持ちはよくわかるよ。僕も同じだったから」「ネバーランドに遊びにおいで」と招待した。マコーレーは軽い気持ちで遊びに行き、そこで意気投合する。2人はなんでもわかりあえるソウルメイトのような、強い絆で結ばれた親友になった。

 心から信頼できる友人を得たマコーレーだが、その一方で、銭ゲバと化し業界から嫌われていた父親とは対立する。少しの休みも許さない父親の、「地獄のステージパパ」と称されるほどの振る舞いでオファーは激減。キャリアが低迷してきた1995年に両親は破局し、裁判沙汰になってしまう。「6人の子どもと大金を稼ぐマコーレーの親権を、どちらが手に入れるのか」「マコーレーが稼いだ1700万ドル(約18億7000万円)はどうなるのか」をめぐり、泥沼裁判を繰り広げた。最終的に裁判所は「稼いだ金はマコーレーの会計士が管理し、彼自身がどう使うのか決める」と決定。父親はマネジャーを辞め、姿を消した。

 その後も弟たちは子役として地道に活動したが、マコーレーは役者を休業して高校に進学する。17歳で結婚して2年後に破局したり、サイケな映画に出演したり、ミラ・クニスと破局後に薬物に手を出して激痩せし「余命半年」と報じられたりと、波乱に満ちた人生を歩んできた。07年には自叙伝『Junior』で父親から虐待を受けていたことを激白し、絶縁を宣言。実際、14年に父親が脳卒中で瀕死の状態になった時も、面会を拒否した。08年には姉のダコタが交通事故で死去。異母姉も薬物の過剰摂取で急死しており、世間からは「家族運が薄い」と同情されている。

 そんな彼が、純粋に“家族”としてリラックスして接することができるのがパリスなのである。パリスの身長は175cmに達し、170cmのマコーレーを優に超えているが、昨年末にパリスが公開した「マコーレーにペディキュアをする」写真や、今年4月のイースターに「マコーレーの上に乗っかる」写真からは、まだまだゴッドファーザーに甘えていたいという気持ちが伝わってくる。マコーレーも、「パリスになら何をされても許す」と構えており、2人の強い絆を感じることができる。

 パリスの生みの母親デビー・ローは乳がんで、87歳の祖母も何かと不安定。伯父伯母とは年齢が離れすぎているし、おそろいのタトゥーを彫った兄プリンスは頼れるが、父親とはまた違う存在――そんなパリスにとって、マコーレーは小さい頃からかわいがってくれた優しくて頼もしい第二の父で、気持ちをわかってくれる良き相談相手として、なくてはならない存在なのだろう。

 マイケルの命日は6月25日。彼のファンもマコーレーのファンも、この日の前にパリスが公開した今回の写真に感動している。「2人の絆はマイケルが与えたもの。マイケルの愛を感じる」「大変な時期もあったマコーレーがこんな穏やかな顔を見せるなんて、マイケルのマジックだ」などとコメントが上がっている。いつまでも2人が仲良くあってほしいものだ。

関連記事(外部サイト)