シャイア・ラブーフ、また逮捕! 10年前と同じく早朝に泥酔状態でタバコ求めて大騒ぎ

シャイア・ラブーフ、また逮捕! 10年前と同じく早朝に泥酔状態でタバコ求めて大騒ぎ

『トランスフォーマー/最後の騎士王』もやっぱり出ないし…

 奇妙で異常な行動で世間を唖然とさせ続けている熱い男、シャイア・ラブーフ(31)が、またもや逮捕された。10年前と同じく「早朝4時に泥酔状態でタバコを求めて」大騒ぎしたとのことで、世間からは「31歳になったというのに、成長しない男だ」と白い目で見られている。

 これまで何度も法的トラブルを起こしているシャイアが、また逮捕されたと全米のメディアが一斉に報じたのはアメリカ現地時間今月8日のこと。

 ジョージア州サバンナ警察が発表した詳細によると、シャイアは8日午前、道端にいた男性と警官に「タバコをくれ」と求めたが、断られ逆ギレ。周囲に女性や子どもたちもいるというのに「不敬虔な言葉や下品な言葉」を吐きまくり、あまりのひどさに驚いた警官から「この場から去れ」と告げられたものの、断固拒否。攻撃的な態度まで取り始めたが、警官が近寄るとそばにあったホテル目指して突然ダッシュ。ロビーで取り押さえられ、御用となった。

 米NBCニュースなど複数の米メディアによると、シャイアが逮捕された時間は午前4時頃で、公共の場での酩酊状態、公務執行妨害、治安紊乱行為の3つの容疑がかけられている。また、シャイアは保釈金7000ドル(約80万円)を支払い、すでに釈放されているとのことだ。

 この「シャイアまた逮捕」報道に世間は「まるでデジャブ」だと驚愕。10年前にシャイアが逮捕されたのも「酔っぱらって、タバコが欲しくなった」ことが原因だったからだ。

 2007年11月、シャイアはシカゴのドラッグストアに不法侵入した罪で逮捕された。へらへら笑う顔のマグショットが全米に公開され、「次世代を担うハリウッド俳優なのに」「スピルバーグ監督お墨付き俳優なのに」と世間をがっかりさせた。

 この逮捕について、シャイアは人気深夜トーク番組『レイト・ショー・ウィズ・デイヴィッド・レターマン』に出演した際、「21歳になったからクレイジーなことをしようと心に決めてたんだ」「映画の撮影が終了するまで我慢して。終わってからクレイジーなお祝いをすることにしたんだ。酒を大量に飲んでね。シカゴのウォルグリーン(チェーン・ドラッグストア)でさ」と冗談まじりに説明。

「午前4時に、タバコを買いにウォルグリーンへ行ったんだ。オレ、酒を飲むとタバコ吸いたくなる悪い癖があって」「行く途中、頭にニキビができてるのに気づいてニキビクリームを買ったんだけど、コスメ・コーナーで薬を選ぶオレのことを、店の警備員がニヤニヤしながら見てたんだよ。ムカついたけどニキビクリームを買ってホテルの部屋に戻った」「戻った瞬間、タバコを買い忘れたことに気づいて。また警備員にニヤつかれるとムカつくから着替えたんだよ、『また来たな』って気づかれないように。でもさ、店に行ったらさ。その警備員が『その服、なかなか似合うじゃないか』って話しかけてきたんだよ! 動揺しちゃって、思わず手にしたグミを買って部屋に戻って、『あっ、またタバコ忘れた!』って」「で、仕方ないから今度はパーカーのフードを被って店に入ったらさ、いきなり警備員に押さえつけられたんだよ。そして警察に突き出されたのさ」「不法侵入で逮捕されたけど、奴らのほうがオレを押さえつけて店から出させてくれなかったんだよ! ま、オレにうんざりして二度と来させないようにしたかったんだろうけど」と悪びれることなく饒舌に語り、MCのデイヴィッドを大笑いさせた。

 そして「マグショットを撮ってくれた人は、すごく親切な人でさ。夜が明けたらこのマグショットがニュースで流れるからって、14回くらい撮り直してくれたんだ」と説明。カメラに向かって指をさし「ありがとう、感謝してます」と余裕を見せた。
 
 シャイアは「飲酒運転は最低だけど、飲酒ショッピングも最悪だってことなんですよ」と偉そうに自己完結する一方で、「スティーヴン・スピルバーグからは電話で、『タバコは健康にも悪いが、喫煙することで風評被害を受けることにもなるんだよ。本当にバカなことをしてしまったな』って言われたよ」としょんぼり。反省するそぶりを見せた。

 子どもの頃からキレのあるトークが得意だったシャイアは、わずが10歳でスタンドアップコメディを始め、14歳でディズニーチャンネルの青春コメディ『おとぼけスティーブンス一家』に主演。頭が良かった彼はアイビー・リーグの名門イェール大学から入学許可をもらうが、進学せず俳優に専念。『チャーリーズ・エンジェル フルスロットル』(03)、『アイ,ロボット』(04)、『コンスタンティン』(05)で、類い稀なる演技力が業界で評価され、スピルバーグ監督に気に入られる。話題作『ディスタービア』(07)の数カ月後に公開された『トランスフォーマー』(07)が世界的なメガヒットとなり、大ブレークを果たす。その後もスピルバーグ監督作に出演し「大監督が認めた名優」「次世代のハリウッドスター」と呼ばれるようになった。

 そんな恩人であるスピルバーグ監督から「タバコはダメだ」と心配されたシャイアだったが、この逮捕劇の翌年、再びタバコでトラブルを起こしてしまう。08年2月には、カリフォルニア州バーバンクの禁煙地帯で路上喫煙したとして切符を切られる。翌月にこの件の予審が行われることになったのだが、指定された日にシャイアと彼の弁護士は出廷せず。逮捕状が出される騒ぎとなったのだ。

 この年は彼にとってこの上なくついてない年で、7月には衝突事故を起こし飲酒運転容疑で逮捕される。赤信号を無視したのは相手の運転手だったため、シャイアは起訴されなかったが、左手に大怪我を負い繰り返し手術を受けるハメになった。

 この事故で目が覚めたシャイアは、『ウォール・ストリート』(10)で共演した聡明で美しいイギリス人女優キャリー・マリガンと交際するようになり、「彼女がついているのなら大丈夫だろう」と世間を安堵させた。また、10年に出場したロサンゼルス・マラソンは4時間35分という好タイムで完走し、「禁煙にも成功したようだ」「もう大丈夫だろう」と世間を安心させた。

 

 しかし同年10月、「キャリーの結婚願望についていけない」と破局。11年2月に、今度はバーで喧嘩騒ぎを起こし逮捕された。この年は、ブライアン・オースティン・グリーンと結婚したミーガン・フォックスや、エイドリアン・グレニアーと交際していたイザベル・ルーカスが「自分と浮気したことがある」と暴露して世間を騒がせたりもした。

 12年になるとアイスランドのロックバンド、シガー・ロスのMVにすっぽんぽんで登場したり、アシッドというLSDドラッグでハイになる様子をツイッターで実況中継して、「正常な精神状態じゃない」と心配する声が上がるように。

 13年には短気で有名なベテラン俳優アレック・ボールドウィンと対立し降板させられたブロードウェイを、最前列で鑑賞。上演後、真っ先に立ち上がり拍手を送ってアレックから睨まれ「降板させられた作品を絶賛した」「すごい神経の持ち主」だと話題に。同年末には自分で製作した短編映画が「盗作」だと疑惑をかけられ、ツイッターで軽く謝罪。原作者の怒りが解けていないとわかると、今度は飛行機雲で謝罪の言葉を書き「バカにしてるのか」とさらなる怒りを買った。

 バッシングを受けまくったシャイアは、14年にツイッターを引退すると宣言。「オレはもう有名人じゃない」と書いた紙袋を頭から被ってレッドカーペットに登場したり、「紙袋を被ったシャイアに直接言いたいことを言える、1対1のイベント」を開催。イベントでは「攻撃される」ことを前提にインディアナジョーンズの鞭なども用意したそうだが、みんなから励まされたそうで、シャイアは「このままでいいんだ」と変な自信をつけた。

 そして14年6月、シャイアはまた酒・タバコで問題を起こしてしまう。真っ昼間から酔っぱらってホームレスを追いかけている姿がパパラッチされた夜に、泥酔状態でブロードウェイミュージカル『キャバレー』を見に行き、禁煙なのにタバコを吸い大騒ぎして逮捕されてしまったのだ。そして10月には、自分のことを「人食い男」だとネタにしたロブ・カントルのコメディソング「Shia LaBeouf」MVにカメオ出演。自虐的すぎるとファンを悲しませた。また11月には前述の1対1イベントで女性にレイプされたと突如告白。トラウマになり涙したと明かし、「本当の話?」と世間を困惑させた。

 そして、こうした数々の奇行と同時に、パフォーマンス・アーティストとしてのキャリアを邁進してもいた。ビデオカメラのGoProを使ったパフォーマンスを公開したり、15年にはコマネチ・ポーズをとりながら「夢を追いかけろ!」とハッパをかける「Just Do It!」動画がネット上で大流行した。ラッパーとしてフリースタイルを披露し始めたのもこの年で、同年11月には「テキサス州で酩酊行為で逮捕された」と報じられたが、もはや世間からは「なんでもありでしょ」と驚かれることはなかった。

 その後も、万人には理解しがたいパフォーマンス・アートを次々と発表。ドナルド・トランプが大統領に就任したことを受け「彼は我々を引き裂くことはできない!」と書かれた壁を、大統領任期終了まで延々とネットで実況中継するというデモ・アートをスタート。活動中にそばに来た男性とトラブルになり逮捕され、壁を提供していた美術館が中止を決定。その後、このデモ・アートは場所を転々としていると伝えられ、「ほかにすることはないのか」と世間から呆れ果てられたものだった。

 そんなシャイアの今回の逮捕は、10年前に逮捕されたときと同じ状況だったため、世間は「全然成長してない!」と再確認することに。逮捕を報じた米大手ゴシップ芸能サイト「TMZ」には3400を超えるコメントが書き込まれており、「明らかに精神的な問題を抱えているのに。助けてくれる友人がいないなんて本当に気の毒」「措置入院させるべき」「酔っぱらっていることもあると思うけど、彼の場合ほかに問題があると思う」と彼を心配する声が多数上がっている。

 昨年9月、米誌「Variety」のインタビューで、「子どもの頃は、スピルバーグと一緒に働くことができたら成功! みたいな考えを持ってた。名誉だの報酬だのじゃなくてね。でも、実際に会ってみたら夢に描いていたスピルバーグじゃなかったんだよ」「監督っていうより、ファッキングな会社って感じで」「何もかも綿密に計画された撮影現場でさ。『37秒後にこの台詞を言う』とか5年間もやってたら、自分の仕事って一体何なんだって気分になってくるんだよ」と激白したシャイア。

「スピルバーグと作った映画は嫌いだ。唯一好きなのは最初の『トランスフォーマー』だけ」とも明かし、「恩人を盛大にディスるなんて」と批判もされたが、一方で「押しつけられていたから、反動でこんな変な人になっちゃったのか」と同情もされていた。

 出世作『トランスフォーマー』劇場公開から10周年という記念すべき17年に、タバコがもらえず激昂して逮捕されてしまったシャイア。今秋に全米公開予定の『Borg/McEnroe』で、気性が激しく不平不満を言いまくるジョン・マッケンローを熱演しているため、「役作りの延長では?」と擁護する人もいるが、これまでの逮捕歴を見ればそうではないことは明らかだ。「だからタバコはよくないって言ったのに」というスピルバーグ監督のため息が聞こえてきそうである。

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