アメリカで超人気のトーク番組女性司会者に、パワハラ疑惑が浮上 「新品のズボンを持ってきなさいよ!」とわめき散らす

アメリカで超人気のトーク番組女性司会者に、パワハラ疑惑が浮上 「新品のズボンを持ってきなさいよ!」とわめき散らす

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 アメリカで大きな影響力を持つといわれている人気トーク番組司会者のエレン・デジェネレス(59)に、パワハラ疑惑が浮上。これまでもタブロイドに「最悪の上司」「性格が悪い」「天狗になっている」と書き立てられてきた彼女だが、今回はハリウッドだけでなくさまざまな業界での、性的暴行、セクハラ、パワハラの告発祭りで大盛り上がりしているタイミングでの報道のため、「エレンにとっての大ピンチになるかも」と心配するファンの声が上がっている。

 1958年にルイジアナ州で生まれたエレンはユーモアあふれる子どもで、20代前半からスタンドアップコメディアンとして地元のコメディハウスやクラブなどで活動を開始した。28歳の時、人気深夜トーク番組『ザ・トゥナイト・ショー』のプロデューサーがクラブで彼女のパフォーマンスを見たのをきっかけに、同番組に出演を果たす。コメディアンにメジャーデビューのきっかけを与えていたコーナーで大きな笑いをとり、司会者のジョニー・カーソンにべた褒めされたことがきっかけで、テレビ出演のオファーが激増した。そして、36歳の時に米ABC局で放送開始された念願の主演コメディ『Ellen』が大ヒット。エミー授賞式の司会者の1人に大抜擢され、全米に愛される喜劇女優となった。

 エレンは『Ellen』で演じていたキャラクターを通して、レズビアンであることをカミングアウトした。地上波で主人公が同性愛者だとカミングアウトするドラマやコメディはそれまでなかったこと、まだ世間の同性愛者に対する風当たりが強い時代だったことから、全米は騒然となった。米有力誌「タイム」は彼女を表紙にしたカミングアウト特集記事を掲載したが、「わざわざ公表しないでほしい」と叩かれたり、一部のレズビアンたちも「軽いノリでカミングアウトしないでほしい」と批判。エレンは、テレビ界だけでなく政界など多方面で強い影響力を持つ国民的司会者オプラ・ウィンフリーのトーク番組『オプラ・ウィンフリー・ショー』に出演し、カミングアウトに至るまでの経緯などを説明した。オプラを味方につけたことで、リーダー的存在を求めていたレズビアンコミュニティから絶大なる支持を得るようになった。

 だが世間の戸惑いは数年間続き、テレビ番組のオファーは途切れてしまう。その中でエレンはスタンドアップコメディアンとしての活動を続け、アメリカ同時多発テロ事件の2カ月後に開催された01年のエミー授賞式の司会に抜擢。非常にピリピリしたムードの中、見事コメディを通して人々を癒やすということをやってのけ、世間は次第に彼女を再び受け入れるようになった。

 そして03年にディズニーのアニメ映画『ファインディング・ニモ』でドリーの声を担当したことで、完全復活を果たす。同年、トーク番組『エレンの部屋』をスタート。11年に『オプラ・ウィンフリー・ショー』が終了すると「アメリカで最も影響力のあるトーク番組」と呼ばれるようになり、エレン自身も影響力を増していった。

 そんなエレンが、『エレンの部屋』でスタッフをクソ扱いしている「最悪なボス」だと伝えられたのだ。

 米大手ゴシップ芸能サイト「RadarOnline.com」は現地時間12月20日、「地獄の上司! トーク番組のスタッフたちを“下衆”扱いするエレン・デジェネレス!」というショッキングなタイトルの記事を掲載。番組関係者である情報筋の「世間のエレンに対するイメージは『みんなに優しいスイートな、とても感じの良い人』だけど」「カメラが回っていないときは、スタッフのことをまるで下衆のように扱う!」という証言を伝えた。

 情報筋によると、エレンと口がきけるスタッフはごく少数で、彼女が通る時は後ろを向かなければならないという暗黙のルールがあるとのこと。「エレンと会話することは許されていない。目を合わせることも禁じられている」「彼女は、スタッフとの番組打ち合わせさえもしてくれない」と、スタッフをゴミ扱いしていることも明かした。

 ほかにも、「彼女は自分にとって有利になると踏んだ人だけを選んで、いい顔をする」「スタッフを数人選んで、楽しい外出に誘ったりもする。これは、選ばれなかったスタッフを嫉妬させ、傷つけることが目的。スタッフの間に緊迫した空気を流すために、わざとそういうことをするんだ」と、性格の悪さも暴露した。

 美形でブロンドのエレンは、女優のアン・ヘッシュや、その後ジョディ・フォースターと結婚したアレクサンドラ・ヘディソンなど、美女と交際。04年から付き合い始めた女優のポーシャ・デ・ロッシと、08年に同性婚した。精神的に不安定なポーシャとの結婚生活はアップダウンの激しいものだとウワサされ、ここ数年タブロイドに「離婚寸前」だと報じられまくっている。

 情報筋は、ポーシャと喧嘩をしているときはエレンの機嫌が非常に悪くなるとし、「スタッフは怒りに触れたり、八つ当たりされないように避難しなくてはならない」と、この上なくピリピリした雰囲気になることを明かした。

 また、「エレンのスラックスから、糸がちょろっと出ていたことがあって。本番直前に彼女がそのことに気づいてしまい、『なんで誰も私に教えてくれないの!!』と叫びだしたんだ」「糸を切ればいいだけの話なのに、エレンは『新品のスラックスを持ってこい』と言い放った」と具体的なトラブルを説明し、「いつ彼女が爆発するのか、誰がターゲットにされるのか、誰もわからずビクビクしている」と、うんざりしたようにぼやいたことを同サイトは報じた。

 実は、エレンの性格が非常に難ありだという告発は、これまでにもあった。

 米メディアサイト「Gawker.com」は07年11月に、コメディ番組『The Ellen Show』(01)の脚本アシスタントをしていたという人物が「エレンは観客の前や、カメラが回っているとニコニコしてみんなを笑わせ、愛されるキャラを演じているが、『カット』の声がかかった瞬間、笑顔が消える。そして、脚本家チームのみんなをにらみつけ、『なんで、こんなクソみたいなジョークしか書けないわけ?』とヒスを起こす」などと暴露したことを報道。

『The Ellen Show』は、9.11の直後に放送開始されたこともあり低視聴率にあえぎ、シーズン1で打ち切られたが、エレンは「番組が打ち切られたのは自分のせいではなく、9.11のせい」だと言い、自分は悪くないと主張していたそうだ。前述の通り、この年の11月に開催されたエミー授賞式の司会を務めたことで彼女は名声を取り戻したのだが、この授賞式の脚本を3バージョン用意した脚本家たちに感謝やねぎらいの言葉はかけず、「これで業界における影響力を取り戻すことができる」とホクホク顔で、「自分のことしか頭にない身勝手な人間」だと脚本家たちをドン引きさせたと伝えられた。

 コメディエンヌのキャシー・グリフィンも、昨年リリースしたハリウッドセレブたちについての暴露本で、エレンのことを「意地悪な性格のセレブ」だと紹介。大御所であるキャシーはエレンに電話をして、「あなたの番組で、もっと女性同士がサポートし合うようなこと、できないかしら? 影響力の大きな女性同士が助け合うことは大事だと思う」と提言したそうだが、エレンは指図されたと感じたらしく「私は好きじゃない人を自分の番組には招かない主義だから」とハネつけた、と激しくディスった。

 米大手タブロイド紙「Globe」も今年3月、「エレンはとんでもない偽善者! セレブたちは密かに彼女のことを嫌っている」という情報筋の話を伝え、同時に今回「RadarOnline.com」で報じられたようなスタッフのぼやきも掲載されていた。さらに番組スタッフからの告発は昨年も報じられており、米大手タブロイド紙「ナショナル・インクワイアラー」は「要求の多いパワハラ上司」「耐えきれず辞めたスタッフもいる」と報道。「エレンは金と名誉のことで頭がいっぱい」で、スタッフに当たり散らしていると伝えた。

 人気者には、この手の「人格や性格に難あり」報道はつきもの。事実とは異なるゴシップも多く、エレンもこれまで「ビッチなボス」「パワハラ上司」と伝えられるたび、「そんなことはない」「単なるゴシップ」だと芸能誌はフォローしてきた。

 しかし、15年に法的問題を起こしまくっていたジャスティン・ビーバーを頻繁に番組に出演させたことで、「なんでこんな問題児を?」と違和感を覚える人が続出。「ジャスティンを出演させることで、若年層を視聴者として獲得しようと計算したからに違いない」「オプラとは違って打算的な人なんだ」と彼女を偽善者として見るようになった人も少なからずおり、ネット上では「火のないところに煙は立たない」という声も上がっていた。

 何かとオプラと比較されがちなエレンだが、2人の話術はまったく異なる。アナウンサー出身のオプラはゲストの話をじっくり聞きながら話を展開させるタイプで、コメディアン出身のエレンは笑いを交え、ゲストをリラックスさせることで友達トークを展開させるタイプ。どちらも見ていて面白いことは間違いないが、「何事も真剣に考えず、笑いのネタにするコメディアン」という目で見られること、宗教上の理由で同性愛者に対して嫌悪感を抱く人たちから「全米で影響を与える存在としては、ふさわしくない」と批判されており、エレンの方が槍玉に挙げられやすいのかもしれない。

『エレンの部屋』は不動の人気トーク番組だとされる。しかし、性的暴行にセクハラ、パワハラを告発する潮流が高まりきっているタイミングでのこの告発は、さすがにまずいのではないかと危惧する声もある。さらなる告発や、実名・顔出しでのパワハラ告発が続けば大ピンチになるだろう。果たしてそこまで発展していくのかどうか、今後の展開を見守っていきたい。

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