マライア、昨年大恥をかかされた年越し番組に今年も出演を発表! リベンジなるか

マライア、昨年大恥をかかされた年越し番組に今年も出演を発表! リベンジなるか

これだけ肉があれば寒くてもパフォーマンスはばっちり

 マライア・キャリーが「♯Take2」というハッシュタグを付け、昨年の大みそか、全米の人が見守る中で大恥をかかされたと憤慨していた国民的年越し番組で再びパフォーマンスすることを発表した。ネット上では「やめたほうがいいのに」「また恥をかくに決まってる」「お願いだから仕事を選んでほしい」と心配する声ばかりが上がっている。

 マライアといえば、これまでの全米ナンバーワンシングルが18曲、全世界のトータル・アルバム・セールスは約1億6000万枚という天下無敵の歌姫だ。2005年には、アメリカの国民的年越し番組『ディック・クラークのニューイヤーズ・ロッキン・イブ』に初出演した。極寒のニューヨーク・タイムズスクエアにて露出度の高いキラキラのドレス姿でライブパフォーマンスを披露、ご機嫌なマライアは熱いステージを繰り広げ「サンキュー、ニューヨークシティ! サンキュー、ディック・クラーク! ハッピーニューイヤー!」と投げキッスをし、全米を魅了した。

 だが、近年は、いささかその栄光に陰りが見え始めている。通販番組で自分に酔いしれながらジュエリーを売り込んだり、他国の独裁者たちのプライベートパーティでパフォーマンスしたり、庶民的なダイエット会社と契約を結んだり、アプリゲームの宣伝に出たり、リアリティ番組にまで手を出し、「お願いだから仕事を選んで」とファンに懇願されている。だが本人は意に介さず、12年に引き受けた国民的オーディション番組『アメリカン・アイドル』では、審査員仲間のニッキー・ミナージュと撮影中に派手に口論しまくり、これまたファンをヒヤヒヤさせたものだった。

 そんなマライアが、またもやファンに心労をかけるような発表を行った。昨年、テクニカルな問題が発生し、うまく歌えず大恥をかいた『ディック・クラークのニューイヤー・ロッキン・イブ』にリベンジ出演するというのだ。

 マライアは現地時間22日、今年の大みそかも『ディック・クラークのニューイヤー・ロッキン・イブ』でパフォーマンスすることを、番組制作会社であるディック・クラーク・プロダクションと共同で発表。パフォーマンンスを終えた直後に、司会者と一緒に18年へのカウントダウンを行う大役を担うと示唆した。この声明を読んだファンは大仰天。というのも、マライアは昨年の大みそかもこの番組でヘッドライナーを務めたものの、問題が生じて騒動に発展したからだ。

 マライアはパフォーマンス開始直後からいら立った顔で歌うのをやめ、苦笑いをしたりサウンド担当者に皮肉な言葉を発しながら歌わず、かったるそうにステージをウロウロ。ようやく歌いだしたと思ったらマイクを口から離し、口パクであることを自ら証明。世間は「マライアはもう高音が出ない」「口パクの女王だし仕方ない」「口パクもできないほど音感がひどくなったのか」と彼女を叩き、笑い者にした。

 直後、ツイッターに「ほ〜んとクソ。でも、こういうことも起きるわけよ。みんなハッピーでヘルシーな新年を迎えてちょうだい! これで2017年もニュースのヘッドラインを飾るのは私ね」と絵文字を交えながらツイート。

Shit happens ? Have a happy and healthy new year everybody!? Here's to making more headlines in 2017 ? pic.twitter.com/0Td8se57jr

― Mariah Carey (@MariahCarey) 2017年1月1日

 その後、マライアの代理人が「イヤーピース(耳に入れていたイヤホン)から音が全く聞こえてこなかった」「パフォーマンスする前からマイクも変だったし、何度も大丈夫なのかと念を押したのに、プロダクション側は何もしなかった。問題が起きていると知りながらもCMを流すなど止めずに放送し続けたのは、視聴率稼ぎのせい。ひどすぎる」「問題がいくつも重なりすぎており、高視聴率狙いでわざと仕組んだことなのではないかと思ってしまう」と怒りを爆発させた。

 ディック・クラーク・プロダクションは、マライア側が唱える陰謀説などないと弁解する声明を出し、番組を放送した米ABC局も大慌てで「何が起きたのか」分析する特番を放送。セレーナ・ゴメスなど著名なアーティストのヴォーカル・コーチを務めるロジャーが、「大勢の観客の前でパフォーマンスすると、歓声が音楽よりも大きすぎて音が全く聞こえないということが起こる。ライブパフォーマンスするアーティストが耳にイヤーピースをはめているのは、自分の耳では演奏が聞こえない時でもきちんと歌えるように、ボーカルパートだけを消した曲のバッキングトラック(インストゥルメンタル)を聞いているから。今回、マライアは会場に流れている音楽も、自分の声も、バッキングトラックも、何も聞こえない状態だった」と気の毒そうに説明にするインタビューを紹介した。

 ロジャーは「マライアは今回、パフォーマンスを始めてすぐに耳に手をやり、『イヤーピースがおかしい』というサインを出していた」「途中で少しだけ歌った場面もあったが、あれは音楽が聞こえたからではなく、低音のビートを体で感じることができたからだ」とも指摘。「他のアーティストだったら、間違いなくステージから去っていただろう。もしくは『止めろ』と言い放ったはず。でもマライアは何千人が、いや何億人がこのパフォーマンスを見るだろうと知りつつも、落ち着いて対処したのだ」と大絶賛した。

 これによって、当初の批判から180度風向きが変わり、「ニコニコ顔のダンサーたちと最後までパフォーマンスを行うマライアは、真のディーヴァだ」という声が世間からも上がるようになった。そして最終的には、「『何があってもステージを去らないわよ』という女王としてのプライドを感じることができた」と称賛されたのだ。

 この『ディック・クラークのニューイヤー・ロッキング・イブ』は、毎年大きな話題を振りまく番組ではあるが、近年視聴率的には苦戦。しかし、昨年はこのマライアのおかげで全米が番組を見たため、1月いっぱいは話題の中心となった。「問題が起きずに普通にパフォーマンスしただけでは、さほど人々の記憶に残らなかっただろう」「問題が起こってもマライアが6分近くずっとステージに居続けたからこそ、ここまで話題になったんだ」「プロダクションもABC局も大喜びしているのに違いない」と囁かれたものだった。

 そんな経緯があったにもかかわらず、「今年の大みそかも『ディック・クラークのニューイヤーズ・ロッキン・イブ』にパフォーマンス出演する」と発表したため、全米が大仰天したのである。

 今回発表されたマライアとディック・クラーク・プロダクションの共同声明は、「昨年、計画通りに行かなかったのはみなさん、ご存じの通り。でも、私たちは前に進み、ライアン・シークレストが司会進行を務める『ディック・クラークのニューイヤーズ・ロッキン・イブ 2018』でアメリカに素晴らしい夜と音楽をお届けし、一緒に祝うことにしたのです」と綴られており、「タイムズ・スクエアでお会いしましょう!」と、お気楽な言葉で締められている。

Take 2. #RockinEve #NYE ??https://t.co/Zdo8ngYNFx pic.twitter.com/qkgmJhVLlU

― Mariah Carey (@MariahCarey) 2017年12月22日

 マライアはツイッターやインスタグラムで「♯Take 2」というタグつきで、リベンジ出演することを発表。ツイッターでは応援する声が多いが、インスタグラムでは「やめたらいいのに」「また失敗させられるのでは」と心配するコメントが多い。リベンジ出演を伝えるニュースサイトのコメント欄には、「また恥をかくに決まってる」「お願いだから仕事を選んでほしい」と心配する声が殺到。「5億3500万ドル(約605億円)持つ金持ちなのに、なんでこんなことするんだろう」「恥をかかされた番組にまた出るなんて信じられない」「痩せた姿を見せたいのか?」と、あきれ返る意見も出ている。

 自身が子どもたちと住むニューヨークの一大イベントだから、出る気になったのか? 長年この番組の司会進行役を務めているライアンとは『アメリカン・アイドル』で一緒に仕事をしており、友好的な関係だから前回の件を水に流す気になったのか? 05年に初出演した時のパフォーマンスは大絶賛されたのだし、今度はそれを上回ってやろうと思ったのか? マライアがどういう気持ちで今年の大みそかもパフォーマンスすると決めたのか、本人のみぞ知るところだが、ファンを大事にするマライアなので、きっと「ファンを楽しませたい」「一緒に新年を迎えたい」という気持ちが大きいのだろう。

 当のファンはヒヤヒヤしっぱなしだが、それも究極のディーヴァであるマライアならではの醍醐味。大みそか(日本時間では元旦の昼頃)に昨年の大失態を吹き飛ばすマライアの素晴らしいパフォーマンスが見られることを、ぜひとも期待したい。

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