1D・ルイ、妻を亡くした高齢男性の「死ぬまでにやってみたいこと」をかなえる姿が感動呼ぶ

1D・ルイ、妻を亡くした高齢男性の「死ぬまでにやってみたいこと」をかなえる姿が感動呼ぶ

家族の死って、人を早く成長させちゃうのよね……

 2016年1月に長男が誕生し、所属するボーイズバンド「ワン・ダイレクション」(現在グループの活動は休止中)の中で一番早くパパになったルイ・トムリンソン。幸せもつかの間、同年12月に最愛の母親が白血病のため43歳で死去。今年3月には異父妹が心臓発作を起こして18歳の若さで亡くなるという、相次ぐ不幸に見舞われた。

 母親ジョアンナ・ディーキンが亡くなって3日後のテレビ番組には、「母が楽しみにしていたから」と予定通り生出演したルイだが、妹フェリシティの突然の死には大きなショックを受け、2日後に予定していたイベントへの出演をキャンセルした。SNSの更新も途絶えてしまい、「妹の死から立ち直るには相当な時間がかかるのではないか」とファンを心配させた。

 ルイは、妹の死から1カ月以上たった4月17日、ツイートを再開。応援してくれているファンに感謝すると共に、「数カ月の間に書いた曲の歌入れを始めた」と報告した。また、22日にはインスタグラムを更新し、「これまではヒットするような曲にしか興味がなかったけど、これからは自分が本当に好きなことをすると決めた」「自分の好きな音楽を作り、ファンに“ルイのファン”であることを誇りに思ってもらえるようにする。今日から新たなスタートを切る」と宣言。「今日を楽しみ、人生を楽しもう! 迷うことなくね」と自分に言い聞かせるように締めくくった。

 そんなルイが24日、3月7日に発売した亡き母親に捧げる新曲「Two of Us」のミュージックビデオ(以下、MV)を公開。「Richard’s Bucket List Official Video」というサブタイトル通り、「リチャードの『死ぬまでにやってみたいことリスト(バケットリスト)』をかなえてあげる」という内容になっている。リチャードとは、ルイが母親を失った同じ月に、アルツハイマー病で妻を亡くした83歳の男性リチャード・グリーン氏とのことだ。

 ルイは同日、インスタグラムで「1カ月ほど前に、リチャードという素晴らしい男性に出会った。彼にはやりたいことがいくつかあって、僕はぜひその手助けをしたいと思ったんだ」「リチャードは、つらい経験をしても笑うことを忘れずに幸せに生きようと努力する、無敵の人間なんだ」と説明。「僕がこのビデオ制作を楽しんだくらい、みんなも楽しんでくれるといいな」と新作MVに込めた思いを明かし、公式YouTubeチャンネルにてMVを公開した。

 MVは7分を超える長いもので、冒頭でリチャードがどのような人生を歩んできたのか説明される。ルイはリチャードの自宅を訪問し、同時期に愛する人を亡くした2人が遺族としての悲しみを分かち合った後、バケットリスト制覇に向けて出発する。

 リチャードは、ヘリコプターを操縦し、サーキットコースでレーシングカーを爆走させるなど、次々に望みをかなえていく。念願のタトゥーは決心がつかなかったのか、急きょルイに彫る側に回った。また、ルイと並んでローラーコースターに乗り、夜には観客で埋め尽くされたルイのライブに飛び入りして、オペラ『トゥーランドット』の「誰も寝てはならぬ」を堂々と熱唱。そばで見守るルイは優しい笑顔を見せていた。

 MVが終わりに近づくと、画面に「愛がいっぱいの心の中であなたを抱きしめる」「この人生は僕たち2人のためのものだから」という歌詞が浮かび、最後にアルツハイマー病協会、ブルーベル・ウッド子ども病院、英国がん研究所への支援/寄付を呼びかけ、終了する。

 MVはたちまち140万回再生され、「いいね!」は31万を超え、2万4,000以上ものコメントが書き込まれている。コメントは「感動した」「涙が止まらない」といったものばかりで、「シンプルだけど、素晴らしいMV」とネットでも大きな話題になっている。

 ルイがMVを紹介するインスタグラムの投稿にも2万8,000を超えるコメントが書き込まれており、ワン・ダイレクションのメンバーも反応。リアム・ペインは「信じられないほど素晴らしい」と書き込み、ナイル・ホーランは「めちゃくちゃすごいよ、Tommo(ルイの愛称)!」と称賛した。

 MVのルイは終始笑顔だが、母親の死に触れたときは暗い表情になり、つらい体験を乗り越えてないよう。悲しみが癒えるにはまだ時間がかかるだろうが、リチャードのように前向きに自分の人生を謳歌してほしい。

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