「人は死んだらどうなる?」――キアヌ・リーブスの切なすぎる回答に、質問者も10秒間沈黙

「人は死んだらどうなる?」――キアヌ・リーブスの切なすぎる回答に、質問者も10秒間沈黙

もうそろそろ釈迦になりそう

 最新主演作『ジョン・ウィック:パラベラム』の全米公開を目前に控え、プロモーションのために相次いでメディアに登場しているキアヌ・リーブス。同作で演じた殺し屋のジョン・ウィック同様、孤独な男として知られるキアヌは、ハリウッドスターとは思えぬヨレヨレの格好で公園のベンチで一人寂しく座りサンドウィッチを食べる姿や、道端に寝っ転がってホームレスと酒盛りする姿、46歳の誕生日に一人カップケーキとコーヒーでお祝いしている姿などを度々パパラッチされ、ネットでは「ロンリー・キアヌ」「サッド・キアヌ」といった愛称で呼ばれることが多い。

 そんなキアヌが5月10日、人気深夜トーク番組『ザ・レイト・ショー・ウィズ・スティーヴン・コルベア』に出演した。

 まずは『パラベラム』の撮影秘話を披露。その後、キアヌとアレックス・ウィンターが主演した映画『ビルとテッドの大冒険』の第3弾が28年ぶりに製作されるという話題にシフトした。同作では、中年になったビルとテッドのもとに未来からの訪問者が再びやって来て、「歌だけが、世界と宇宙を救うことができる。80分以内に作曲しなければ宇宙は消滅する」と言われ、主人公たちが一念発起。インスピレーションを求めて、1作目作同様にタイムトラベルする。キアヌは「地球だけじゃないんだよ。宇宙も救わなきゃならなくて」「もし失敗したら人生が終わってしまうんだ」と少年のようなうきうきした表情で、作品を説明していた。

 彼のトークを聞きながら、「なるほど」「自分の道徳心とすべての生物の死に直面する、というわけですね」と相づちを打っていた司会者のスティーヴン・コルベアは、“ビルとテッドが作曲できなかったら人類が死んでしまう”という話から、「キアヌ・リーブス、我々は死んだらどうなると思います?」と質問した。

 この質問に会場からは笑い声が上がったのだが、キアヌは一瞬にして“ロンリー・キアヌ”な表情となり、「ふー」と深く息を吐いた。そして、「我々を愛してくれている残された人たちが、我々に会いたいなぁと悲しみ、恋しがることは知ってるよ」と寂しげな瞳で返した。

 キアヌは、1993年10月に当時まだ23歳だった親友のリヴァー・フェニックスをヘロインとコカインの過剰摂取で亡くし、その5年後には恋人だったジェニファー・サイムが妊娠したものの、1999年末に死産。そのジェニファーは、01年4月にミュージシャン、マリリン・マンソン宅で開催されたパーティーの帰り道に自損事故を起こし、他界。愛する人を立て続けに亡くしている。彼が孤独を愛するのは、3人の死が引き金になったとみられている。

 複雑な家庭環境で育ったキアヌは、妹キム、そして異父妹のカリーナと、強い絆で結ばれている。そのキムは白血病を患って長年闘病生活を送っているためキアヌの精神状態が心配されていたが、昨年末にイタリアで兄妹楽しそうに過ごす姿がパパラッチされており、キムの症状は落ち着いているようだ。

 そんなキアヌの“死”に関する深い言葉に、客席からは「あぁ〜」と納得したような声が上がったのち、拍手が巻き起こった。スティーヴンは、深い言葉に感心したような、悪いことを聞いたというような少々バツの悪そうな表情を浮かべ、キアヌに手を差し伸べて握手をした。その間の10秒、スティーヴンはまったくの無言だった。

 今回のキアヌの発言について、ネットでも「名言だ」と感動する人が続出。「深すぎる」「これまでのキアヌのつらい経験を思うと切なすぎる」「今も彼らを想い、悲しんでいるんだろうなぁ」「感受性が豊かなんだろう。浮世離れしてる変人だと言われるけど、世界的大スターになっても人の心を失わない素敵な人だ」などとキアヌに寄り添う人も多数見受けられた。

 キアヌの最新作『ジョン・ウィック:パラベラム』は今月17日に全米公開、日本では10月に全国ロードショーが予定されている。

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