テイラーvs米音楽界の大物マネジャー、マネジャーの妻や元レコード会社役員がテイラーのウソを暴露

テイラーvs米音楽界の大物マネジャー、マネジャーの妻や元レコード会社役員がテイラーのウソを暴露

被害者ビジネスにハマって、もはやウソついている自覚もなさそう……

 プリンセスのような美しい顔立ちで、テイラー軍団と呼ばれるほどたくさんの女友だちを持ち、男性遍歴も華やか。作詞作曲を手掛けた「we were never ever getting back together」「Shake It Off」は世界的なヒットとなり、「すべてを持っている歌姫」とチヤホヤされてきたテイラー・スウィフト。

 そんな彼女のイメージが崩壊したのは、今から3年前のこと。2009年に「MTV ビデオ・ミュージック・アワード」で、テイラーの受賞スピーチを妨害したラッパーのカニエ・ウエストが16年にリリースした曲「Famous」で、テイラーのことを「オレが有名にしてやったビッチ」と呼び、物議を醸した。カニエは「事前に本人から了承を得ているから大丈夫」と説明したが、テイラーは「知らない。了承を求める電話なんてかけてこなかった」と批判したのだ。

 これに激怒したカニエの妻キム・カーダシアンが、「テイラーが歌詞の説明を受けて了承している」電話の音声を公開し、テイラーのウソが判明。大バッシングを受けたテイラーは、「Famous」のミュージック・ビデオに自分にそっくりな人形を全裸で登場させたことはリベンジポルノだと主張。あくまで自分は被害者だとアピールしたが、「被害者ぶることで同情と人気を集める、したたかな女」というイメージが拭えなくなった。

 テイラーはこのことを根に持っており、カニエやキム、そしてカニエのマネジャーを務めるスクーター・ブラウンを敵視してきた。ジャスティン・ビーバーやアリアナ・グランデら数多くの人気アーティストを手がける敏腕マネジャーのスクーターが、“テイラーいじめ”を指揮したと思い込んでいるのだ。

 そのスクーターが現地時間6月30日朝、テイラーが昨年まで所属していたレコード会社「ビッグ・マシーン・レーベル・グループ」(以下、BMLG)を3億ドル(約320億円)で買収し、同社が所有する全アーティストの原盤権を買い取ったと明かした。

 テイラーは 16歳だった06年当時、BMLGと12年契約を結び、歌手デビューを果たした。昨年11月に契約が満了した後は、ユニバーサル・ミュージック・グループ(以下、UMG)に移籍。8月にUMGから発売予定のアルバム『Lover』以前にレコーディングした曲の原盤はBMLGが所有しており、スクーターはそれを手に入れたことになる。

 このことをニュースで知ったテイラーは大激怒。短文ブログ「Tumblr」に、長年自分が生み出した作品の所有権獲得に努めてきたが、うまくいかず、BMLGに原盤を置き去りにしたと説明し、「スクーターにその原盤が買収されたことを知ったのは、みんなと同じタイミングで、事前には知らされなかった」とつづった。続けて「スクーターといえば、『Famous』騒動などの巧みなやり方で自分をいじめてきた男。その男に作品を奪われたということは、自分にとって最悪のシナリオである」とし、スクーターだけでなくBMLGのCEOスコット・ボーチェッタへの不快感をあらわにし、今回の件を強く非難した。

「BMLGが、いずれ誰かに自分の作品を売却するだろうと思ってきたが、自分の“音楽遺産”を壊そうと企む人間の手に委ねられてしまうなんて悪夢」
「私がスクーター・ブラウン、スコット・ボーチェッタという名を口にする時は、泣いているか、泣くのを我慢しているか」
「関わりたくない(と思っている)女性を、永久的にコントロールしようとするなんて」

 テイラーは最後に、「スコットが手に入れたのは私の過去。未来じゃない。今のレーベルは、自分が作ったものの所有権は自分が持つべきと信じてくれている」とUMGをよいしょし、「新作アルバム『Lover』は8月23日に発売」と宣伝して、スクーターとBMLGに対する非難声明を締めくくった。

 このテイラーの声明に激怒したのが、スクーターの妻ヤエル・コーエン・ブラウン。すぐさまテイラーへの非難メッセージをインスタグラムに投稿した。

 ヤエルは、「内輪の恥をさらけ出すなんて、今までしたことなかった。でも、夫への攻撃には我慢できない」と前置きした上で、「まず事実関係をはっきりさせましょう。あなたは自分の原盤を買い取る権利を与えられたのに、パスした。自分よりも自分を信じてくれた人(BMLGのCEO)のことを、不快だなんてよく言えるわね。(BMLGの)株主であるあなたのお父さんは、この買収を事前に知らされていたはず。あなたも報道される前に(BMLGのCEOから)個人的に知らされていたでしょう」とテイラーのウソを指摘。

 続けて、「あなたの口から“いじめ”なんて言葉が出てくるとはね」「あなたが“摘んだ花がしおれると捨てる”ように、友だちを作っては捨てる様子を世間は見ているのよ」「私の夫がいじめをするなんて、とんでもない」「あなたは“良きお手本”となるべき人物なのに、“いじめのお手本”をし続けているわよね」と、強い言葉でテイラーを責めた。

 そして、「スクーターは(原盤を取得したことで)これからテイラーと一緒に働けることを喜んでいた」「それなのに、テイラーは自分の思う通りにならなかったからかんしゃくを起こし、恥をさらした」と原因はすべてテイラーにあるとし、「彼はあなたを信じ、あなたを応援しているのよ。あなたが私の夫と同じように、自分を愛し信じることができるように、切に願うわ」と憐れむようにつづった。

 そして最後に、「お願いだから、自分のファンをコントロールして。私たちの生活や、子どもたちを巻き込まないで。あなたが今回どんな線を越えたのか、まだ知らないでしょうけれど、そのうちわかる日が来るわ」と、テイラーのファンが暴走し、迷惑を被っていることを示唆。「ファンを巻き込まず、オープンに話し合うことを願っているわ。この問題はTumblrでは解決しない。ぜひ電話をください」と締めくくった。

 「Famous」騒動同様に、宿敵の妻からウソを暴露されてしまったテイラーだが、彼女の代理人は「テイラーの父親は、BMLGの株主の1人にしかすぎない。25日に株主への電話連絡があったけれど、テイラーの父親は取締役会には参加していない。秘密保持契約上、詳しくは言えないけれど……」「テイラーは起床して(BMLGのCEO)スコットからのメールを読む前に、ニュースの記事を読んで、今回の買収を知った。スコットは、事前に電話で連絡はしてこなかった」と、父親もテイラー自身も事前に電話連絡は受けていなかったと断言。しかしながら、テイラーへのメールによる直前通達はあったことを示唆した。

 ヤエルの非難の2時間後、今度はBMLGの取締役エリク・ローガンがTwitterに、テイラーに向けたメッセージを投稿。「あなたが過去の事実を書き換え、真実を歪めていくのを、指をくわえて見ていることなんてできない」と怒りをあらわにし、自分に都合が良いように事実を書き換え、世間に自分は被害者だと信じ込ませようとするテイラーの行動こそいじめそのものだと主張。「本当にいじめをしているのは、おまえだ!」「おまえは力を失いつつあり、輝きも鈍くなっている。だからいじめを仕掛けるんだ」と、テイラーの人気の陰りを指摘しながら言い放った。

 BMLGのCEOスコットも、レーベルの公式サイトに株主への事前電話連絡の時系列を明かし、「テイラーには個人的に、6月29日の午後9時6分にメールを送っている。報道前に知らせるために」と断言し、メッセージの全文も掲載した。

 なお、エリクのツイートは、激怒したテイラーファンに「おまえ、誰だよ!」「消えろ!」「うざい!」などと書き込まれ、大炎上。現在は削除されている。

 SNSでは、テイラーを支持するセレブもいれば、スクーターを支持するセレブもおり、まさしく大混乱。ネット上では、「新曲が初登場第2位で、トップになれなかったし。テイラーも必死なんでしょ」「まさしく炎上商法」「自分がどれだけ落ち目なのかをさらけ出しちゃって」「テイラーのイメージがますます悪くなった」と、テイラーへのバッシングが巻き起こっている。

 今回の騒動は、アーティストとレーベルの契約内容や、原盤の所有権など商業的に複雑な問題も絡んでいるため、まだまだ長引くだろう。エンタメ界は当分この話題で持ちきりとなりそうだ。

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