カミラ王妃、伝統的な“女官”の役職を廃止 王室の近代化を目指す

カミラ王妃、伝統的な“女官”の役職を廃止 王室の近代化を目指す

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カミラ王妃が、王室の伝統である“女官”の役職を廃止することが明らかになった。王妃は王室の近代化とスリム化を目指すことから、代わりに6人の女性アシスタントを任命した。新たな役職に就くアシスタント達は、今後主に王妃の公式行事での手伝いをすることになる。以前と同じく給与は支払われず、経費のみが支給されるという。


バッキンガム宮殿が現地時間26日、カミラ王妃の新たな女性アシスタント6名の名前を発表した。王妃は王室の近代化を目指し、古くからの伝統である“女官(レディ・イン・ウェイティング)”という役職を廃止し、代わりに“女性アシスタント”を任命したのである。

女官とは中世の時代から続く伝統で、王室の女性メンバーの起床から着替え、日常生活の付き添いなど、身の回りの世話を担当する人物だ。多くの場合が貴族出身の女性が選ばれ、王族女性の伴侶や助言者、秘書といった役割までを兼ね備える。そのため、使用人とは別の立場にある。

生前のエリザベス女王と妹マーガレット王女の女官達は、公務や海外ツアーなどにも同行するなど、王室での重要な役目を果たしていた。

そして今回、カミラ王妃の新たなアシスタントとして宮殿によって指名されたのは、王妃の親友レディ・サラ・ケズウィック(Lady Sarah Keswick)、英貴族院議員のカーリン・チゾルム男爵夫人(Baroness Carlyn Chisholm)、サラ・トロートン氏(Sarah Troughton)、ジェーン・フォン・ウェステンホルツ氏(Jane von Westenholz)、インテリアデザイナーのフィオナ・ランズドーン侯爵夫人(Fiona the Marchioness of Lansdowne)、レディ・カサリン・ブルック(Lady Katharine Brooke)という6人の女性達で、全員が王妃に対して忠誠を誓っているという。

“女官”という肩書きが“アシスタント”へと近代化すると同時に、役割の内容もスリム化することになる。今後は公式行事で王妃の手伝いをするのが主な仕事で、メールの返信などの通信業務や、スケジュール管理などには関与しない。従来の女官と同様に給与は支払われず、経費のみが支給されるという。

新たなアシスタント達は、来週カミラ王妃が主催する、女性へのDVなどに反対する活動家を招いたレセプションパーティで初仕事を行う予定だ。

英紙『The Sunday Times』が取材した王室関係者は、「カミラ王妃は女官を望まず、必要ともしていなかった。王妃の仲間は、異なる役目を担うことになる。彼女達は王妃のサポートと友情を提供するために存在する。非常に忙しい一日の終わりに、長年の友人がそばにいるのは良いことだ」と話している。

画像は『Clarence House 2022年7月19日付Instagram「The Duchess of Cornwall visited Charlestown School in St Austell,」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

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