ビヨンセ父「乳がんは決して女性特有の病気ではない」 自身も7月に手術

ビヨンセ父「乳がんは決して女性特有の病気ではない」 自身も7月に手術

ビヨンセ父「乳がんは決して女性特有の病気ではない」 自身も7月に手術の画像


米出身歌手ビヨンセの父親で、「デスティニーズ・チャイルド」のマネージャーを務めたことで知られるマシュー・ノウルズ氏が、「乳がん啓発月間」の10月に入ってまもなく米ABCの朝の情報番組『Good Morning America』に出演、自身が乳がんと診断されたことを告白した。

ノウルズ氏は今から2か月ほど前、自身のTシャツに血痕が度々ついていることに気付いたという。そのことを夫人に相談すると「シーツにも血痕がついていた」ことを明かされたため、すぐさま医師の診断を仰いだそうだ。その後、血液検査、マンモグラフィー、超音波検査、針生検を経て、最終的に乳がんの診断が下された。

幸いにもノウルズ氏の乳がんは“ステージ(病期)1A”の初期段階で、手術は7月にすでに終えたとのこと。その際の遺伝子検査で“がん抑制遺伝子”の1つであるBRCA2に変異があることを知らされたという。それは男性の場合、乳がん、前立腺がん、膵がん、メラノーマ(悪性黒色腫)への高いリスクがあることを意味するそうだ。

ノウルズ氏はがん発症のリスクを少しでも下げるため、ほくろの除去を行ったり、早期発見のためにMRI検査などを受けており、来年1月にはもう片方の乳房の切除手術を受ける予定だという。また前妻ティナさん、そしてティナさんとの間にもうけたビヨンセとソランジュにも病気のことを告げ、彼女達もすでに検診を受けたことを明かしている。

ノウルズ氏は自身の経験を通じ、乳がんは決して「女性特有の病気」ではないことを知ってほしいと述べ、これからは男性でもすすんで検診を受けられるような社会へと変えていく必要がある―と声高に主張した。

ちなみに乳がん専門の外科医ジョン・キルク氏(John Kiluk)によれば、女性の乳がん発症率が8人に1人の割合なのに対し、男性の乳がんは稀で米国では年間2000〜3000の症例しかないそうだ。『BreastCancer.org』は今年新たに2670人の男性が乳がんと診断されると見込んでおり、男性が生涯で乳がんに罹患する確率は883人に1人であると報告している。また男性の発症率が最も高い年齢は60歳〜70歳前後、白人男性と比較すると黒人男性の発症率の方が高いことも分かっている。

「乳がん啓発月間」の10月は、乳がんの早期発見や自己触診に対する意識を高めるキャンペーンなどが米国各地でも行われているが、ビヨンセの父マシュー・ノウルズ氏が男性患者の立場で自らこの病気について語ったことは、同じ病気に悩む男性にとっても大きな励ましとなったに違いない。

画像は『Mathew Knowles 2019年10月1日付Instagram「I’ll be on @goodmorningamerica tomorrow making a special announcement.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)