エリザベス女王にまた悩みの種 孫が中国のCMに出演「王室の敬称を無断使用」と非難受ける

エリザベス女王にまた悩みの種 孫が中国のCMに出演「王室の敬称を無断使用」と非難受ける

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ピーター・フィリップスさんはエリザベス女王の長女アン王女とマーク・フィリップス陸軍大尉の長男で、女王にとって最年長の孫である。現在王位継承15位で貴族称号は与えられておらず、王室公務なども行っていない。ピーターさんを宣伝に起用したのは、中国の上海を拠点とする食品コングロマリット(複合企業)光明食品集団の子会社「光明乳業」だ。高品質の乳製品を製造販売し、国内外から高い評判を得ているという。

宣伝する牛乳は、英海峡南部に位置するチャンネル諸島の1つで英国王室属領であるジャージー島原産の乳牛から搾取したもので、濃厚なジャージー牛乳として知られる。ピーターさんは「ジャージー牛乳を中国に紹介するプロジェクトに参加できるのは名誉なこと」「成功を祈っている」と語ったそうだ。

話題のCM映像では、ロングリートハウス(1580年に完成した英国のマナーハウス)と思われる豪華な邸宅と庭園が映し出され、女王専用の馬車のレプリカまで登場する。邸宅の内部では執事が牛乳をトレイにのせて運んでくる。窓の外には上海の高層ビルが立ち並び、優雅な部屋でくつろいだピーターさんが牛乳を飲むという設定だ。

最後には牛乳が入ったグラスを持ったピーターさんが、カメラに向かって「これが私の飲み物です」とにっこり。映像の片隅には中国語の「英国王室メンバー、ピーター・フィリップス」という文字と彼自身のサインが映る。途中にはジャージー牛が草原で牧草を食べるシーンも挟まれている。

このCMが英国内で話題になった翌日の1月21日、元内務大臣で枢密院メンバーのノーマン・ベイカー氏が懸念を示した。「王室」の敬称使用権は内閣府の王室敬称部(royal names team)によって厳しく規制されており「使用するには許可が必要である。もし無許可で使用していれば違反行為にあたる」として、内閣官房長官に調査を要請した。ベイカー氏は「王室の名を宣伝活動に使用することは固く禁じられている。このような形で王室の名が使用されるのは今すぐ止めるべきだ」と強く批判した。

ピーターさんはこの撮影について、ウィンザー城で過ごした幼少時代を思い出すと語ったそうだ。酪農を行うウィンザーで牛の群れを見ながら育ったというピーターさんは「乳牛から搾取した牛乳は濃厚で、格別な風味にあふれていた」と言い、上海での撮影については「世界を旅することができて幸運だ」と大変喜んでいたという。

ピーターさんは2008年にカナダ人の経営コンサルタント・オータム・ケリーさん(41)と結婚。夫婦は結婚式の写真を英誌ハローマガジンに売却し、およそ100ページにわたる大型特集が組まれた。写真の売却価格は推定50万ポンド(約7,170万円)とも噂された。

画像2枚目は『?日頭條 2020年1月21日付「英國女王長孫從未獲得皇室頭銜,卻利用王室身?在中國拍廣告圈錢」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)