「“リリベット”はあまりにも不敬」ヘンリー夫妻の長女の名で波紋

「“リリベット”はあまりにも不敬」ヘンリー夫妻の長女の名で波紋

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ヘンリー王子夫妻が、第二子の長女に付けた「リリベット・ダイアナ・マウントバッテン=ウィンザー」という名前が議論を呼んでいる。

ミドルネームの「ダイアナ」は言わずもがな、ヘンリー王子の亡き母ダイアナ・スペンサーから取られたもの。兄ウィリアム王子の長女シャーロット王女のミドルネームにも、同じく「ダイアナ」が入っている。問題はファーストネームの「リリベット」だ。

王室の伝記作家アンジェラ・レヴィンはGood Morning Britainに出演し、「良いアイディアとは言えませんね。女王陛下に対してあまりにも不敬だと思います。(最近では)亡くなって間もない夫だけが使っていた非常にプライベートなあだ名です」と批判。

Page Sixによると、「リリベット」はエリザベス女王がまだ幼く、自分の名前が発音できなかった頃に、「エリザベス」の代わりに「リリベット」と自称したことに端を発するという。かつては祖父母や両親から、そして今年亡くなった夫、エディンバラ公フィリップから、深い愛情と共に口にされてきた特別な名前として知られている。父王ジョージ6世は2人の娘を称して「リリベットは私の誇り、マーガレットは私の歓び」と語ったと伝えられている。また、王室ジャーナリストのケリー・ハートグは、「女王は4月のフィリップ王配の葬儀で、彼の棺に捧げた手紙にリリベットとサインしていた」と米国・NBCへの寄稿に綴っている。女王をリリベットと呼べる人物は、もうこの世には存在しない。

ヘンリー王子とメーガン妃は自ら王室を離れ、米国のテレビ番組で王室批判を繰り広げた。そんな2人が、なぜ自ら背を向けた王室の長の愛称を娘に与えたのだろうか。Twitterでは「なんて美しい名前!」と賞賛の声が上がる一方で、「なぜ辛い目に遭わされて逃げ出した家族の名前を付けるんだ?」という疑問も噴出している。

NBCへの寄稿の中で、前述のハートグ氏は「私に言わせれば、ハリーとメーガンはバンドエイドを使って銃創を治療しようとしているようなもの。ハリーは『ねぇ、おばあちゃん、あなたが今僕に腹を立てているのはわかってるよ。だから、あなたのものすごくプライベートなニックネームを、僕らの赤ちゃんに付けることでパブリックドメインにしようと思ったんだ』とでも言っているかのようです。この決断は、良くて“無神経に見える”だけですが、最悪の場合、“何の努力もせずに無理矢理和解しようとする皮肉な試み”だと捉えられるでしょう」と手厳しく批判している。

実際、王室を批判しながらも、堅持した「王子」「妃」の肩書で巨額の富を得ようとする夫妻には冷たい視線が注がれている。フィリップ王配の葬儀ではアン王女やエドワード王子から無視され、英国内では称号を返上させようとする署名運動も起きているほどだ。そんな逆風を何とか押し戻そうと、女王にすり寄る材料が今回の名付けだったのではないかとの憶測もある。

バッキンガム宮殿は公式声明として「女王、プリンス・オブ・ウェールズ(チャールズ皇太子)コーンウォール公爵夫人(カミラ)、ケンブリッジ公爵夫妻(ウィリアム王子&キャサリン妃)は、サセックス公爵夫妻に娘が生まれたとの報に際し喜んでおります」とのコメントを発表。「リリベット誕生」に対する女王個人の感想はまだ聞こえてこない。

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