焼き印まで押された誘拐事件の“被害者”が狂言だったと告白

焼き印まで押された誘拐事件の“被害者”が狂言だったと告白

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2016年11月、米カリフォルニア州シャスタ郡で、シェリ・パピーニ(39)という名の女性がジョギングに出たきり忽然と姿を消した。

保育園へ子どもを迎えに来なかったことから夫が捜索願を出し、大規模な捜索活動が行われたが、3週間後に自宅から200キロ以上離れた州間高速道路脇で発見された。

発生当時は、連日メディアを賑わせた事件だったが、今年4月12日になって、被害者であるパピーニ本人が「誘拐はすべてでっちあげだった」と告白し、再び耳目を集めている。地元メディアSacramento Beeなどが報じた。

パピーニの弁護人は司法取引に応じ、連邦職員に対する虚偽の申告と郵便詐欺の罪を認めた。またCNNは、パピーニが弁護人を通じて発表した以下の声明を伝えている。

「自分の行動を深く恥じており、家族や友人、私の作り話で不必要な苦しみを味わってしまった全ての善良な人たち、そして私を助けようと懸命に働いてくれた人たちに対し、心からお詫びを申し上げます。自分のしたことを償うために、残りの人生を捧げます」

CNNによると、パピーニは事件当時、警察の聴取に対して「マスクをつけた2人のヒスパニック系女性に誘拐され、焼き印を押されて、クローゼットに鎖で繋がれていた」と話していたという。

実際、彼女の右肩にはかすれた焼き印があり、全身に打撲や火傷、縛られた痕などが残されていた。

しかし、捜査で次々と矛盾が明らかとなり、FBI捜査官は誘拐が狂言だった証拠をパピーニに突きつけ、捜査官を欺くことは犯罪だと警告。The Guardianによると、2020年8月の時点でもパピーニは嘘をつき続けていたという。

実際は誘拐などされておらず、誘拐されたように見せかけて姿をくらまし、過去の交際相手の家で密会を楽しんでいただけだったと、The Guardianは報じている。

パピーニは、カリフォルニア州の被害者補償委員会から3万ドル(約370万円)もの見舞金や、GoFundMeを通じて寄付された5万ドル(約600万円)近い支援金などを手にしている。

郵便詐欺の罪は、支援金として集まった金銭をだまし取ったことに適用されたようだ。

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